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ライバル出現?⑤

びっくりした。



想定外の出来事に返事が出来ない。



「ほら、なくすんじゃねーぞ。」



「うん・・・でも・・・」



「でもなんだ?思うこと吐き出しとけよ。」



「そんなことしてもいいのかなって・・・」



それを聞いて、雄ちゃんは吹き出した。



「もしかして、『あたし先生だし』とかいうわけ?」



「それもある。でも、なんかけじめがなくなりそうで・・・」



あたしは、自分の場所は自分で確保していたい。



だから、一応一人に戻れる時間って大事だと思う。



そりゃ、雄ちゃんと一緒にいられるのは嬉しいけど



ここで暮らすなんて考えもしなかったし。



誰か来たらどうすんのよって思うし・・・



「まーた、お前はしょーもないことウジウジ考えてんだろ。



俺は、もう一人でお前を泣かせたくないんだって。



もう大丈夫って思うまで帰してやらないからな。」



って、雄ちゃんは言う。



「でもね・・・」



と言いかけると・・・



雄ちゃんは反則技を使った。



必殺口封じ。



「それ以上は聞かねーよ!」



もう・・・強引なんだから・・・



雄ちゃんの力技に流されて、あたしは目を閉じた。



甘い胸の痛みに耐えながら、



それでも、やっぱり



このまま一緒にいたい気持ちに流されそうになるのを



必死で食い止めようとした。



「しばらくでいいから、ここにいろ。



落ち着いたら帰してやるからさ。」



雄ちゃんが耳元でささやく。



最後の抵抗。



「それはやっぱり・・・・」



「無理すんなって・・・」



あたしはまた、甘い甘い誘惑の波にさらわれた。



もう離れたくない。自然にあたしの手は雄ちゃんの背中へ。



しばらくして、雄ちゃんはあたしの耳元で



「俺のそばにいてくれ。お願いだから。心配でしょうがないんだ。」



とささやいた。



「・・・うん」






次の日、相変わらず川上先生は



「先ぱーい」



だったけど、この日から雄ちゃんの態度が変わった。



「ここはサークルじゃねーぞ。ちったぁ考えろ!」



小さい声で雄ちゃんは言った。



何って感じで川上先生の顔が固まった。



悪いけど、でもそれが普通でしょ。



でも・・・ありがとう。雄ちゃん・・・


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