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怪我①

「これで2時間目の勉強を終わります。礼!」


号令が終わるやいなや


「あかねせんせー!」


ってやってきた俊。


嬉しそうにあたしの前に来てあたしと同じ格好をしている。


「何やってんの?」


あたしが言うと


「何やってんの?」


って、同じ恰好して言う。


俊はあたしに会うたびよく真似っこして遊ぶから


あたしはほっぺに指をピッて付けるポーズや


変な顔や、女の子女の子したポーズを考えて


やってみる。そしたら俊もやるんです。


変なのー。


でも、面白いから二人で変な顔したりして遊んでると


周りの子が面白がって見てる。


今日もやってたら・・・





「おりゃーーー!!!」


リコーダーのケースを振り回して健太登場。


ちょうどあたしは俊のほっぺを両手で掴んで


グリグリしてた所なので、そのまま健太の攻撃をよけた。


そしたら、健太はまたまた攻撃を仕掛けてきた。


俊の顔をつかんだままよけてたら


バランス崩して後ろに反っくり返って


机にゴンッッッ。


「いったぁーーーー!」


思わず、頭を抱えてしまった。


ズキズキズキズキ・・・・


「あれ、マジで痛かったんちがうん・・・」


周りで見ていた子達が言う。


はい。めちゃくちゃ痛かったです。





「早く教室に帰りなさーい!」


あたしが言うと、今度は誰かがボンッてぶつかってきた。


おまけに運悪く、その時机の端っこに手をついて


バランスを崩したあたし。


バランスを崩したのはあたしだけじゃなくって


そう、机も・・・


結果、机とあたしはドンガラガッシャン!!と


ひっくり返ることになってしまった。


それを見て子どもたちの動きが一瞬止まった。


なぜって・・・?


ひっくり返った机は


ひっくり返ったあたしの足を直撃した。


う・・・痛い・・・また労災かぁ?・・・





立ち上がったものの、右足は痛くて足が床につけられない。


えーー・・・ここは4階なんですけど・・・


この足で階段の上り下りするの?


女の子達が黙って机を戻してくれた。


男の子達は保健室の先生を呼びに行った。


養護の松井先生がやってきて


あたしの足を見るなり、


「病院に行かなきゃいけないね。」


ふと見ると、げ、メッチャ腫れてる・・・


あたしは松井先生の肩を借りて職員室まで行くと


とりあえず教頭先生に事情を説明し


後のことは任せて病院に行くことに。


松井先生が車を運転して連れて行ってくれた。


「骨折ですね。打撲もひどい。」


病院であっさり言われた。


足は石膏で固められ松葉杖で学校に戻る。


職員室ではみんなびっくり。





俊と健太は担任の山本先生に連れられて


あたしの所に謝りに来た。


俊とは遊んでただけだし健太の攻撃はかわしたから


彼らに罪はないはずなんだけど・・・・


ちょっぴりずれてる山本先生は


ものすごーーく申し訳ない顔して


「本当にすみません!」


って、90度のお辞儀をしてる。


「大丈夫ですから。もういいですって。」


あたしがいくら言っても聞いてくれない。


そして、


「今日から、僕が責任持って


先生のサポートをさせていただきます!」


なんて宣言した。





やめてくださいって言ったのに


「家まで送らせていただきます。」


って、あたしの荷物を持って車に積み込んだ。


えーーーーー。


「遠慮しなくていいですから。さあ、」


いや、遠慮じゃないんですけど・・・


「明日の朝は、7時30分に家まで迎えに行きますから。」


冗談じゃない!


何であたしがあなたと一緒に通勤しなきゃいけないの!


なのになのに・・・


まわりのみんなは


「送ってもらいなさい。」


なんて言う。


そんな~!!!


雄ちゃんは何も言わない。


なんか、みんなに押されるように車に乗せられた。


助けてーーー。雄ちゃん!



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