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恋しさと切なさと①

雄ちゃんに言われるまま


3日ほど、雄ちゃんの所にいた。


だけど、罪悪感がひしひしと押し寄せてきた。


別に、悪い事じゃないのかもしれないけど


そういう自分は、自分じゃなくなるみたいで・・・


それから、もしも、雄ちゃんと一緒にいられなくなってしまったとき


・・・・・このままだとあたしは再起不能なくらい落ち込む。


雄ちゃんなしでは生きていけなくなる。


それが一番恐かった。





「今日は、自分の部屋に帰るわ。」


学校を出て雄ちゃんと合流はしたけれど


あたしは雄ちゃんにそう言った。


「いろいろありがとう。もう大丈夫だから。」


「そうか・・・・」


車を運転しながら雄ちゃんは前を見たまま言った。


「じゃ、部屋まで送る」


雄ちゃんは、あたしの部屋まで送ってくれると、


「寂しくなったらいつでも言えよ。すぐ来てやっから。」


・・・・・・・


何でそういうこと言うかなあ


かゆいところに手が届くようなセリフ。


三日も一緒にいると、離れるのが寂しいに決まってる。


これが恐いんです。


ずるずると離れられなくなっていくのが。


「うん。・・・」


無理矢理作ったぎこちない笑顔でそれだけ言う。


帰る前に雄ちゃんはあたしをぎゅっと抱きしめながら、


「一人で抱え込むんじゃねーぞ。どんなことだって。


約束だぞ。」


って言った。


「ありがとう。分かってる。」


とは言ったけど、ごめん、あたしはうそつきです。


雄ちゃんと離れたくないけど


その気持ちが恐くて雄ちゃんには言えません。


帰らないでって言いたいけど、


一緒にここにいてって言いたいけど、


言えないから、黙って雄ちゃんをぎゅっと抱きしめた。





前は一人だったのに


なんてここは広くて寂しいんだろう。


前はそんなこと思わなかったのに、


ここには何かが足りない。


携帯を手に取った。


雄ちゃんはどんな気持ちで今過ごしてるんだろう・・・


ボタンを押せば雄ちゃんに会えるけど


いまは、押さない。


でも・・・


あたしこんなに寂しがりだったけ???


こんな事じゃいけない!


でもどうしたらいい?


みちしるべを無くして途方に暮れる旅人になった気分。





そのとき、いきなり携帯が鳴りだした。


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