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面接しました

大変お待たせしました。

更新ペースを上げていきたいと思っています。


マスタリア学園入学第一試験は無事に終わった。

次は難関の面接(ステータス紹介)だ。

あまり説明等は得意ではないがやらなくてはならない。

今、俺は廊下に並べられた椅子の列の先頭に座っている。

気がついたらもう順番が回ってきてしまったようだ。


「次の方、どうぞお入りください。」

「はい、失礼します。」


死地に赴く戦士の気持ちで部屋に入る。

面接官は3人。入った途端に、面接官の人達が「おぉ…」と呟いたので気になって見てしまった。

失礼だと思われなかっただろうか……。

緊張しながらも面接官達の前に立つ。

面接官に促され、椅子に座る。

そして、面接が始まった。


面接官A「では、面接を始めますね。」

俺「はい、よろしくお願いします。」

面接官B「クレス=ハーレィ君だったね、まず一つ目の質問です。君は貴族…ハーレィ家のご子息だと聞いていましたが、何故わざわざ入学試験を?」

俺「はい、まず、今の自分の力で試験を合格することが出来るのか、それを確かめたかったことです」

面接官C「ほう。他に理由はあるかね?」

俺「あります。どちらかと言えばこちらの方が重要な理由です。」

A「聞かせてくれるかい?」

俺「はい。ご存知かと思いますが、我が父はアームストロング王国黒十字騎士団の騎士団長、ストレイ=ハーレィです。

真かは存じませんが、父は王国最強と言われている騎士と聞き及んでます。

ならば、その最強の息子が一般の入学試験を受けずに貴族枠で入学をする。そして、一緒の入学試験を受けたとしても、不合格になる。そのようなことはあってはならない。そう思ったからです。」

C「………成程。よく分かった。ありがとう。」

B「二つ目の質問です。クレス君は我が学園で何を学びたいと思っていますか?」

俺「…。魔法も含むマスタリア学園が教える全ての戦闘技術です。」

C「……この学園では戦闘技術の他、騎士を目指す者なら騎士の作法、歴史。商人や冒険者を目指す者には商人への交渉術等を学ぶことが出来る。そしてどれも授業時間が被らないようになっている。多くの授業を受けたいという生徒とおるからの。…して、クレス君、君は座学は必要ないと?」

俺「いえ、そのようなことは決してありません。ただ、自分の中での最も重要で優先すべきことが、戦闘技術なのです。」

C「ふぉっふぉっ。少し意地の悪い質問だったかの?すまんのう。」

俺「いえ、とんでもないです!」


…………………………


10分くらいか、面接官達の質問に答え続けた。地雷を踏まないように。

そして、


A「…このくらいでいいでしょう。クレス君。これで最後です。準備はいいですか?」


来た!!


俺「…はい!」

B「いい返事だ!では…クレス君。」

C「君のステータスを見せてくれるかな?」


面接官が最後の質問(試験)を始めた。

俺は頷き、ステータス画面を開き、面接官達に見せた。


俺「これが自分のステータスです……!!」


・・・・・あれ?反応がない??

そういう感じで最後迎えるの…!?嘘ぉ!??

面接官達は俺のステータスを凝視している。


「まさか…これほどとは………。」


しばらくして、誰かが言った。

普通に怖い。緊張のドキドキで壊れそうだよ先輩…。先輩って誰だ?

だめだドキドキしすぎてわけわからん事考えてる早く終わってくれないかなお願いだぁ……。


「……ありがとう。これで面接、改め入学試験は終わりです。合否の発表は2日後になるからそれまではこの街に居て下さいね。」

「は、はい!ありがとうございました!!」


やった…!!やっと解放されたよ!!!

俺は1つの試練を終えた……。



━━━━━━━━━━━━━━



学園の入口に向かうと、ルナとミント達が待っていた。


「クレス!面接、どうだったの?ちゃんとやれた?(一応御家族には面接が苦手って説明しておいたよ!)」


おかんよりもおかんみたいな発言をするルナ。そして優秀だ。かわいいし。っていやいや、そうじゃなくて。とりあえず返事だ、返事をしよう。

俺は笑って、


「とりあえず、今出せる全力を出し切ったよ。」


と言ってルナや母さんを安心させた。母さんは、それならきっと大丈夫よ、なんて言ってくれる。母さん…!!!

俺が感動していると、親父が、


「ルナちゃんから聞いたが、まさかクレスは面接が苦手とはね。はっはっは。父さんは面接は得意だよ。」


何故か勝ち誇ったような顔で自慢してきた。うざい。どうにかしてあの顔をやめさせたい。

そんな俺の念が届いたのか、母さんが、


「うふふ、あなたのあれは面接とは言いません。恐喝、もしくは脅迫ですよ。」

「とーさま、こわーい。」

「そうだねミント、父様怖いね。」

「(ガーン!!!)」


ここぞとばかりに親父をディスっていく。日頃の恨みだ!!(今日の騎士であることを隠していたことについてしか恨みはない。)

相当自信があったのだろう、ショックを受けたような顔から中々戻ってこない。

そんな親父を置いて俺達は夜ご飯を食べに行って、各自帰宅をした。



その日の夜。

今日は大変だった。やっぱり面接官は強敵でしたね。

受かった時のために明日はこの街を色々探索してみようかな。



━━━━━━━━━━━━━━



同刻━ルナの部屋にて━


今日は本当に色々あったな…。グレイの馬鹿達の面倒くさい絡みから助けてくれた彼、クレス。最初はただ見栄を張っているだけかと思ったけど、実はあんなに強くて、しかもストレイ様のご子息で、おまけに優しくてかっこよくて……。

はっ!!?!?私、今何を!??!??

試験の結果は明後日発表されるらしい。

私達2人とも合格だといいなあ……。



━━━━━━━━━━━━━━━


時は少し遡り、試験後の職員会議室にて、


「何!?それは本当か!??」

「間違いないと思います。《隠蔽》《偽装》スキルの反応はありませんでしたので。」

「有り得ん……。彼はまだ10歳なのだろう??」

「はい…。」

「まさか、彼は勇者なのでは!!?」

「待ってくれ!勇者とは、レベルアップ時の成長率とスキル獲得に必要な努力値の軽減、そして最強の一角であるスキル《勇者》を持った人間のことだろう!!?

もし彼が勇者ならばスキル欄に《勇者》が無いとおかしいじゃないか?

スキル欄は[非表示]に出来ないのだから。」

「…確かに、[非表示]に出来るのは称号と所持努力値、適性だけじゃ。《偽装・看破》では非表示にしているのかそうでないのか分からぬ。じゃが彼のあのステータスはどう説明すれば………。」

「こんな時に限って《鑑定》持ちの先生はお休みだし…」

「……話が逸れていやしないか?今やっている会議は受験者の合否の判定であって彼のステータスの秘密ではないだろう。」

「あ、ああ…そうだったな……。」

「こんな人材手放す筈がないわい。無論、合格じゃな。」

「異論はないです。」

「では次の受験者を━━」




こうして、マスタリア学園でのクレスの入学試験は終了した。

主人公のステータスをここに書き留めておきます。忘れないように…。

《---ステータス---

名前:クレス=ハーレィ

種族:人間

称号:夢を追う者(ドリームキャッチャー)[非表示]

レベル:7

能力値

力:314 (「全」100で+1)

守:201 (「全」100で+1)

魔:331 (「全」100で+1)

速:176 (「全」100で+1)

運:1 (「全」500で+1)


所持スキル (オート)

・努力値獲得

・万能理解Lv.10

・称号把握

・サムライA

・総合格闘術B++

所持スキル (マニュアル)

・限界突破

付与スキル NEW!

・瞬発力A+

・判断力A+

・動体視力A


所持努力値[非表示]

・「全」1,017,000

・「知」18,210,000(up↑)

・「生」8,250,000

・「戦」31,140,000


適性[非表示]

・勇者

スキル補助25%

努力値獲得量増加


半神半人(デミゴッド)

スキル補助25%

ステータス補助2倍

努力値獲得量増加


・聖なる加護

長寿 》


新スキルの解説もします。


《限界突破:10秒毎に「生」努力値を一定量消費する。消費している間していした能力値が消費量に比例して上昇する。

[デメリット有]:攻撃を一定値以上にしたい場合、その攻撃力に耐えうる肉体を作る為に守備も能力上昇させなければならない。

例:(メイン)(サブ)

(メイン)攻(サブ1)守(サブ2)


※限界突破発動中、メイン上昇させている能力種に応じてテンション(性格)が変化する。》


《偽装・看破:スキル《偽装》でステータスを騙していた場合、《隠蔽》で隠していた場合、それを無効化して本当のステータスを見ることが出来る。しかし、[非表示]の部分はまた勝手が違うようで、全く分からない。》

《鑑定:相手のステータスを許可なく閲覧できる。《偽装》と《隠蔽》は無効化出来ないかわりに、[非表示]にしている部分がわかる。適性部分は非表示にしている適性の数もわかる。(非表示内容・・・称号、努力値、適性:〇種)

鑑定のランクが上がって上位のスキルになると非表示部分が完全に読み取れるようになる。》


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