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FIVE WORLD  作者: 誠星 達也
2/2

プロローグ

ある所に、とても中が良い子ども達がいました。


その子ども達は、家も近所で毎日の用に誰かの家に行き、遊んでいました。






どうやら今日は、晶哉の家のようです。


二階建ての築三十年の家が晶哉の家である。

その家の二階から沢山の声が響いていた。













部屋の中には、四人の少年がお菓子を食べながら、何かを話していた。


「次は何して遊ぶ?」


一人の少年が問い掛けた、すると隣に居た頬っぺたにバンソウコウをした少年が


「[SOCCER ELEVEN] やるに決まってるじゃん」


言い終わり、その少年がゲームソフトを鞄から出そうとしていると向かいに居たポチャリした少年と暗い感じの少年が


「えー、それはこの前もやったじゃん」


「…つまらない」


と言った。

するとバンソウコウの少年が


「何だよいいじゃんかよ、なぁ晶哉?」


「俺もヤダ」


晶哉と呼ばれた少年はすぐに言った。

するとバンソウコウの少年は背中を向きながらつぶやい。


「どうせ…つまんないんですよだ」


するとポチャリ少年が


「またそうやって背を向けて、諦めろよな暹」


と言った。

バンソウコウ少年もとい暹がつぶやいた。


「解った、ところで渉は何したいんだよ」


ポチャリ少年もとい渉がリュックを開けながら言った。


「俺は・・・・・あったあった、この前買った[SAFARI STORY]だなぁ、浩太は何したい?」


暗い感じ少年もとい浩太は、ジュースを持ちながら


「[人世ゲーム 2nd]かな、晶哉君は?」


と言った。

晶哉は少し考えてから


「外に行きたいかな…みんなバラバラだね、どうする?」


と言った。

すると暹はすぐに


「後で、アイツが来たら決めればいいじゃん」


と言った。

みんなは頷き、またお菓子を食べ始めようとしていると


トントン


と襖を叩く音が聞こえて来たので、晶哉は

「誰?」と聞こうとしようとしましたが、すぐに襖が開いてしまいました。

するとそこには晶哉達よりも三四歳下の女の子が立っていました。

晶哉はその子に尋ねた。


「何か合ったのか光?」


光と呼ばれた女の子が


「お姉ちゃんが来たよ」


と答えた。

晶哉はすぐに言った。


「何処に居るの光?」


光は玄関の方に指を指した。


晶哉は光を上に残し、玄関に向かった。それから一分後、晶哉は戻って来た行きと違うのは、晶哉の後ろに黒い本を持ったロングヘアーの少女がいたことだ。


浩太は少女を見て言った。


「遅かったな、達亜」


達亜と呼ばれた少女は少し元気がなく、黙っていた。

不思議に思った浩太は問い掛けた。


「何か合ったのか…達亜?」


すると達亜は何も言わずに部屋に入り、テーブルの上に持っていた黒い本を置いた。

暹と渉は口を揃えて


「この本は何なんだよ?」


と言った。

晶哉は本のタイトルを見てつぶやいた。


「[FIVE WORLD]ってゆうタイトル本なんだな、それでこの本が何かあったのか?」


達亜はその場に正座をして


「うん…あのね…やっぱり何でもない」


と何かを言いかけたがまた黙ってしまった。

すると暹は、少しイラついた様子で言った。


「一体どうしたんだよ達亜?

いつもの達亜らしくねぇんじゃねぇか」


それを聞いた達亜は


「実はこの本をね、商店街の本屋さんで見つけたの、よく解らないけど何かをこの本に感じたから買うことにしたんだけど‥買った後に、店の店員さんがいってたのよ


「こんなタイトルの本あったけ?」


って、それで読むか迷っているの?

それに何だか嫌な予感もするから、本当にどうしようかなって思いながら此処まで来ちゃったの」


と言った。

それを聞いた暹は


「嫌な予感か、確かに注意した方がいいよな」


と言い、続けて晶哉も


「そうだな、達亜の感は結構いや、約99.9%当たるからな」


と言った。

先ほどまで黙っていた達亜が問い掛けた。


「結局、どうするの?」


という会話をしながら迷っていると、達亜の登場時から部屋に入った、光が興味本位で本を開いてしまった。


「えぃ」


みんなは何が起きたのか解らなかった、開いた本から十色の光が出て来てた。


「おい何なんだよ、この光はよ!」


「解らないけど、危ない気がする」


晶哉達六人を本の中に吸い込んでしまった。

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