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第二戦目

 今回のは地獄編です。

 最初に書こうと思っていたのと違うような・・・。

 まあ良いか☆

 登場人物(はたして人物なのか・・・?)は今回少ないですから。(前もだけど。)


 まあ読んでください!!さあさあ!!


 どうぞ。

 


 「ムリィィーーーーー!!」


 ふわっ。


 


 「…え」


 体が、浮いた?


 『ピンポンパンポン!』


 「なっ何?!」


 『驫木とどろき様一名、地獄に到着いたしました。準備をお願いします』


 「放送か…」


 驚いたぁ。


 


 《ワサワサワサ……》


 《ワサワサワサ……》


 「?」


 《ワサワサワサ……》


 「何? 誰かいるの?」


 《ワサワサワサ……》


 やっぱり何かいるし!!


 「驫木様ですかのう」


 低くしわがれた声。老人のようだ。


 でも、そんな事よりも、もっと深い空気が周囲を…


 「驫木様ですか、お答えください」


 「…はい、そうです…」


 何か怖い。


 「双六部とかいう変な事をやっている、『学校』とかいう場所からいらっしゃったんですよね!」


 小さい鬼みたいな子も出てきた。何かこの子は落ち着くなあ…。


 ちょっと言い方が気に入らないけど。


 「そんな変な所から来たのでしたら。…御仕置きが必要ですね!大僧正様♪」


 ええ?!


 「うむ…そうじゃ…のう」


 「御仕置きって…?」


 嫌な予感がするんですけど、どうしてくれるんでしょうかね、双六部員さん?!


 「決まってるじゃないですか、10の御仕置きタイムですよ」


 「だから、10の御仕置きタイムって、何やらされるんですか!」


 「「…」」


 あれ?


 「あのぅ…」


 「ま、あんたの場合は無理やりやらされてるようだから、1つで良いだろう」


 ほっ。


 (作者:でも、やらされる事の代わりは無いんだな。)


 「どんな事をすれば良いんですか?」

 

 「鬼と共に、地獄の門番になってもらいます♪」


 「えっ?!」


 「じゃあ、頑張ってきてくださいね!一時間だけですから♪」


 「ちょっと待っ……!!!」


 《バシュッ!》


 ぁ〜あ、もう。


 「ここが…門?」


 私の前には、二本の太い棒が立っていた。

 上の方は雲に隠れて見えないが、前に説明板が立っているので分かった。


 『地獄への入り口の門

 〜スペシャルミラクルスーパーハイドロネクリエーション!!〜』


 ほらね。


 最後のほう意味不明だけど。


 これは門の右側に立ててある板で、左側の方は…


 『奇跡の入り口♪

 ……(前略)この門から中へ入った者は、くびり殺す……』


 …入っちゃいけないんですか?


 『(続き)…だか、最っ高のカワイコチャンには、天国以上の至福を……!!』


 変態ですか。


 「変態とは聞き捨てならんな」


 「え…」


 大きい鬼みたい。角はえてるし、虎模様の服だし。


 って、100%鬼じゃん!!


 しかも何気に心読んでる?!


 「あの…どちら様で?」


 「ああ、俺は明封みんふうといって、門の番人をしている」


 「私も『御仕置きタイム』とかいう事で、地獄に門番をやる事になったんですけど…」


 「おお、双六部とかいう変なゴミのような部活から来たとかいう、変人とはお前の事か!」


 脚色されてません?


 「一応、そうです」


 「お前みたいなのにやらせるのか…」


 「はあ、そうらしいですね」


 何か女に出来ない大変な事があるのかな?


 心配されてるとか…?!


 ……無い無い。


 「一人の時より、二人で仕事をする方が給料が半分になってしまうのに?!」


 そんなに減るの?!


 「お前のせいでぇえええぇぇ〜?!(怒泣苦泣破裂泣爆発ドッカーン!!)」


 今アナタの感情意味不明ですよ。


 なんか色々すみません。


 私が悪いんですか?


 悩みどころですね。う〜ん。


 (作者:主人公のキャラが性格変わってきちゃってますけど、これは、女の子らしい(?)性格から色々な物事を経て変わってきているという設定のもと書かれてますんで、お気になさらず。)


 「まあ良い」


 良いんだ。


 「お前には、仕分けの仕事をしてもらう」


 「仕分け…ですか?」


 「ああ、今から約7分6.4527893403267489342167518945319秒後に門の前に死んだ悪い人間が並ぶ。その人間の性格がSの奴は真ん中の柵の左へ。Mの奴は右へ、分けろ。分かったか?」


 「分かりましたけど、MとかSって、…何なんですか?」


 っていうか、約って言ったわりに細かいんですね、数字がズラッと。


 「知らねぇのか?」


 「はあ…」


 「お子ちゃまだな。(クスッ。)」


 「?!何でですか?! 一応高校生なんですけど!!」


 「プッ」


 「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」


 「顔つねってみて喜んでたらM、怒って反撃してきたらS」


 「反撃してきたらって」

 

 この人何言ってるんだ。滅茶苦茶危ねぇじゃん。


 「ちなみにカワイコチャンが来たら俺のトコによこせ」


 「何でですか?」


 「俺の趣味で」

 

 「……」


 反論の余地無し。ふざけんなよ。


 やっぱり変態だし。


 作者:驫木ちゃん、男言葉になってきてません?


 おさくしゃまで驫木とどろきって呼ぶなあっ!!


 作者:プッ。


 《ドコシャアッ!!!》


 あ〜あ。


 「ほら、もう来たぞ、人間どもが」


 「はい、行ってきます」


 「俺は向こうで待ってるからな」


 「えっ、向こうってどこです…」


 《バシュッ!!》


 向こうって何処?!


 



 −門前−


 


 ・一人目。


 つねってみる。


 《バチンッ!!》


 ビンタをくらった。


 って事は左で。


 ・二人目。


 つねってみる。


 「もっとやって…!!」


 ゾクッ!!!


 果てしなくキモい…。


 って事は右ね。


 ・三人目。


 つねってみる。


 《バシュッ!!》


 「…え?」


 消えた。何故?


 変人の所に転送されたのかな?


 ま、良いか。


 ・四人目。


 つねってみる。


 無反応です。


 「「……」」


 認識不可能。


 どうしよう。

 ん〜。じゃんけんで私が勝ったら、Mって事で。


 「じゃんけん……」


 《ゴワッ!!》


 …人間か?

 凄い顔したよ。


 Sで良いや。左ね。


 ・五人目。


 つねってみる。


 「痛いんですけど」


 はいはい。


 で、反応は?


 って。


 「さっきの鬼の!!」


 最初に会った、鬼の子供がいた。(あの『御仕置きが必要ですね!大僧正様♪』って言ってた子。)


 「そろそろ終わりの時間なんで、帰ります」


 帰りますって…。


 「分かりました?」


 「はい…」


 《バシュッ!!》


 …大きな扉の前に出た。


 「さっきの働いていただいた分の給料が…」


 「えっ?!お給料くれるんですか?!」


 「マイナス1億ヴァジリウスです」


 ?!


 マイナス?!


 「マイナスって、冗談でしょ?!」


 「冗談でし」


 かんじゃいましたね。


 「(サラっと言おうと思ったのに…!!)」


 それは残念(ちょっと嬉しい。)。


 《バシュッ!!》


 −学校の双六の上−


 学校の双六の上って…。


 「未希ちゃん!」


 「ああ、都祈か。」


 「帰ってくるの遅かったねぇ」


 「うん、色々とね」


 「私達、待ってたんだよ? 未希ちゃんが帰ってくるの」


 初心者なんだから(っていうか初めてなんだから)仕方無いだろ!!


 「みんな、もう仕事おわってるし」


 理不尽だけど謝っておこうかな。


 「ごめん」


 「私はねえ、魔法使いの国に行って来たよ!(キラキラ…!)」


 うわっ、眩しいなあ…。


 良かったね、楽しそうで…(本当に羨ましい)!!


 「ちなみに、ダッシュでパソコン室まで戻ってサイコロ振ってきてね」


 「えっ…?!」


 「スタートに辿り着くまでこんな感じだから。ほらっ早く!!」


 「うん!!」


 教室まで走る私。


 走りながら、


 「早く終わらないかな…」


 と思うばかりだ。


 もう嫌だなあ…。


 




 どうでした・・?

 何かいつもより長くなっちゃったんですけどね。

 次はサイコロ振る所から始まります。

 未希も大変ですよね〜。

 未希:本当にね・・・!!

 作者:これからも苦労すると思いますが宜しく!!

 未希:嫌って言ってもやるんでしょ・・・。(泣)

 作者:当たり前です!


 でわでわ〜。

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