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0からできたる勇者ども  作者: ガルヴォロ
シンガン・シャイナー
8/12

二面入りまーす


「~だぁ」「~あぁッッ!」「近ッ!」「S○○したい」

という言葉を使用します。

なんていうか文としてはすごく雑だけど、伝えたい表現としてだったらある意味これで十分


現状報告:「気絶。」


神的な何か:「今、彼は珍しい種族のファイアビーストの集落にいた。

そこで現在彼はベネッタ少年とリリエッタ嬢の家でぶっ飛ばされていた。

彼らは暴力に躊躇が無く、若干理不尽な家系のようだ。

盲目で髪の長い青年はこれからどうなるのか、そこからは俺が言うとネタバレなので割愛ね」



○○○○○○




「なんだか、少しだけ神の御声が聞こえた気がする…」


なんでも「暴力に躊躇が無く…」って聞こえた気がする。

あと毒舌とも。


ここはベネッタ姉弟の家の一室。

体を動かすと筋肉が痛む、全身打撲といった感じだ。

そう。確かリリエッタに首筋を蹴られたのだった。

布団を敷かれ、首筋には凍り水の入っているらしい…触感的には皮袋が置かれていた。

これって皮袋だったからいいものの、ビニールとかだったら結構やばいんじゃねぇの。


「お兄ちゃん、叩かれ過ぎて頭イかれちゃったの?」


「ベネッタ、言葉を選んで。心にくる」


えぐるように。


「それでベネッタ、リリエッタから話は聞いたのか」


「うん。僕行くよ」


「猛獣が出ても俺は助けられないぞ」


「大丈夫、僕強いから」


「そうか」


まだ痛む体に鞭を打って気合と強がりで立ち上がる。


「お兄ちゃん、杖」


「ああ」


右ひじに棒の感触。

どうすればあんな目に遭わないかは分かってくれたようだ。


「それじゃあ出口まで誘導してくれ」


「わかった。そういえばお兄ちゃんって僕たちのいる場所が分かるの?」


「いや、今はといった感じかな。ぼんやりとした感じだ」


雰囲気でしか伝えられないっていうのも空しいな。


「それじゃいくよ」


そう言ってベネッタは俺の左手を引いて集落の出口へと先導していった。



―――――――――――――――



ザワザワと、風に吹かれる木々の音。

森にいるのは分かる。

しかしだ。


「ベネッタ、まさかと思うけどお前迷子になっては無いよな?」


「お兄ちゃん。お兄ちゃんは目が見えないんだからちゃんと僕に従ってたらいいんだよ!」


「いや、そのな…」


気配で分かるんだが、これぐるぐる回ってるからね。

今ベネッタ君が迷子って言うのがばれてるからね。

ついでに言っちゃえば結構遠くだけど川の音とか聞こえてるからね。

あと木を避ける位なら余裕でできるほど慣れてきたからね?


「ベネッタ、もう俺は大丈夫だ。木を避ける位なら出来るし、歩いてる途中に開けた場所があるのを感じたから」


「え、お兄ちゃんすごい。見えるの?」


「ああ、たとえば……なにおまえ顔にナメクジ近づけてんだ止めろ気色悪い!」


「すごい!見えてる!」


「よし、それじゃついて来い」


「うん!」


結構素直なんだな。

いやあこんなに愛嬌があればもっと可愛いと思うんだがなぁ。





「お兄ちゃんもしないの?」


そう言ったベネッタは現在川に向かって小便をしていた。

もちろんその濁った水は下流へと流れる。

如何せんマナーが悪い。


何でこんな失礼なのか。

家でもそうだったが家系なのか?

そういえば姉は姉で暴力的だったな。

家系か。


「よし、とりあえずこの川を下っていくか」


「わかった」


「手ぇ拭け」


文句を言わないところも、こいつのいいところだが…。

心の中でブツブツ言ってそうで怖い。





「わぁー!」


広いところに出たが障害物やらの気配が何も感じない。


「ベネッタ、俺には何もないように見えるが遠くに何が見える」


「えっと…メッチャ遠くに人間がいるよ、それもたっくさん!」


「人間?」


がんばって意識を集中するが人の気配は感じない。


「どのくらいの距離だ?」


「えっと3キロくらい?」


遠いわ。

お前は海の男か。

目でも見える自信ないわ。


「よし、とりあえずその人間たちの方へいこうか」


「うん!」


しかし3キロか。沢山いると言っていたが歩いて追いつけるだろうか。

…こういう馴染みの無い人物といると喋る事が無くなるのが一番怖いな。


ふと、何か犬のような…2mはあるだろうかそれくらいの獣がこっちに近寄ってくる気配を感じた。

なんだろう…その近くにぽわーっとした何か浮遊物体を感じる。


「まさか、UFO!?」


「何言ってるのお兄ちゃん。そんなことより何か来るよ」


「ああ、あれはだな…」


俺の雰囲気翻訳で訳すと獣の方が

「ったくなんだって俺がこんなことしなきゃなんねーんだこんなことさっさと済ませて嫁とS○Xしたいぜコンチクショー」

んでUFOが

「シャア少佐だって、…戦場の戦いで勝って出世したんだ。フン、手柄をテテしまえばこっちのもんよ」

以上、「気配で分かる!彼らの思っているコト」でした。


「殺気モリモリだ。しかもUFOにいたっては新兵だ」


「お兄ちゃん、見れば分かるしユーフォーとか新兵って何」


「気にするな、今は逃げよう」


「大丈夫だよお兄ちゃん。僕、倒せるから。はじめての戦いだよ!」


そんな日曜のおつかい番組みたいな!

ついでに言っちゃあ何だが。

あいつらの反対側、地中からも何かが接近してくる。

数は二体。大きくは無いし、あいつらよりは遅い。


俺は今、棒しか持っていないわけで……何も出来ない!まどろっこしい!


そうこう考えてるうちに獣の方が近寄ってきた。

ベネッタから高温を感じる。


「くらえぇぇ!」


勢いよくそれは放たれた。

炎だろうか?発射口であろう口から真っ直ぐと突き進み、獣を包んだ。

UFOはその直前に回避したようだ。

獣はしばらくの間もがいたが倒れたっきり黒くなっていった。


「やったやっつけた!」


ちなみにさっき黒くなっていったといったが俺がそう「感じる」だけであって決して見えているわけではない。

実際はね。


ベネッタの自信の根拠が分かってホッとする俺。

しかし接近してくる地中のやつらはどうしたものか。


気づけば後方10m。

近ッ!


ズボッ!!


そいつらは地中から飛び出してきた。

一体一体の伸ばされた腕のようなところから風を切る音。爪か。

だとしたら複数体で獲物を狙う臆病なモグラの類!




▼モグラもどきAが現れた!

モグラもどきBも現れた!


▼モグラもどき共の先制攻撃!

ベネッタ は驚いて反応できない!


▼「俺」の棒を振り下ろす先制攻撃返し!

 モグラもどきA はぶっ飛ばされた。

 モグラもどきB もついでに吹っ飛んだ。


▼「俺」の勝利!

ベネッタ の高感度が上がった!




「気配を読めればこんなもんy」


噛んだ。


「お兄ちゃんかっこ悪い」


「うるさい」


ふと、UFOが動かないことに気づく。

気絶しているのか?


「ベネッタ、ちょっと向こうへいってくる」


「え、人の方向へは行かないの?」


「ちょっと寄り道するだけだよ」


さてと、UFO…UFO。

あ、いた。

手触り的には手触りのよいリカちゃん人形?

小さな人間というべきか、…まさか妖精。

気配の形は人間とは違うが…なるほど、俺には妖精がこういう風に見えるのか。


「おーいベネッタ、妖精さん見つけたぞああああああああい!!?」



ヒュルルルル~


ばさばさと服がはためく。

胸にぐぐっと圧迫感。恐い!

これが落下中か。結構深いんだな。


ドッスン!


「だばさァ!!」


なんだここ、土?

どうやら死ぬほどの深さではなかったようだ。

遠くから「おにいちゃーんどこー」という声が聞こえるがそこからの距離が30mくらい。

おかしいな、穴の中で反射してるとはいえそこまで遠く感じるか?


辺りを気にするとうっすらと身の毛のよだつ寒さ。

穴の中なのだ。明るいわけが無い。

逆にブギウギした穴っていうのに入ってみたいものだ。


ベネッタの声も気配も感じない。

だめだ、これは30m以上はある。


「しかたがない、ここから進もう」


ふと、気づいたことがある。

まだ右手には妖精さんがおり、危うく握り潰されかけていた。


どうやら、地中探検隊になっても一人にはなれない運命のようだ。



燃え上がらない燃え上がらない燃え上がらない

ガンダムじゃない~


ちなみにあの台詞は「機動戦士○ンダム 全セリフ集」で打ったら見つかるよ

伏字のところはみんなも考えて入れてみよう!

嘘ヒントは「GジェネFでしか見たことないよザク・スピード」だよ!


嘘次回予告!

ガンダムってね、色々ありすぎて埋もれたりして評価されてないのもいっぱいあるんだよ

SDガンダム嫌いとか言ってるけどね。

クロスボーンもΞガンダムもF90とか俺GジェネFで始めて見たんだよ。

んで、かっけーなーってさ。

BGMとか大体Fとかだよ。

「戦いの時」なんてGジェネDSだけどね、アレもよかった。

アドバンスもよかった。IDコマンドの時俺も一緒にセリフ言ってたくらい好きだった。

あとアニメとかで言えばSDガンダムフォース。

OPとかEDよかったよね。

次回!「ココロオドル関連画像でガンダム出たとき『ガンダム関係ないだろ』とか思ったやつ、表ぇ出な!」俺にしか見えない…俺関係なくね?

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