日常③
買い物して帰って
さっそくお鍋の準備開始。
その間、雄ちゃんはちょっと出かけてくるって
どっか行ってしまった。
今日はしめじやえのき、糸こんにゃくと豆腐を入れて
実家から送られてきた白菜とにんじん
ちょっと奮発して
リクエストのエビとホタテ、アンコウも入れてみた。
しらたきと鶏肉も入れてコトコト・・・・
今度するときにはカニを入れてみよう・・・
雄ちゃんはすぐに戻ってきた。
「お、いいにおい。」
暖かい湯気に包まれた部屋は
幸せがあふれてるような気がする。
「腹減ったぞーーー」
雄ちゃんがお鍋をのぞきながら言った。
「はいはい。すぐ用意するからねー。」
雄ちゃんは
「いっただっきまーす!」
って美味しそうに食べてくれる。
こんな風に食べてくれると作り甲斐あるなあ・・・
「俺に見とれてないで早く食ってみろ。うめーぞー!」
雄ちゃん・・・あたしが作ったんですってば・・・・
「そうだ・・・あかね、ちょっと向こう向いて。」
思い出したように雄ちゃんが言った。
「何?」
あたしが雄ちゃんに背中向けると
グイッ!と雄ちゃんが右肩を掴んだ。
「いてっ!」
「あー、やっぱり・・・」
「なにすんのよーーー。痛いでしょうがっ!」
雄ちゃんは何事もなかったかのように
ご飯を食べている。
「あかね、運動らしきことしてねーだろ。
俺、昼間に筋肉痛になるぞって言ってただろ?
もうなってるじゃん。自覚無いの?」
そういえば・・・何だか体が痛いような気が・・・
「そのままほっとくと明日の朝、
またこの前みたいになるぞ。」
「えーーー!」
「俺がいるときは治してやるけど
いなくて困ったときはこれ使えな。」
エアーサロンパス?バンテリン?
雄ちゃんはさっきこれを買いに行ってたのか・・・
「あー腹一杯!うまかったぜ。」
雄ちゃんは片付けしながらあたしに言った。
そして、
「さ、ちょっとやっとくか。」
と、あたしを呼んで
「ここに座って。」
ストレッチとマッサージ、ほんと雄ちゃん上手。
「これで、明日の筋肉痛は大丈夫!」
「今日は、代金請求しないの?」
「え?請求して欲しいのか?」
「そう言う訳じゃない。高いのかなって思っただけ。」
「じゃ、今日のお代は・・・」
雄ちゃんはしばし考えて
「もう少し後で請求する。」
「なんでよ!」
「いろいろ計算しないと・・・なぁ。」
なんてごまかしてる。
「じゃ、一時金と言うことで・・・」
雄ちゃんはあたしの顔を上に向けると
そっと柔らかなキスをした。
お鍋で暖まったからか、雄ちゃんのせいか
ほっぺが熱い。
「顔、赤いぞ。」
雄ちゃんはあたしのほっぺに自分のほっぺをくっつけた。
「それに熱いぞ。」
耳の側で声がしてくすぐったい。
「早く寝るんだぞ。じゃ、俺帰るな。」
「え?そうなの?」
雄ちゃんは笑って、
「そんなに残念がるなって。
そのうちずっと一緒にいてやるからさ。
じゃあ、おやすみ。」
・・・・・・・・・・・今のセリフは・・・
・・・・考えすぎ?




