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日常④

今日は就学時健康診断。


小さな子どもたちが保護者に連れられて


続々とやってきた。


毎年これが大変なのです。





「わー。これ面白いぞー!」


「あっち行ってみようよー」


来年一年生に入ってくる子達が騒いでいても


書類を書いているお母さんが気付かないときがある。


おしゃべりに夢中でちっとも気にしない親もいる。


かと思うと、きちんとお利口さんに


親の横で静かにしている子どももいる。





あたし達は、その様子をさりげなく観察。


来年の1年生がどんな子達か


先生達は観察しているのです。


もちろん親御さんのことも。


そして、各フロアでの観察で


気になったことや気付いたことを


後で反省会をして一年生を迎える際の


参考資料とします。


お母さん達、我が子はしっかりつかまえておきましょう。


先生達はさりげなく見ています。





「わーん!!!」


大きな泣き声がする。


一緒に連れてきていた下の子供が


むずがって、お母さんが困っていた。


「どうされました?」


あたしが声をかけたら、


赤ちゃんが泣きやんでじっとあたしを見た。


にこーーって笑いかけると


赤ちゃんもにこーーって笑った。


「おいでー。」


ってあたしが手を差し出すと、


つーっと赤ちゃんも手を伸ばしてきた。


「しばらく見てましょうか?」


あたしが言うと、お母さんは


「助かります。すみません。」


と、歯科検診の列に並んだ。





あたしは、赤ちゃんを抱いて体育館の前にいた。


「いつから、お母さんになったんだ?」


後ろから声がして、振り返ると雄ちゃんがいた。


「3分前から。ねーー。」


赤ちゃんをあやしながら答えると、


赤ちゃんはきゃっきゃっと笑った。


「俺にもだっこさせて。」


雄ちゃんが手を出すと、


赤ちゃんはあたしに


ぎゅっとちっちゃな手でしがみついた。


「あらら、嫌われちゃった・・・」


「お姉ちゃんの方がいいんでしゅか!」


雄ちゃんが赤ちゃんのほっぺをつんつんして言うと


「ふぎゃぁーー!!」


と泣き出した。


「よーしよし。いい子ねー。泣かないのよー。」


って、背中をとんとんすると泣きやんだ。


「お兄ちゃんじゃダメでしゅかぁ~」


雄ちゃんは残念そう。


「いつでも母ちゃんになれそうだな・・・」


って雄ちゃんが言ったから、


「いつでも大丈夫かも。」


って、笑った。





「すみませんでした。助かりました。」


お母さんがやってきて、あたしに言った。


「いい子にしてましたよ。」


にっこり笑ってお母さんに赤ちゃんを渡した。


「ばいばーい!」


赤ちゃんに言うと、またニコって笑ってくれた。


ちっちゃな前歯が見えてかわいいーーー。





かわいいって言えば・・・


赤ちゃん言葉の雄ちゃん


初めて見た・・・


雄ちゃんがパパになると


いつもあんな風なのかな?



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