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スタート③

晩ご飯が出来て


雄ちゃんはにこにこ。


「いただきまーす。今日こんな風にご飯食べるなんて思ってもなかったぞ。」


あたしもです。


「どう?おいしい?」


「メッチャうまい!お前こんな特技があったのか。他にもなんか作れるの?」


「一応一人暮らしですから。」


「ハンバーグ作れる?」


「出来るよ」


「エビフライは?」


「もちろん!」


「肉じゃがは?」


「得意です。」


すげーーって驚くけど、そんなに難しいもんじゃないでしょうが・・・


「じゃ、明日はハンバーグ作ってよ。」


「いいよ。」


ん?明日も来てくれるの?


キャッ、どうしよう。嬉しすぎ・・・





「はぁ、おいしかった。ごちそうさまー」


って、雄ちゃんはそのまま後ろにひっくり返った。






「お腹いっぱいで眠くなりそう」


「子どもみたい・・・」


って笑いながらお皿を片づける。


ほんとに新婚さんみたい。








夢じゃないよねーって


ふふふって笑いながらお皿ふいてると、 


後ろに人の気配。


「どうしたの?」


って振り返ろうとした瞬間


後ろからぎゅっと抱きしめられた。


心臓止まるかと思った・・・


「それおいて、あっちにいこーぜ」


首筋にチュッてキスされたかと思うと


体がふわっと浮いた。


うそ!


お姫様だっこ?


そのままソファーに連れてこられて・・・





「せっかく一緒にいるのに仲良くしよーぜ」


雄ちゃんはあたしのほっぺをつんつんして言う。


あたしは雄ちゃんの膝の上。


何なの、この体勢は・・・


ものすごく照れくさくなって


「おろしてよ・・・」


だって、雄ちゃん


お姫様だっこしたままソファーに座るんだもん。


「やだね、離してやんないよ。


学校じゃねーしな。」


そう言って真剣な顔して・・・


「あんまり待たせるなよ。もう限界・・・」





そして


あたしは


目を閉じて・・・


甘く情熱的な


二度と忘れられないキスで


魔法をかけられた・・・・


決してとけることのない


甘い甘い魔法を・・・。



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