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第二話 勇者様?

「ファイア」

(誰かが唱えるといきなりとんでもない大きさの火の玉が飛んで来た!)

「うわっ!?」

間一髪で下がってどうにかアルスは避けた。

「低級魔法であの威力!?」

そんな声が聞こえる

「熱い……腕がちょっとかすったかな?…」

「あっそうだ!トウゴとカレンは大丈夫か!?」

彼が目の前を見るとカレンは謎の男性に抱きかかえられている。

そして彼が次に見たものは黒焦げになっているチンピラと……

大 火 傷 を 負 っ た ト ウ ゴ だ っ た

「と、トウゴ?」

揺さぶってみるが返事がない。そしてカレンの方を見ると、

「あ、あの助けてくれてありがとうございます」

と、顔を赤らめながら言うカレンと

「市民を助けるのは勇者として当然ですよ」

と言う男性が居た。


アルスは謎の男性に掴みかかった。

「あんたのせいでトウゴが、トウゴが!大火傷してるじゃねーか!おい!」

するとそこへ王国の兵士がやってきた、

「勇者様!大丈夫ですか!」

「おい!勇者様から手を離せ!」

アルスは無理やり引き剥がされてしまった。

「離せ!コイツのせいでトウゴが!」

「えぇ、少年が大火傷を負ってしまったようなので病院に連れって行ってあげてください」

「見ず知らずの少年にまで気を使うなんて…流石は勇者様だ!」

(はぁ?コイツら何言ってるんだ?そもそもコイツのせいでトウゴは大火傷してんだぞ!?)

「少し大人しくしてもらおうか」

そう兵士が言うとアルスは後頭部を殴られ気絶してしまった。


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