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戻ってきた日常⑨

月曜日。学校は月曜は何となくボーッとしてる。


学校で勉強するっていうより


お休みモード全開というか・・・


だが雄ちゃんのクラスの章吾は張り切っていた。


今日は・・・





「先生ー、あんな、今日5年生が教室に来て


剣玉の技見せてくれたんで!」


「へー、すごいやん。だれがきたん?」


「雄ちゃん先生の組の章吾と慎司。」


「先生も見たかったなぁ」


そんな会話をしてると、


「せんせー、テストしてー。」


と、章吾がやってきた。


「あーーーーー!」


あたしは、急いで音楽準備室から剣玉を持ってきた。


何でそんな所に剣玉があるかって?


あたしも密かに練習してたんです。


飛行機くらいは出来るようになったけど


難しい技はまだまだ・・





「章吾、グッドタイミング!やってみて!」


あたしが剣玉を手渡すと


「何で?」


と、きょとんとしながらも技を披露してくれた。


世界一周や灯台逆落としなど、軽々こなす。


「で、リコーダーのテストしに来たんだけど・・・」


って言いながら。


「すごーーい!!!」


思わず拍手。





そこへ雄ちゃんが通りかかった。


「あ、雄ちゃんせんせー!」


みんなの呼ぶ声に


「なんだ?あ、剣玉じゃねーか!」


と、雄ちゃんがやってきた。


「先生できるの?」


あたしの問いかけに、雄ちゃんは


「あったりまえじゃん!章吾、貸して。」


と、雄ちゃんはいろんな技を披露し始めた。





・・・章吾より断然うまい・・・


「すごいーーー!!!」


と、大きな声で言って思わず拍手してしまってから


みんなの視線を感じてちょっと照れてしまった。


「そんなに感動しなくても・・・」


章吾がぼそっと言った。


雄ちゃんもちょっと照れてた。


「あんまり雄ちゃん先生褒めると


彼氏に怒られるで。」


と、沙樹が言った。


あ、そうか、左手には指輪が光ってるから


みんなは彼氏がどこかにいると思ってるよな・・・


まさか雄ちゃんとは思ってないだろうけど・・・





「先生、テストしてくれねーの?」


章吾が言った。


「ごめんごめん。あんまり章吾の技が


かっこよかったから忘れてしまうとこだった。


始めていいよ、どうぞ。」


あたしがそういってあやまると、


「雄ちゃん先生が、じゃないのー?」


って、沙樹たちがあたしをからかった。


「こら!」


あたしが恐い顔すると


じゃーねーって沙樹たちは教室へ戻っていった。





雄ちゃんは意外な技をたくさんもってる。


放課後、


「すごいね、ビックリした。あたしも教えて欲しいよ。」


って話してたら、


「音楽室に剣玉あったな。いくぞ」


ってスタスタ歩き始めた。


そして,


音楽室で剣玉を手に取ったあたしを見て


「持ち方から間違ってるぞ。」


って、あたしの後ろにまわると


うそ!!!雄ちゃん何してるの!


体を後ろから密着させてる。


「手はこう持って・・・」


雄ちゃんはあたしの手の上から剣玉を持った。


「腰引いて」


左手があたしのお腹を引き寄せる。


「膝は少し曲げて」


あたしの膝の後ろをくいと膝で押して・・・


「で、ついでに・・・・」


って、雄ちゃん後ろからあたしの首筋にCHU!


「雄ちゃん!」


あたしが真っ赤になって振り向くと


「わりぃ、つい・・・」


って、パチッとウインク。





「で、やり方分かった?」


「分かるわけないでしょ!」


「じゃ、真面目に教えてやろうか。」


そう言って雄ちゃんは剣玉の基礎を教えてくれた。


でも、剣玉見るたび違うレクチャーを思い出して


あたし、上手になれそうにありません・・・



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