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日常①

今日は雲一つない青空。


すっきり真っ青。


朝からお洗濯して掃除してたら・・・


「おはよー!」


雄ちゃんがやってきた。





実は今日は水曜日。


学校にはありがたーい開校記念日というものがあって


今日は学校は休み。


ちなみに先生は有休を取って休みます。


あたしも雄ちゃんも特に仕事もないから


今日はお休み。


平日に休みって嬉しい!





「天気いいし、どっか行かねーか?」


しばし考えて


「映画見に行きたい!」


雄ちゃんと映画見に行ったこと、そう言えば


無かったような気が・・・


「じゃ、ちょうどみたい物があったんだけど。」





雄ちゃんが見たかったのはサスペンス。


あまり知らない人ばかりの映画だったけど


話はとても面白かった。


映画館を出てお昼ご飯を食べながら


あり得ない展開の映画の話で


ひとしきり盛り上がった。





「ちょっと寄りたいとこあるんだけどいいか?」


そう言って雄ちゃんが連れて行ってくれたのは


え?こんな所にグラウンド?っていう山のなかにある


小さなグラウンド。


そこでは高校生達が野球の試合をしていた。


「昔、俺あそこで試合したことがあってな・・・」


懐かしそうに話す雄ちゃん。


「このグラウンドでやった試合の時、


スランプからやっと抜け出せて、


努力って、やっぱり大事だなと実感した事があったんだ。」


「ふーん。」


雄ちゃん、ひょっとしてスランプ感じてる?





2週間後に雄ちゃんは大きな研究授業を抱えている。


よくあるでしょ?よそから先生がどっさり授業見に来るやつ。


雄ちゃんは算数でやるんだけど


研究授業というのはやる人にとって


ものすごくプレッシャー。





「雄ちゃん、授業がうまくいくおまじないしてあげようか。」


「なんだよ、急に。」


「だって、研究授業のこと考えてたんでしょ?」


「まあな・・・」


「じゃ、大丈夫。目つむってみて。」


「なんで?」


「いいからー」


あたしは雄ちゃんのおでこにCHU!


「おでこじゃない方が効きそうなのになぁ。」


雄ちゃんはそう言って笑った。


「研究授業すんだらね。」


「それじゃー意味ねーじゃん。」


「一生懸命ボールを追っかけてる高校生には


ちょっと目の毒でしょ。」


「そりゃそうだな。じゃ、お茶でもしに行くか。」


あたし達はグラウンドをもう一度見つめると


一生懸命な高校生の姿に元気をもらって


その場を後にした。



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