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ジビエ料理「潮吹亭」  作者: 白くじら
おだやかな日々からの 最終報告
114/114

未来【1】 紹介文

最近、お母さんに死ぬほど怒られて、涙に明け暮れている娘です。

一応、それなりに勉強もしているので、いずれはオウルで建築を学びたいと思っています。


父は、山で採れた野菜やお肉を出すお店を営んでいます。そんな田舎臭い料理しか出ない店ですが、街道沿いに店を構えていることもあって、なかなかに盛況です。お忍びで、あのオルテガさんとか、評議会議長のカテナ議員とかが来ることもあるんですよ。


――あ、これは言っちゃいけないヤツだった。ヤバイ、またお母さんに怒られる……。


ま、いっか。

弟のせいにしちゃおう。アイツは要領がいいから、少し怒られた方がいいんです。



お店には、二人の名物ウエイターがいて、そのうちの一人が私のお母さん。もう一人が弟のお母さんです。二人とも、私ほどではありませんが、とても美人です。彼女達を目当てに来る人もいるくらいで、この前、私のお母さんへ真剣に求婚している人がいました。とても勇気ある行動だったと思います。


と、いうのも、二人のお母さんとも、普段はとっても優しいんですが、怒ると鬼になります。鬼みたいじゃなくて、本当の鬼なんだと思います。鬼と結婚したいなんて、勇者以外ありえません。だから、お父さんは鬼二人と結婚しているから、スーパー勇者なんです。


いっつも負けてるけど……。


とにかく、お店に来ても、二人のお母さんには声を掛けないことをお勧めします。じゃないと、身の危険が――あ、やばい!!弟のおかしを食べたのがバレたかも!!


おとーーさーーん!!たすけてーーー!!おかーさんに、ころされるーーー!!



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