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~10歳になって学校へ入学することになった~

お待たせしました!

もう一作も今日中に投稿できたらな!って思ってます!

オッス、オラクレス!ってな!

冗談はさておき、今日で晴れて10歳になった俺である。

6歳差のかわいい妹ができたりしたが、今はそれどころではない。

8歳で親父に簡単な狩りに連れていってもらった。

能力値的にはスライム相手なら問題なく勝てるのだが、そんなに無理する必要もないので安全なヒットアンドアウェイ戦法で狩りをした。

親父にも「賢いやり方だ」と褒められたので気分的には悪くなかったな!

あと、半年後にアームストロング王国のマスタリア学園に入学することが決まった。

中等部と高等部があり、俺は年齢的に中等部から入学してこの国、この世界について色々学ぶらしい。

なんでも、俺には戦闘の才能が物凄いから、冒険者でもなんでもいいから活躍させたいらしい。程々に頑張りますよーっと



と、そんなこんなで10歳になった今、俺の外見と能力値を確認してみよう。


碧目蒼髪のちょっと厨二くさい見た目だが、別にいじめられるような見た目ではないらしい。そこはよかった。

顔だちは…前世の記憶持ちの俺の価値観からするとめちゃくちゃかっこかわいいのだが、この世界ではこれくらいが普通かもしれないので、中の下くらいだと思っておく。


次に能力値だ。


名前:クレス=ハーレィ

種族:人間

称号:(未設定)

レベル:3

能力値

力:216 (「全」100で+1)

守:124 (「全」100で+1)

魔:220 (「全」100で+1)

速:104 (「全」100で+1)

運:1 (「全」500で+1)


所持スキル (オート)

・努力値獲得

・万能理解Lv.10

所持スキル (マニュアル)

・未獲得


適性

・勇者

スキル補助4/1

努力値獲得量増加

・半神半人デミゴッド

スキル補助4/1

努力値獲得量増加

聖なる加護

ステータス補助2/1


所持努力値:「全」602,500 「知」17,500,000 「生」8,750,000「戦」27,350,000》


ふっふっふ…今までのステータス表記と比べていくつか増えている項目があるだろう?

これは!魔物討伐を!したことによる!レベル概念の取得、討伐と鍛錬による努力値だ!!!


…桁がおかしい?そんなことないさ。

スライムが1匹4倍補正で50,000もくれるんだ。こんなのあっという間だろうよ。

なんでスライムの癖に、とか思ったが自分の当時の年齢が一般人が狩りを始める年齢より低かったことによる補正だとかレベル差による云々でしばらくよく貰っていただけだけどね。

俺がレベル3になってからは努力値が貰えなくなっていた。

もうきっと普通のスライムじゃ努力値は貰えないのだろう。

でもとても助かった!

そして忘れては行けない値がある。

そう、「全」だ。

誕生日に5000ずつ、一レベルに5000ずつ貰えるとしてもこの桁はおかしいと思うだろ?俺もおかしいと思った。

答えは簡単、レベルアップのボーナスが50,000だったこと、それが4倍になっただけである。

最初は気が付かずに喜ぶ場面を逃してしまったが、まぁそんなことは気にしない。

あと、気がついたら万能理解が10になっていた。これはほぼ全人類がもっているスキルだからか、ボーナスは無かった。くそぅ。

とまあ、こんな感じで今も不老不死のために書室で本を読んだりして頑張っているんだ!


「おにいたま、なにちてるの?」

とんでもなく愛らしく舌足らずな喋り方でこちらへ歩み寄ってくる金髪のょぅι゛ょ。妹のミントだ。

「やあ、ミント。本を読んでいたんだよ、丁度終わったところだし、なにかして遊ぼうか?」

「あそぶー!!」

どこかのお姫様みたいな可愛いドレスを着て満面の笑みを浮かべて抱きついてくるミント。ぐぅ。


「ハハハ。ミントは甘えん坊さんだなあ。」


そう言って天使の頭を撫でると、えへへ、と言って嬉しそうに目を細める。がぁ。


「ふむ、お前達は仲がいいな、私も混ぜてほしいものだ。」


俺が天使に悶絶していたら(もちろん心の中で)、書室の入口から黒髪で無精髭を生やした渋めのいい声が聞こえてきた。ストレイ父さんである。


「お父様、お帰りなさい!」

「とーたま、おきゃーりなたい!」


俺たちが挨拶をすると、その厳つい顔からは想像もつかないだらしない表情で


「ただいま、2人とも。」

と言って俺達を抱き上げた。


「まったくもう、貴方って人は…。」


そう言って俺が座っていた隣の椅子からやれやれといった声をかける銀髪の落ち着いた雰囲気の女性。アイリ母さんである。実はさっきまで一緒に本を読んでいました。


「まあ、いいじゃないかアイリ。」

「うふふ」

「とーたまも、かーたまも、みんと、だいすき!」

「ぼ、僕もです!」


兄妹の急な告白に悶絶する両親。そして


「ありがとう、僕達も2人のことを愛しているよ。」

「うふふ、私も愛しているわよ。」


家族みんな笑顔だ。

いやあ、愛されているなあ……。

とっても幸せだよ。あっはっは。


(こういう幸せは崩壊するみたいな「お約束」がありそうなんだよな…)


そんな不安を感じた。


*******


10歳の誕生日を迎えて半年を過ぎてから両親は俺を学校に通わせた。

このマスタリア学園は身分関係なしに金さえ払えれば魔法、戦闘術、交渉術…etcを学ぶことが出来るとんでもない学園だ。

その分お金がかかるのだが、平民にも才能ある子供がいるかもしれない、ということで、高い能力や才能を持つ人材を増やすため学費 (食費込み)を無料 (正確には貸しだが)で入学させる特待生制度というものがある。

学園は全寮制だったので、俺は荷物をまとめて学園へ向かった。

家を出る時のミントの悲しそうな顔が忘れられない。

週七日の内の後半二日は地球と同じで休みらしく、その二日は在校生の家族も学園に手続きをすれば入れるらしい。

そのことをもっと早く教えていればミントは泣かずに済んだのでは…?と思って親父をみたら

「いやぁ…すっかり忘れていたよ。はっはっは。」

とか言っちゃってるし。


とまあ貴族として学園に入学しようと思ったんだけど、平民用に入学するために必要な実技試験というものの存在を知り、俺もやってみたい!ということで、平民として試験を受けることにした。

本音は、試験を受けずに入学する奴は大抵、甘やかされて育っているので力がないくせに偉そうなのが多いのだ。俺はそんな奴らと同じ類に思われたくないので試験を受けることにした。まぁ入学は決まっているので、体験に近いんだけどね。


試験会場に行ったら俺以外にも貴族っぽい身なりをした人が何人もいた。

こいつらとは仲良くなれそうだ。なんて偉そうに思いながら試験官らしき人物を探す。


「お前、来たのかよ!どうせ受からないだろうし時間の無駄だから帰った方がいいんじゃないか??」

「ギャハハ!ムボーってやつだよ!!」

「今ならまだ間に合うよ!帰ってママのおっぱいでも吸ってなよ!」


なんとまあ汚い声が聞こえてくる。

声のする方を見てみると、貴族っぽい身なりをしたガキ1人とその取り巻きのような平民2人が平民の女の子に何か言ってるようだ。


「うるさいぞ!ふん、弱い犬程よく吠えるとはこういうことを言うんだな?お前達こそ帰った方がいいんじゃないか??」


なんかとんでもなく男っぽい話し方をする女の子だなあ。

見た目は赤髪のボーイッシュな髪型で、目は凛々しさを感じさせるキリッとした蒼目、とても美しい顔立ちをしている。

服が男物だったら男の子と間違えていたかもしれない。

やっぱり、俺を中の下に設定しておいてよかった。彼女は絶対に上の上レベルだ。

思わぬ反撃を食らったからか、貴族のガキは顔を真っ赤にして


「この男女!偉そうにするんじゃない!!」

「っ!」

「……」

「なに!?」

「…?」


間一髪。女の子を殴ろうとしたガキの手を掴んで引っ張る、その勢いのままガキ共と女の子の間に移動する。


「女の子相手に暴力を振るう。しかも貴族が?なんの冗談かな?」

「な、なんだよお前!何様だ!!」とちょっとビビってる貴族kidsと、そうだそうだ!と騒ぐ平民kids。


「僕が何者かなんてどうでもいい。もしかしたらこれから一緒に学んでいく仲間になるかもしれない人を虐める悪い子達がいたからそれを止めただけだよ。」

自分で言ってて恥ずかしくなってくるセリフだな。


(…ダサ)

(言わないでくれ!自覚あるんだ…)


女の子にディスられた。俺の(ライフ)はもうゼロだ。


「ごほん、とにかく、上下関係をはっきりさせたいなら丁度いいしこの試験の結果ではっきりさせればいいんじゃないか??」


気を取り直し大人っぽく対応する。

ぶっちゃけここは地球じゃないのでいじめとかは日常的にあると思っているので、それをやめろ!なんてことは言うつもりはなかった。

ただ、女の子に手をあげる男が醜くて、かわいそうだったので(どちらも)つい介入してしまっただけ、言うこと言ったら退散するつもりだった。


「なら、生意気なお前!お前も勝負しろ!!」

「そうだそうだ!」

「え」

「…そりゃそうなるよ……。」

あとがなくなってしまった。

控えめに言って面倒だ……。

フラグ建てるのが露骨?

知りませんよ!難しいんです…。すみません

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