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王召喚  作者: FAKE
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謁見の間1

謁見室に移動するみんなだったが、三戦士は普段着から正装に着替える為に遅れていた、陛下であるエルムは銀色のローブはかぶり正装になりウイルを抱いたイリスを膝の上に乗せて玉座に座った、金色の短髪には王冠が無いが初めから作ってないのでローブだけが正装だった。


エ「とりあえず三戦士の用意出来るまでどっちか謁見された者として謁見ごっこしようか。」


アリアとズフェロは顔を見合わせてアイコンタクトで譲り合うがズフェロが諦めた様に頷くと玉座より

5m程離れ跪いて俯き、「陛下にご拝顔出来恐悦至極に存じます。」

 

エ「面てを上げよ」


ズフェロは顔を上げエルムの顔にみながら笑顔で「ありがたき幸せでございます。」


エ「直答を許すって宰相も文官、護衛も居ないのに今更か。」と笑う、イリスも膝の上で笑ってる。


エ「此度の謁見何用であるか?いつまでも膝魔づいてないで立ち上がって申せ。」


ズフェロは立ち上がり一礼すると「私が謁見する立場になると思ってなかったので特に有りません。」少し離れた所で立っているアリアがクスクス笑ってる。


エ「何でもよい話してみるがいい。」アリアきまだ「王様みたいな喋り方でウケル。」とまだ笑っていた。


ズ「では陛下が王を退位するのは反対で御座います。」と真剣な表情で言った。


エ「ん?俺達って王とはいえ恐怖の象徴じゃないのか?多分過去未来通して一番人間を殺した人間になると思うし。」とイリスの方へ向いた。


イ「そうよねぇ間違ってたとも思っては無いけど、ただの大良殺戮者だもんねぇ。少し前にエルムと表舞台から姿を消し、どっか無人島にでも移動するか島を作って移住するか?って話してたのね。」


エ「なー」


アリアとズフェロは合わせたように「えーー」と驚いた表情をする。


ア「それは私も同行ってことですよね?」と切に問う。


エ「それは考えてなかったなぁ、俺達三人だけのつもりだったし。」とこともなげに言う。


ア「陛下も王妃は何も出来ないじゃないですか。」とちょと怒った風に言う。


エ「何も出来ないとはなんだ、この大陸も統一したし魔王も王竜も倒したじゃないか。」と心外そうに言う、イリスも「それは酷いわぁ、ちゃんと子育て位出来るわよ。」とプリプリ言う。


アリアは平静さを取り戻し「えーと何も出来ないってのは言い間違えました、戦闘戦争ならプロです、最強です、誰もかないません、ただ生活の方はどうなんですか?洗濯や掃除料理とかはどうなんですか?ファルス伯爵家で助けられて以来一回もしてるの見たことないですよ。」


エ「何言ってんだ、助けた時に掃除洗濯料理身の回りの世話何でもするから付いて行かせてくれったのはアリアだろ、元々二人共農村の出で子供の頃は無理やり手伝わされてたし出来ないわけないだろ、それに掃除洗濯は生活魔法で簡単だし、洗濯なんて始めたら五分で乾燥まで終わるぞ。」


イ「そーよー、最近は私もおむつ洗うのやってるし普通に生活出来るわよ。ねー」とウイルに笑いながら言う。


ア「では料理はどうなんですか?」となんとか一矢報いたいと願う様にいう。


エ「ギルムみたいな美味い料理は出来ないけど、街に行けば料理屋は有るし買いに行けばいいだろ、ゲート使えば何処でも移動し放題だしスープや煮込み料理とか寸胴で買えばいいし、なんならギルムに頼んで用意して貰うってのもいいな。」


ア「なんで私をのけ者にしようとするんですか?」怒って言う。


エ「だかに前々から言ってるだろう休日も有るんだし王都に出て男見つけろって。」と爽やかに言うがイリスき微妙に顔をしてる。


アリアは笑顔で「男はもう既に見つけて居ます何年も前から。エルム陛下です。」言い終わると殺気がアリアに向けられた、殺気の向かってないズフェロでさえ顔を蒼くし汗をダラダラと流し倒れこんだ。


エルムは何も感じてない様で「紹介しろって前に俺だと言われたか・・・」と天を見上げる。


アリアは殺気を向けられたまま、なんとか平静を保ってるがエルムのボソっと言った一言で青ざめる

「妹みたいに思ってたんだよなぁ。」


ア「では妹として同行します。」となんとか言うとエルムはイリスの両頬をつまみ顔を自分に向けさせた。


エ「こわっ!!」と笑いながら言うとイリスは殺気を止め笑う、ウイルは寝たかの様に気絶していた。


エ「どうすっかねぇ、俺達の寝室に忍び込んでたのはエロいことに興味有る年頃かと思ってたけど違ったのか・・・」


イリスは微笑みながら「私達の覗きながら自分でしてたものねぇ。」とアリアを見た。


アリアは顔を赤くしながら「なんで分かるんですか?」と言うが二人は

エ「俺達に隠して忍び込めるわけないだろ。」

イ「私達に隠れて忍び込めるハズ無いでしょ」とあっさり言う。


エ「アリアだから見逃してただけで旅してた頃から一回も寝込みに襲撃かけられたことないのに気付かないわけがないわ。」


イ「どうする?第二夫人にする?あれだけ殺気向けても逃げるなり気絶するなりしないしいいわよ。ほっとくと一生独り身になりそうだし。」とエルムを見上げながら言う。


エ「妹みたいに思ってたんだよなぁ、イリスがいいのならそれもいいか。」と左手でイリスを撫で右手アリアに向けて広げる、アリアは走って笑顔でエルムに抱き着き抱擁する。


























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