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第五話 ダーウィンの町

投稿遅れると言いましたが嘘ですごめんなさい。

半日ほど懸かってようやく着いたけどここが隣町のダーウィン、ここに来た理由の一つは国外追放をくらったから、もう一つは武器・情報の調達だ。

さてと……まずは武器だせっかく獲得したスキルもあんな代償が大きくては迂闊に使えない、だからスキルに頼らない素の状態でもある程度戦えなくてはならない。

「すいません、武器屋を知りませんか?」

僕は自分より少し大きなお兄さんに声を掛けた。

「……」プイッ

少し顔を見られたあと無視された。不親切な奴だと思ったが、王都から追放処分されたことを思い出し、仕方ないと考えた。

「武器屋は自分で探すか。」

そしてしばらく歩くとそれらしきものが見えた、まぁ門前払いされることは無いだろう。

「いらっしゃい……」

中では目が見えているのか怪しい老人が店番をしていた。

これは好都合だ、ここならじっくり選んでも大丈夫だろう。

店には様々な武器があったが僕はナイフと銃しか使えないためあまり悩む必要はなかったが、ナイフを選んでいる時自分にナイフをくれたトウゴを思い出した。

記憶を取り戻してたからこそアイツが誰にでも優しく接する良い奴だったのを鮮明に思い出せる。今更涙が出そうになったがこらえた、それにカレンのことも心配だ、あの野郎に連れていかれているはずだから。

(二人とも無事でいてくれよ!)

そう思った時僕の身体に新しいスキルが芽生えた!


【スキル:一途を獲得しました。】


【スキル:不屈を獲得しました。】


(僕が二人のことを強く思ったから芽生えたのか?)

それならば……不屈はともかく一途というのは少し気恥しいがまぁ仕方ない。

そんな事もあったが結果、新品のナイフと銃二丁を買った。

残り所持金が200銅貨-70銅貨で130銅貨になった。

ちなみにレートは、


銅貨100枚で銀貨1枚、

銀貨10枚で金貨1枚、

金貨10枚でスター金貨1枚だ。


正直言ってかなりしょぼい武器しか買えなかったが仕方ない。

それにここらのモンスターを相手にするのには十分だ。

「次は情報……酒場だな。」

僕は13歳なので酒を飲むことは出来ないが、話を聞くくらい許してくれるだろう。念の為顔はフードであまり見えないようにする。

「こんにちは~」

そんな事を言いながら入ると昼間から酒を飲んでいる奴は以外に多い。

(…………?)何故か嫌悪感を感じたが気にしない。

「すみませんが勇者について教えてくれませんか?」

僕は端の方でうなだれている男に声を掛けた。

「あぁ!?勇者!?今そいつの事を思い出させんじゃねーよ!」

「……何かあったんですか?」

「アイツがよう、俺がヨリ戻そうってアケミと話あってたらいきなりアイツが出てきてボコボコにされたんだよ!」

「それは悲しいですね……」

「オマケにさぁ!?アケミもアイツ見て顔赤らめてたんだよ!」

「……」この男には非常に同情するがこれ以上話してもいい事は無さそうだ。しかしアイツは痴話喧嘩と暴漢の区別もつかないアホなのか?勇者なのに?

色々思う所はあるがここは酒場から出ていこう。そろそろ夜になるので、面倒事に巻き込まれる前に逃げよう。

こうして僕はそこそこ有意義な一日を過ごした。




スキル説明


スキル:一途、魅了状態を100%防ぐ、心に決めた人が居る男はなびかないのだ!


スキル:不屈、HPがゼロになる攻撃を受けても耐える、攻撃を受けた時の精神力依存。


主人公ステータス


Lv1

名前:アルス・クローバー

職業:復讐者


HP30/30


攻撃力6

防御力6

魔力14

精神力18

素早さ11


装備:粗末な銃×2、新品のナイフ、普通の服



ちなみにアルスの年代だとHPは50、それ以外の能力は10が平均です。

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