新たな発見
放課後の音楽室は、クラブ活動の終わった後の静けさが心地よい。今日は美緒と一緒に、新しい曲の練習をする予定だった。僕たちは先週から「Heart of Gold」という曲を練習しており、その完成度を上げるための最後の仕上げを行うことになっている。
部室に着くと、美緒はすでにギターを持って、練習の準備をしていた。その姿を見て、僕はまたもや彼女の音楽に対する真摯な姿勢に感心する。彼女がギターを弾く姿は、まるでアーティストのように美しく、心を打たれる。
「皆見くん、お待たせしました。」
美緒が笑顔で声をかけてくる。その声に、僕は自然に笑顔を返す。
「今日も一緒にがんばろうね。」
「うん、楽しみにしてるよ。」
僕は彼女に答え、楽器を取り出して準備を始める。二人で合わせる音楽がどんどん良くなっていくのを感じながら、僕はこの時間がどれほど大切かを再認識していた。
練習を進めるうちに、美緒の技術の高さや音楽に対する情熱がますます鮮明に感じられるようになる。彼女の演奏は、まるで音楽そのものが彼女の体の一部になっているかのようで、その姿に触れるたびに僕の心が深く揺さぶられる。
「皆見くん、ここでリズムを少し変えてみようか。」
美緒が提案してくる。その提案に、僕はすぐに応じてみる。彼女のアイデアに合わせて演奏を調整することで、曲がどんどん良くなっていくのが実感できる。
部室での練習が終わり、夕暮れの時間が訪れる。美緒と一緒にカフェでお茶をする約束をしていたので、僕たちはカフェに向かう。外の景色が少しずつ暗くなり始める中で、美緒との会話が心に染み入るような感じがする。
カフェに着くと、美緒はいつものようににこやかに迎えてくれた。
「今日はどんな話をしようかな?」
美緒が楽しそうに話しかけてくる。
「うーん、最近考えていることがあるんだ。」
僕は少し悩んでから言葉を続ける。
「君との時間がすごく楽しくて、これからもたくさんのことを一緒に経験していきたいと思ってる。」
「それは嬉しいな。」
美緒がにっこりと笑い、テーブルの上に置かれたメニューを指さす。
「今日はどんなお茶にしようか?君のおすすめは?」
「僕はいつも通りのアールグレイかな。でも、美緒が好きなものがあれば、それを試してみてもいいかも。」
僕はその提案に、少しドキドキしながら続ける。
美緒は考え込みながらも、すぐに
「それなら、私もアールグレイにしようかな。」
と言って、注文を決める。その瞬間、僕たちの間に流れる空気がさらに和やかになるのを感じた。
お茶を待つ間、美緒がふとした質問を投げかけてくる。
「皆見くん、もしも自分の未来が見えるとしたら、どんなことを見てみたい?」
その質問に、僕は少し驚きながらも真剣に考え始める。
「未来が見えるっていうのは、難しい質問だね。でも、僕が見てみたいのは、これから先の自分がどうなるかってことかな。どんな経験をして、どんな人間になっていくのかを見てみたい。」
「そうか…」
美緒が静かにうなずく。
「私は、未来を心配するよりも、今この瞬間を大切にするようにしているんだ。」
その言葉に、僕は少し驚きながらも、彼女の考え方に深い感銘を受けた。美緒が未来に対してどれだけ前向きな考え方をしているかが、僕の心に深く響いた。
お茶が運ばれてくると、美緒と一緒にその香りを楽しみながら、さらに会話が弾む。彼女の話し方、考え方、そして彼女が持つ独自の価値観が、僕にとって新たな発見となり、心に残る瞬間となる。
「皆見くん、最近はどんなことをして過ごしているの?」
美緒が再び質問してくる。その問いに、僕は自分の生活を振り返りながら答える。
「最近は、音楽の練習や学校の勉強が中心かな。でも、美緒との時間が本当に楽しみで、そのことを考えると、毎日がより楽しく感じるんだ。」
僕は心からそう感じていることを、そのまま伝える。
「私も、皆見くんと過ごす時間が楽しいよ。こうやってお互いの話をしながら、一緒に何かを成し遂げるっていうのは、素敵なことだと思う。」
美緒が微笑みながら言うその言葉に、僕の心が再び温かくなる。
カフェでの時間があっという間に過ぎ、別れ際に美緒が
「また明日もね。」
その言葉に、僕は自然に頷く。
「うん、また明日。」
僕も笑顔で答え、美緒に手を振る。その後ろ姿が徐々に遠くなる中で、美緒との時間がどれだけ大切かを再認識する。
家に帰ると、今日の出来事を振り返りながら、自分の心の中で感じたことを整理する。美緒との会話がどれほど心に残っているか、そして彼女との関係がどう進展していくのかを考えながら、夜を迎える。
美緒との時間が、僕にとってどれほど重要かを再確認しながら、次の日に向けて準備を整える。彼女との交流がどれほどの喜びをもたらしているかを感じながら、眠りにつく。
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