戻ってきた日常④
あたしは放送委員会の担当。
今日は放送委員会の子が自分たちで考えた
活動の発表の日。
何をしたかというと、
「一番好きな曲ランキング。」
絶対意見がばらけて大変なので
五拓にしてアンケートを取り、集計して
一位の曲を流すらしい。
「で、結果はどうなった?」
あたしが聞くと、
「GReeeeNの、キセキ。」
給食の時間に結果をアナウンスして曲を流す。
給食の時間になってあたしは放送室へ。
アナウンスの準備は出来ていた。
「放送委員会のアンケートの結果をお知らせします。」
なかなか快調な滑り出し。
「一位GReeeeNの、キセキ
二位、ようはまたのぼる・・・」
すかさずみんなのつっこみが入る。
「ひはまたのぼるでしょ!」
「だって、太陽のようやから・・・」
教室ではみんなこけていた。
笑わせてくれるわ・・・
「今日の放送、面白かったなぁ。」
雄ちゃんは給食を返しに給食室に来て会ったとき
あたしに言った。
「漢字の勉強ちゃんとしてるのぉ?
先生の組の子ですよ。」
あたしが言うと、
「よーし、今日の五時間目は漢字テストをしよう!」
と、雄ちゃんは言った。それを聞いて
「やめてよー!!!」
と、雄ちゃんの組の子が叫ぶ。
はははーーと笑いながら去っていった後・・・
良がいた。
一人じゃない。
二人で。
給食委員会の良は
以前ちょっと荒れてたことがあったけど
今はすっかり元通り。
給食室の調理師さんたちに大人気の良は、
何してるかというと・・・
「良ちゃん!こっち向いて!」
なんと調理師さんとツーショットで写真撮影。
「もう一枚!はいチーズ!」
笑顔で応える良。
良、あんたいつからアイドルになったんですか・・・・・・・・・
「良!モテモテやねー。ストライクゾーン
メッチャ広いやん!」
「何ゆうとん!そんなん違うわ!」
「いやいやーびっくりしたわー。」
つい良をからかってしまった。
そこへ雄ちゃんも通りかかった。
「楽しそうだなぁ」
「聞いて聞いて!さっきね良、給食室で・・・」
「あーーーー、何でもないって。」
「調理士さんとねーー。」
「もういいからーー。雄ちゃん先生じゃあね。」
と、良はあたしを引っ張って雄ちゃん先生から離してしまった。
「もう、まったく・・・」
良がため息ついた。
「だってーー、アイドルみたいやん。」
はしゃぐあたし。
うー しゃべりたい!!!
一体どっちが大人なんでしょう・・・
ほどなくポケットでケータイがブルブル。
「他の男に引っ張られていくんじゃねー!」
雄ちゃんからのメール。
パンチまでしなくてもいいでしょう・・・
もう、子どもなんだから・・・
って、あたしに言われたくないって?




