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王召喚  作者: FAKE
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謁見の間6

イ「ついでにカインもきなさい、今までの訓練の成果を見せなさい。」


カインは「はっ分かりました。」と言いながらイリスの前方5m程に立ち腰の鞘から剣を右手に構え左手に盾を構える「魔剣チョッピリ、魔盾タップリ」と言うとアリアは噴き出す「何ですかその名前は私を笑い殺すつもりですか?」と言いながらエルムを見る。


カインは視線をイリスからエルムに向けて「そうですよ陛下、何故私達の装備は変な名前で自分達のはカッコいいというかまともな名前なんですか?酷いじゃないですか。」


エルムは普通に「んー狂化したら普通にヤベエ武器だし使うのを躊躇う名付けしたんだよ。」


ザルドとバルドは目を合わせて「そんな理由でかよ」と呟いてる。


カインはエルムに目を向けたまま突然イリスに突進して盾をぶちかます「シールドアタック」がイリスの正面に当たった盾はカイン毎はじき返し二歩後退する、盾を左下に下げ剣を正面に掲げて再突進「スラッシュ」とイリスの目を狙い突っ込む、が剣先が欠け腕毎体もはじき返されて終わる。


それを見ていたエルムとアリアは目を合わせて同時に「えげつない」とつぶやいていた。


イ「貴方は見た目優男風なのに、やることは汚いって言うか卑怯って言うかえげつないって言うか実戦主義なのかどうなのか迷うわね。私の正面に立っていて隙をつけるって思うのが間違いだけど、目を狙うのは良かったけど狂化してたら目も守られてるのよね。」


アリアはエルムほ見ながら「カインさんってそんな感じだったんですか?」エルムは頷き「カインは普段はいい人風でザバルドは蛮族風な感じだけど戦闘になるとカインはえげつないな、盾を使う時点で盾で受け流し相手の体勢を崩して剣で切り裂く戦いになるだろ?ザバルドは正面から力技で突いたり斧でバッサリ両断とか正直な戦い方なんだよ。」アリイは「へーー」と感心する。


エ「かなり意外かもしれないけどザバルドって紳士っぽいんだよ。」


カインは剣先が欠けたことも有りエルムとイリスに言われたことも有り落ち込みながら「そこまで言うこと無いでしょう。」と涙目になっていた。


ザバ「俺達の名前を纏めないでくだせぇ。」


エ「じゃールド兄弟で」


ザバ「それでいいです」


イリスは「牙竜爪竜」と言うと装備が解除され元の白い長袖、パンツの姿に戻った。


ア「あれどうなってんですか?陛下達の装備したり解除したりとか。」


エ「嫁らなったんだからそろそろ陛下は辞めようか。」と言ってアリアにキスをする。アリアは顔を赤くしながら抱き着く。


エ「あれは俺の作った魔道倉庫を使ってんだよ、ペットを入れてるズウや装備や素材の入ってる倉庫から直接装備する仕組みにしてるんだ、アリア達にも渡してるマジックバッグのバッグ無し倉庫って感じだな。」


ア「あの黒いモヤモヤみたいなのですかアナタ。」


エ「急に言われると照れるがそうだな、自動で装備される仕組みにしたのは鎧や武器が必要な緊急事態に着こむ時間になんてないからな。」


ア「私にはそーゆー装備はないんですか?」


エ「もう渡してるだろ、その黄色いペンダント」


アリアは胸のペンダントに触りながら「これってアナタの家に入れるだけじゃないんだすか?」


エ「説明してなかったか・・・敵意を感じると結界で守られる様にしてるんだよ、料理長や管理官とかのも色違いで渡してる、そうそう襲われることも無いだろうが死なれても困るしな。」


ア「それで風呂でも外さずずっと付けてろって言ってたわけですか。」


エ「そうそう、美味い飯を作る奴は正義だ、管理官も面倒な役目任せてるのに強盗とかに襲われて死ぬとか居なくなると困るしな。」


ズ「私のもで御座いますか?」と尋ねる。


エ「当然だろう、俺の金庫番で狙われるとか有るかもしれないのに何の防備もしないとか無いだろ。


ズ「知らなかったとはいえありがとうございます。」と一礼。


ザバ「俺達には無いんですかい?」


エ「戦闘職が結界で守られてたら攻撃にならないだろう」とばっさり切り捨てる。


エ「その魔装備も破格の性能してんだけどなぁ、よし文句有るみたいだし取り上げよう。」とにっこり。


バザ「文句なんて有りません、文句言ってたのはカインだけです、取り上げるのならカインのだけにしてください。」いつもと違い丁寧に懇願する。


カ「ちょっ待って二人もそんな理由でとか文句言ってただろう、私だけのせいにするなよ。」と怒り気味に言う。


バ「いーや俺達は文句言ってない、魔槍プスンなんていかにもプスンと刺さりそうでいいじゃないか。」


ザ「そうだよな魔戦斧バッサリなんていかにも敵をバッサリ切り捨てられそうでいい感じだよな。」


エ「えー気に入ってるのかぁ、じゃー他の変な名前に変えるか?何がいいかなぁ・・・」と天を見ながら考える。


バ「だから気に入ってるんですから変えなくていいんですよ。」


ザ「そうそう今更名前変えられて緊急事態に間違えて狂化出来なかったらどうするんですか?」


エルムは不満そうに「そうかぁ?まーじゃーそのままにしとくか・・・」と不満そうに言う。


エ「まーそれはおいおい考えるとして最後にザルド何を謁見する?」


ザ「名前はもう考えなくて確定としましょうや。」


















































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