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王召喚  作者: FAKE
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謁見の間7

すでに謁見とは違うものになっているがズフェロ以外は謁見を見た者が居ない為に、ただのお遊びになっていた。


エ「じゃー最後にザルド」


ザ「では俺の」


エルムがC被せる様に右手を出し「分かってる童貞な件だろう?」


ザ「ちょっいや、そうじゃなくて俺は」


エ「いいんだ報告は受けている、娼館でも怖がられて断られ続けているんだろ。」


ザ「なんでそれを?」


エ「だから報告を受けていると」


ザ「誰がそれを?」


エ「まー誰かはいいとして女を紹介しようって話だが、聞くか?」


ザルドはキリっと山賊スマイルで「聞きます、いや聞かせてください。」今までに一番の笑顔になった。


エ「魔族領になアラクネってのが居て種族的に女しか居ないんだ、そいつらの吐き出す糸が高級な布の素材でな俺達も着てて交易で仕入れてる品にもなってるんだ。」


ザルドは怪訝そうな顔をしながら「俺は見たコトないですが、さっき陛下がアラクネフォームって言ってた時の蜘蛛みたいなのですか?」


エ「そうそう、下半身は蜘蛛みたいだけど上半身は女っぽく見えて基本裸な種族だ。」


ザ「何故それを俺に勧めてくるんですかい?」


エ「子供ってよりも卵を産むから、それを何個か黙って貰ってきてこっちで養殖出来ないかと思ってな。」


ザ「俺に卵を産ませてそれを盗んでこいと?」


エ「いやアラクネはちょっと特殊でな、男から精を受けて、その男を食べないと卵を産めないらしいんだ、だから童貞捨てるついでに片腕でも食わせて卵産ませてこいよ、その卵は俺がなんとかするからさ。」


ザ「いやですわ、なんで片腕を食わせてやらないといけないんですか?」


エ「大丈夫だって、俺が治療出来るのは知ってるだろう?それに三度死んで生き返ってるお前ならいけるいけるって。」


ザルドは溜息をつきながら「その上半身は美人なんですかい?」


エ「んーどうだろ?割と昆虫っぽい外見で爪は鉄とかだったら引き裂きそうで顔は牙みたいなのも有って人の首くらい簡単に食い千切りそうだったな、胸はイリスくらいに膨らんでてたけど鎧みたいな感じで覆われてたな。」


ザ「それ女かどうかも微妙なんですが、なんでそんなのを俺に紹介しようと?」


エ「だから卵産んだら盗むチャンスかなと思ってな、男が食われるから、そうそう卵を産む機会がないから卵を盗む機会も無いんだよ。」


ザ「下手したら食われるかもしれないのに嫌ですわ。」とプンプンしながら言う。


エルムは「仕方ないなあ。」と肩を竦める様に言うと「じゃーミノタウロスどうだ?アレを基本裸だし、胸もデカイぞ大体30アリアくらいだ。」


ザルドはアリアの胸を凝視しながら「アレの30倍かぁ・・・」、アリアは嫌そうな顔してザルドを睨んだ。


ザ「ってミノタウロスって牛みたいな顔でしょう?俺は普通に人間の女がいいんですが。」


エ「ミノタウロスって両手斧好きじゃん?お前も両手斧好きだし気が合うかなってな、大体人間の女に怖がられてるからなんとかしなきゃと思って他で探してるんじゃないか。ミノタウロスは好戦的な種族だし、男の居る女ケンタウロスに女を賭けて勝負って勝って女を勝ち取るんだよ。♀も強い男にならついてくるだろう?」


ザ「勝負で女を手に入れること自体はいいんですが、陛下もう♀って言ってるじゃないですか?女から♀になってるじゃないですか。」


エ「んー他にとなると獣人くらいかなぁ。」


ザルドは興味を示した様に聞く「どんなのがいるんですか?」


エ「熊獣人とかどうだ?割と好戦的で勝負して勝ったら女になるとか婚姻とかで良く有るらしいぞ。」


ザ「勝負自体は好きでいいんですが、なんでそう勝負が多いんですか?」


エ「魔族にしろ獣人にしろ力が全てってとこが多いんだよなぁ、長とかも数年毎の勝負で決めるみたいだしな、以前は王を名乗ってたが俺が辞めさせて長に変更させたんだ。」と笑顔で言った。


ザ「辞めさせたって・・・で熊獣人ってどんな感じなんですかい?」


エ「喋る熊だな。」


ザ「喋る熊って。」


エ「獣人って基本は喋らないと獣か獣人か区別つかないな。」


ザ「だからなんで毛むくらじゃなのを紹介しようとするんですかい?」ちと切れ気味に言う。


エ「毛はふさふさして撫でると気持ちいいぞ。」


ザ「女に対して毛むくらじゃなのは求めてません、そんなのはペットでも飼えばいいんだし。」


エ「そう言えば兎獣人は人間っぽい体に兎の耳と尻尾が付いてるだけの感じだったな。」


ザ「それだそれこそ紹介して下さいよ。」


エ「ただなぁ見た目は人間っぽいけど大きさがなぁ・・・大人でも耳除けたら40cmくらいしかないんだよ・・・」


ザ「それ無理ですやん・・・」


エ「体が小さい分細かい細工とか得意で、こっちから素材送って加工したのをこっちで売ってるが結構な人気商品になるんだぜ。」


ズ「年間で5,6千万になる位に人気商品です。」


ザ「それってぼった食ってないんですか?」


ズ「こちらとあちらも納得済です、あちらにも欲しい物を交易として送っていますし、問題有りません。」



















































































































































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