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王召喚  作者: FAKE
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謁見の間5

エルムは裸にもどった為に服を着なおしているがアリアは涎を垂らす勢いで着替えをガン見している。


エ「そーいやアリアの服はどうする?俺達とお揃いのを仕立てるか?メイド服のままじゃマズイだろう。」


アリアはガン見しながら「私はこのままでも構いませんが、メイド服はお嫌いですか陛下?」


エ「別に嫌いってわけでもないが他のメイドと同じってのもな、ズフェロ俺達と同じ素材で白を基調としたメイド服を仕立ててくれ。」と着替え終わり玉座に座りながら言うと二人は膝に腰かける。


ズフェロは礼をしながら「畏まりました早急に手配いたします。」

 

ア「でも私のサイズは?」


ズ「他のメイドの方も陛下王妃のサイズも把握しております。」


ア「なんで知ってるのよ?メイド服は私が手配してたよね。」


ズ「私は家令でございますので、パッドを入れてFランクにしているポリンさんの素のサイズも把握しております。」


ア「ちょっあの娘パッド入れてたの?知らなかったわ・・・じゃーFじゃなくて素はいくつなのよ?」


ズ「さすがにここでそれを申し上げるのは憚られますので秘密ということでお願いします。アリアさんはBランクで御座います。」


ア「なんでポリンのは秘密で私のはばらすのよ」ププしながら言う。


エルムとイリスは噴き出している。


バルドも噴き出しながら「陛下そろそろいいですかい?」


エ「ああバルドも何か有るのか?」


バ「さっき言ってた王妃の最強装備ってのを見せて欲しいと思いまして。」カインも「そう言えば」と頷く。

                                  ソウリュウ 

イ「別にいいわよぉ」と立ち上がりウイルをエルムに預け二歩前に出ると「爪竜」と言うと輝くことは無く拳から肘までと足先から膝までを覆う白い骨の様なガントレットとグリーヴ姿のイリスが現れる、肘と膝の先には10cm程爪が伸びていた。


バ「ほぉぉ俺達の装備と違って金属じゃなくて骨ですかい、爪竜ってことは成竜の爪を?」


エ「いや王竜の爪だよ、俺の杖は王竜の角を使ったしな、せっかく貴重な王竜の素材が有るんだしと思ってな。」


バ「陛下のアレを杖と呼ぶのは正直どうかと思いますが、杖って言いながら先端に穂先が付いてまるで槍じゃないですか。」


エ「なんかただの杖より穂先付けた方がカッコいいかなって思ったんだよ、大体俺は魔導王だから杖でいいんだよ。」


バ「分かりましたよ、もうその辺には追及しませんよ、王妃のは武器だけですかい?鎧はないんですかい。」

       ガリュウ

イ「有るわよぉ、牙竜」と言うと全身を白い鎧が包み込みこんだ。イリスは両手をグルグル回し軽くジャンプして鎧の具合確かめる「問題無いようね」そして拳を握りしめると拳部分と足先から爪が30cm程伸びた。


バ「王竜の牙ですかい、確かに王竜の爪と牙なら最強装備ってのも頷けますわ。」


イ「あらぁコレで終わりじゃないわよぉ、貴方たちの魔装備みたいに狂化出来るわスカルドラゴン」と言うと肘と膝から伸びていた角が40cm伸び、白かったその鎧は黄金のオーラを放ちはじめた。

 


イ「これがどんなものか試してみる?」と悪戯っぽく笑う。


バ「いいんですかい?」にイリスは頷く「本気でかかってきなさい。」


バルドは背に背負っていた槍を構え叫びながら突進する「ヘキサスラストォォォォ」本来は六連撃の

はずが胸に向けた一撃目ではじき返され後退する、イリスは平然としたまま怒った様に「本気で来なさいと言ったわよ、狂化もしないでしかも弱者同士で使う様な連撃とか私を舐めてるの?」弱者同士とはいっても規格外のイリスと牙竜でなければ普通に致命傷になる一撃なのだかバルドは諦めた感じで「魔槍プスン」と唱えると手にした槍は蒼く鈍く光る。


バルドは「おぉぉ」と突進に槍を突き出す渾身の一撃を放つ、何の技でもなくただの全力の一撃を。


イリスは仁王立ちのまま受け止めバルドははじき返され膝を着く、イリスはザルドに向き「貴方も全力でかかってきなさい」と笑顔で言うとザルドは覚悟を決めた様に「ふーっ」と息を吐き両手斧を構える「魔戦斧バッサリ」構えた両手斧が鈍く蒼く光りザルドは突進する「おらぁぁっ」と叫び右上に掲げた両手斧をイリスの左手に振り下ろす。


イリスは全力で振り下ろされた両手斧を左手で軽く受け止め「本気で来なさいって言ったのに、腕狙いとかふざけてんの?どいつもこいつも舐めた真似をして・・・斧で本気で狙うなら首でしょ、たかが腕一本落としたくらいじゃ誰も止められないでしょ!!」


イリスの後ろでアリアがぼそっち尋ねる「陛下腕を切り落とされて誰も止まらないって本当ですか?」


エルムもぼそっとアリアにだけ聞こえる様に「ゾルドのは腕から身体毎叩き切る力技が主体だしなぁ、盾持ちでも盾毎一身両断するし、普通は腕切り落とされたら降伏か絶望しかないぞ、降伏が許されなくても降伏しかないだろうなぁ」と遠くを見ながら言う。


ザルドは再び距離を取り「んじゃいきますぜい!!」と突進し飛び上がり全体重をかけてイリスの首を狙う・・・全力の一撃は両手斧にひびが入りザルド毎はじき返されて倒れる。


イ「今のはいい一撃だったわ、私でなければ首は刎ねられてたでしょうね。」と満足気に言うのだが、当のザルドはひびの入った両手斧を抱えて落ち込んでいる「俺の愛斧がぁぁぁ・・・」


イ「せっかくいい一撃をしたというのに、メイン武器がなくなればサブ武器を使いなさい、それも無くなれば両手や両足も有るでしょう?それも使え無くなれば噛みついてでも戦いなさい!!」


イリスはやれやれと言った感じで「元々作ったのはエルムでしょ言えば直してくれるわよ」


ザルドに笑顔がほんのり戻りエルムを見上げるとエルムは了解とばかりに左手を上げた。


































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