表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/276

¶ 1.宿泊室 2 ~ 気になる村 2 ~


セロフィート

にんげんよりつよものが、よわにんげんエサにんしきし、のこためいのちうばこうじゃしてはいけません。

 めるけんも、あながけんにんげんにはないです。

 わかります?

 にんげんだんからなにく、たりまえにしているこうまったおなことにんげんがされるだけのことです。

 なにもせずまもことも〈 ていさつしゃ 〉としてのやくです。

 いです?」


マオ

「………………。

 セロのってることからないわけじゃないけど……」


セロフィート

まもれないならきません」


マオ

「わ…かったよ!

 もセロがしてるみたいにぼうかんしてればいいんだろ!」


セロフィート

「そうです。

 マオもかってましたね」


マオ

かりたくないけどな!!」


 かおをムスッとさせたマオは、ねたようこえこたえた。


 セロフィートはんでいたあつほんページしおりはさむとほんじる。


 あつほんはセロフィートのてのひらうえあらわれた〈 ほうじん 〉のなかはいるとえた。


セロフィート

「──ではきましょう」


マオ

「は?

 く……って??」


セロフィート

「≪ ものむら ≫にまってます」


マオ

「え?!

 い、いまから?!」


セロフィート

きたいのでしょう?」


マオ

「いや……う、うん…。

 きたいんだけど……。

 あまりにもきゅうだから……」


セロフィート

「『 さんがてら 』といました。

 マオ、コートをわすれないでください」


マオ

「わ、かったよ」


 がいまんまんなセロフィートにわれたマオは、なおにコートをことにした。


 マオはコートをけているハンガーにばした。


 ハンガーからはずしたコートをる。


 ハンガーはかべのフックにけた。


マオ

「セロ!

 ちゃんとコートったぞ!

 ちゃんとそうしてるし!」


セロフィート

よろしい。

 マオ、けいたいしょくちました?」


マオ

けいたいしょく〜〜??

 あっ、セロがくれたビンはいってるあめだまことか?」


セロフィート

「そうです。

 わすれてません?」


マオ

もちろんだよ!

 セロがくれたオレのだいいのちづなだからな!

 ちゃんとはだはなさずってるよ!」


 マオはセロフィートがくれたけいたいしょくはいっているビンをセロフィートにせた。


 250ミリリットルほどビンなかっているのはれもカラフルないろをしたあめだまだ。


 べてしまうのがもったいいとおもほどうつくしいあめだまは、あまひかだが、とてもだ。


 ビンなかにはあめだまがギッシリとはいっているのにおもさはいにひとしい。


 ビンだが、ざいガラではなかった。


 とくしゅざいているビンは、たかからとしてもヒビがはいらないほどじょうれたりもしない。


 れだけおもものうえからとしてろうとしてもきずである。


 とくしゅなのはではない。


 ビンそこには〈 ほうじん 〉がえがかれており、あめだまはんぶんりょうまでるとあめだまえるようになっている。


 あめだまくなり、ビンなかからっぽになることもない。


 セロフィートにビンえたマオは、せんようのホルダーのなかビンれた。


 ビンホルダーはベルトといったいしており、ビンくしくいようになっている。


マオ

「セロがくれたあめだまがあれば、でもでも〈 原質の源(テフ) 〉をじゅうるから便べんだよ。

 すっげぇたすかってるよ」


セロフィート

よろこんでもらえてワタシもうれしいです」


マオ

「セロ、フィンとニュイリはどうするんだ?

 こえけるのか?」


セロフィート

せっかくですし、2きましょう。

 4にんではちますし」


マオ

「あ〜〜〜……。

 1ばんつセロが、それっちゃうんだな〜〜」


セロフィート

なんです?」


マオ

なんでもないです……。

 じゃあ、セロとオレだけでくんだな。

 …………なんかさ、2けるのひさりだよな(////)

 ええと……≪ まち(ベリチェリスト)らいかな?」


セロフィート

「ふふふ。

 なつかしいですね。

 マオのためけましたね」


マオ

「うん!

 あれから4ねんつんだよな〜〜」


セロフィート

だ4ねんです」


マオ

「セロにとっては『 だ 』だろうけど……。

 ≪ まち(ベリチェリスト) ≫がかいとうするとおいなぁ……」


セロフィート

がいちからいですよ。

 ぐ300ねんちます」


マオ

「………………。

 それはセロだからだろ〜〜〜」


セロフィート

「そんなことないです。

 ときぎるのはがいはやいものです。

 マオもれます」


マオ

れたくないよ〜〜〜」


 にかコートをり、ひだりにおみのつえったセロフィートは〈 だいほう 〉をはつどうさせた。


 ゆかうえに〈 ほうじん 〉がしゅうげんする。


 おみの〈 てんほうじん 〉である。


セロフィート

「マオ、なかなかってください」


マオ

「うん。

 …………って、うか!

 セロ!

 ≪ ものむら ≫がにあるのかってるのかよ?!

 オレはらないよ……」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ