第七戦目
今回は小休憩編です。
でわどうぞ。
本当にゲームて何の事なんだよ…。
あれからボードに聞いても答えてくれないし。
相当悩んでいる様子の友哉君18歳(人間の年齢なら。)
俺達3人は、今現在パソコン室にいる。
前回までのようにサイコロをふりに来た訳ではなく、10分間の休憩タイムになったので休みに来たのだ。
※ここからは未希視点でお送りします。
私はまだ元気が有り余ってるのに、何で休んでるんだろう?
……まあ良いか。(超適当。大雑把なO型です。)
って、そういえば、部長さんに呼ばれたからパソコン室に来て、それから急に『休憩タイムに入るよ〜!!』って言われてこうなったんだっけ。
「未希ちゃ〜ん!!」
「あっはい!」
3年生の二宮 さくら先輩で、現在の双六部部長である。
文章だけでは正直都祈と見分けがつかない。
「あのね、今は休憩タイムなんだけどね、」
「それはさっき聞きました」
冷たい空気が流れる。
「……。そうね。まあ、とりあえず休憩+どこに行って来たかを発表する時間なの」
「はい、ということは今から発表をするという事ですか?」
「ええ」
部長から言うのかな?
「誰からですか?」
「何言ってるのよぅ、何の為に一番最初に未希ちゃんに声をかけたんだと思ってるの?」
ん?
「どう思ってるんでしょうかね」
「(俺出番無しかよ…。)」
(作者:Yes!)
「勿論未希ちゃんに最初に発表してもらう為よぅ」
……前言撤回。都祈とは全然違いますわこりゃ。
「何で私からなんですか?」
「……。(実は私達双六部員が超恥ずかしがりやでしかも発表するのはコレマタ超苦手でもうこの際未希ちゃんに押し付けちゃおうなんて思っちゃったりしてる事なんか、言える訳無い…!!)」
心の声駄々漏れ。
「おい未希、こんな事思ってるぜ? コイツ」
やっぱり友哉にまで聞こえちゃっている心の声駄々漏れバージョン
by『モンデヒュートラン・ドセンプクスチィック・マウヨーン・転んだ』
「ふん、逆に凄い発表を聞かせてこんな事考えられないようにしてやるわ…!!」
「(怖えぇ…)」
それから少し時間が経ち、未希の発表。
「…最初に行ったのは『地獄』でした」
《シーン…》
やっぱり皆行きたく無いと思っていた場所のようだ。
「着いたとたんに鬼らしき者に周りを囲まれ、」
《ゴクリ。》
息を呑む。
「何故か地獄の門番になれと言われました」
ここまでは実際にあった事である。
「(っつー事は、これから嘘が混じるのか…?)」
「(フフッ……)」
何かを企んでいらっしゃるご様子の未希様。
「そして危ない目に会いながらも、やっと門の前に辿り着きました」
「(嘘だ!!少なくとも危ない目にはあってねぇ!!)」
「そうしたら門番の鬼に叩かれろと言われ、」
あながち嘘では無い。
「たぁ〜っくさん、叩かれました」
「(可哀そうな未希ちゃん…。)」
叩かれたのは間違いないが、それ程叩かれた訳では…
「それから借金が出来たのにも拘らず、見事に借金を返してなんとか帰ってきました」
《ほっ…》
「(えっ!皆こんな事信じてるのか?!)」
「次は、『勉強部屋』に送られました」
《!!》
「まあ、ご想像におまかせするとして、」
あ、面倒臭くなってる。
「その次は『おばさん達の壮絶バーゲン』に送られまして、」
「未希はおばさんっぽさ爆裂だったよな」
《ギロッ!》
「(なんだってぇ?!)」
《ぐしゃっ。》
あ。
幽霊なのに、手潰された。
でも痛くねえや。ラッキー!
ってか、未希の奴どれだけ凄いんだよ。
普通掴めないハズの俺を…!!
「って?!」
完璧に幽霊の自分になれて来ちまってるじゃねえか!!
大丈夫か俺〜!!
(作者:大丈夫じゃないよ君。(おもしろっ。))
「まあなんとか苦労しながらも服とかを捕って来たわけです。こんな所ですかね。」
「(あれ…? 思っていたより嘘が凄くなかったぞ?)」
「ちっ。」
「(あ。)」
私の言語力が足りないばかりに、部長達を驚かせる事が出来なかった…!!
−−−2時間後−−−
ふう。やっと都祈の発表も終わった訳だし、やっと双六を進められるわ。
「では、双六もかなりやったので、皆さんお疲れでしょう!って事で帰宅〜!!」
満面の笑みで部長が叫んだ。とても嬉しそうである。
「(絶対に自分が休みたいだけだろっ。)」
それから30秒もかからずに鞄に荷物を滅茶苦茶に詰め込み、学校を後にした。
どうでしたか?
僕としては頑張ったつもりなんですけれど。
未希:アンタ、第一人称無茶苦茶よね。
玲夜:はい。この前は学校で部活途中に俺って言っちゃいました。
未希:今度はどんな話?
あっ、時間がなくなりました。
でわでわ〜。