夕情
夕情 ゆうじょう
夕方の想い
薄暗くなり 昼間の暑さも
わずかだが 影を潜め
夜の暗さが 覆い被さるようだ
1日の記憶が あまりない
記憶を 掘り起こそうとは
しないからだ
今の 生き方は 瞬間を
大切にすること
だから連続なんだろうが
過ぎた時間の行動は
記憶を 蘇えさせることは
しない
過ぎたら 過ぎた過去に
なるのだから
振り返らないこと
かと言って 未来も見ない
なんだか中途半端だと
思われそうなんだが
今の 私には ちょうど良い案配なんだ
プラス方向も マイナス方向も 見ない
次の瞬間だけ 気にすることにしている
私が よく使う
ぼけっとするが
この意味なんだ
気を 使えば 体に負担が
かかるから
考えない 考えない
それでも いざという時は
一生懸命に 考えることにしている
まるで 即発射可能な
ロケットのようだな
この先のことは
全然 分からないものだから
行き当たりばったりで
良いと 思っている
生きているのなら
ダメは ないから
死んでしまえば
初めて ダメと言うことになる
生きて ぼけっとして
多少の食べ物と 水が
あれば なんとかなるもの
ちょっと極限すぎるが
余計なものを
振り払えば なんとかなるもの
そして 生きることに
専念する
それが 人間の本当なんだ