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僕の詩  作者: 流川 栄治
7/11

妄想の兄姉妹弟

ひとりっ子は兄弟が欲しい

兄は欲しいし姉も欲しい

妹はもっと欲しくて

弟ももっと欲しい

叶わない夢を追い求めて

そんな気持ちを胸に

僕は今まで3人の人を兄弟にするべく

頑張った

いやいや、ほんと言えば別の2人は

とっくの昔になっていたから数えないよ

だから今から書くのはなれなかった3人


1人目は雪国に住む人

元気いっぱいで出会った頃は手を焼いた

恋をしていた時もあったかもしれない

昔すぎて覚えてないけど

そんな君は僕が

君の生活に入ることを

拒んだ

優しく、傷つけないよう、思いやりをもって

だから

この2人の関係を作る時に出来たこの溝は

埋まることはない

本当の兄弟のような愛を

君と作ることは出来なくなった

求めて居ないんだよ

君は満ち溢れた満足した生活を

僕とは違った暖かい生活をしているんだから

桃のような色の頬をしながら恥じらいを持つ

君を兄弟にしたかった



2人目は

妹だった

どれほど君と時を重ねたのだろう

物凄く長かった

恋人ではないのに

ただの友達として

寂しいもの同士

疑うこともなく

ただ隣にいてくれて

君の趣味の話を幾度も聞いた

近くにいるようで遠かった君の存在が

安心できて

暖かくて

青春のほとんどは

世の中のすべては

杏のようなオレンジ色の君で

いっぱいだった

精一杯君と過ごしたけれど

やっぱり叶わない

男女の関係は他人にはわからない

分かろうともしない

僕の彼女と君の彼氏が

引き裂いたね

あの時の僕は彼女の言う通りにして

満足だった

だけど今思えばあの人のせい(僕のせい)で

僕の大事な青春の全てが消えてしまったんだね

人生の中で1番かけがえのないものを

失った事に気付いたのはもっと先のことだった




3人目は要するに元恋人だ

この人のおかげで

兄弟の愛を他人に求めてることがわかった

恋人でなくなってから会うと

元恋人として会うと

着飾らなくていい

カッコつけなくていい

優しい人を装わなくていい

話すとリラックスできる人に

変わっていた

話さなくてもいい僕の考えを

君に伝えた

全てをわかってほしくなって

だけど

君は聞き入れない

僕の言い方も悪いけど

絶対に聞き入れない

受け入れない

この頭でっかち!!!

ちくしょー!!





ひとりっ子は寂しいよ

大事な大きな愛がない

一人でいることになれた僕は

そう思い込んでいた僕は


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