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戻ってきた日常③

勤務時間が終わり雄ちゃんから


『帰るぞー』


と、メールが来た。


最近メールで連絡することが増えて・・・


内緒の送り迎えで使ってたから癖になってる。





今日はあたしの部屋へ送ってくれて


一緒に晩ご飯。


実家から秋なすとユズ、


さつまいもにカボチャが送られてきたから


今日は、豚汁となすの揚げ浸し、サンマを焼いて


ユズをたっぷり搾ってかけることにしよう。


「いててて・・・」


て の数は少し減ったけど、まだまだ痛い・・・


「外で食べても良かったのに。」


雄ちゃんは心配そうに言ったけど


筋肉痛だから大丈夫だろう。





焼きたてのサンマにユズは最高だった。


「これ、すっげーうめーぞ!」


雄ちゃんも褒めてくれた。


豚汁の中にサツマイモも入れてみた。


これが結構甘くてあたしは好き。


「給食みたいだなあ」


雄ちゃんは珍しそうに言う。





ご飯がすんだら、雄ちゃんがいきなり


「さあ、ちょっとここで寝ろ!」


はい?今なんて?


「だからぁ、寝ろってば。」


「何言ってんの?」


「痛いの治してやるって言ってんの。」


あーびっくりした。違うこと想像してしまった・・・


「何か違うこと想像した?」


雄ちゃんはいたずらっぽく笑って言う。


そんなことまで読まないでください!





「いたたたたたたたたた!!!!」


「我慢しろ!!!」


「やだ!!!いたいよおおおおお!!!」


「逃げるんじゃねー!!!」


「助けてーーーー!!!!!」


「まだダメ!!!」


雄ちゃんは足を曲げたり腕を引っ張ったり


簡単に言うとストレッチなんだけど


全身筋肉痛のあたしにとっては


まるで拷問!


「これやっとくと、治るんだって。ちったぁおとなしくしろ!」


「やだよーー!!もういいでしょーー。」


「だぁめ!もう痛くしないから安心しろ。」


そう言って始めたマッサージは


・・・はーーーーーぁってなるくらい極楽極楽・・・


エステのようだ・・・





「はい終了!」


雄ちゃんの声に、はっと我に返ると


「もしかして寝てた?」


って雄ちゃんが笑ってる。


「ちょっと立ってみろよ。」


ん?なんで?痛くない・・・


「な?治っただろ?」


す・すごい・・・


「なんで?」


あたしがビックリして雄ちゃんの顔見たら


「俺、名医だろ?治療費高いぞ。」


って真顔で言った。


「ちなみにいくら?」


冗談ばっかり・・・って思いながら聞くと


「一億円」


「そんなお金払えませーん!」


「じゃ、今夜一晩のお前の時間を俺が一億で買ってやる。」


あんたは道明寺ですか!


と思うまもなく・・・


あたしは雄ちゃんの腕の中にさらわれた。



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