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0からできたる勇者ども  作者: ガルヴォロ
シンガン・シャイナー
10/12

なにせ約1ヶ月

なにこの投稿ペースの堕落っぷり


「どうせ見るやついねぇんだし月1でいいか」とか考えてる自分がいる。


ああ、フラグどうりなら次は年1ペースだ…\(^0^)/


※主人公は目が見えません。かわりになんか気配的な・・・なんにせよ敏感です(投げやり)

現状報告「妖精さんと地下の迷宮へと落下したのもつかの間ワームにつれてかれているでござる(笑)てかここどこなのよ(笑)」




「ムググッ!」


いかんっ!呼吸が限界に来ているせいでおかしな思考になりつつある。

大体このワーム俺たちをどうするつもりなのか。

まさかこのままじわじわとかされていくのだろうか。

…ああ。俺、ぐっばい。

意識が途切れつつある、もう視界の7割は無を見ている感じである。

要するに絶賛気絶寸前なのである。


しかし絶望とは裏腹に突如、希望の光が差し込んだ。


ドブシャァァァ…

新鮮な空気が肺に入ってくる。


「ゲホッ、ガハッ…」


「いだきいてじるょのうか…ぶか」カタカタカタ


「あ…あ?」


相変わらず何を言っているのかわからない。

けど大まかに何故か意味は分かる…。

心配してるような?

そしてさらに不思議なことに敵意も感じない。

威圧感ははんぱ無いけど。


「あれ、パミィは…?」


「ここここ」カタカタ


「ん…?ここ、外?」


「ぐおっはもよーう…にんぐ」カタカタカタ


わかった!分かったぞあんちきしょう!

二つの言葉を交互に同時に喋ってるのか。

なんて面倒くさいヤツなんだ。


「…なあ、でかい虫?」


「ガルダガルダ」カタカタ


「俺たちにわかりやすいようには喋られないのか?」


「ああ、できるぞ」『余裕だ』


「うおぉっ!いきなりペラペラ!?」


まさかこんなに簡単にコミュニケーションをとることが出来るとは思わなかった。

そして周囲に意識を向けてみたが特にこれといった危険生物はいないようだ。

こいつを避けてるのか?


「それで、ガルダ・・・か。お前は一体なんなんだ?今のもなんだ?あの洞窟は何の目的で存在するんだ?女の子にもてる方法は?」


『その質問量は同時に答えてほしいのか?』「それとも解説付きで一個づつか?」


正直なところどっちも鬱陶しいな。

人のことは言えないが。


『まぁいい。一つづつ答えてやる』「お前は女にもてない」


『まず、俺はあの洞窟の通路の行き来を任されただけの生物だといっておこう』

「試作段階の生物型リフトと思えばいい」


『今のは液体を介して上へと高速移動した』

「欠点としては乗り場というか取っ手すらない事だな」


『最後に洞窟の目的だが…』

「作成者はマグマを利用した温泉リゾートを作る予定だったらしいが協力者に乏しかったため未完成となったわけだ」


『……』

「……」


「え、あれ?もてる方法は?」


「こいつ、都合の悪い言葉は耳に入らないタイプだ」

『かわいそうなヤツだな、だがある意味幸運なヤツだ。孤独と知らずに生きられる』


「冗談、ふざけただけだって」


だからそんな心にぶっ刺さること言わないで。


「質問はこれで最後にするけど、ここはどこ?」


『山の中腹にある平らな所』「ぱっと見て草原だな」


「ちょっとまってよ!」


ここで妖精パミィが異議を唱えた。

まぁさすがに今喋らないと出番無いからな。


「…今失礼なこと考えたでしょ」


「失礼な」


「それで、ここは私の住んでた森からはどこまでの距離なの!」


『移動開始からの距離でいいかな?』「大体5~6キロかな」


「よかったじゃないか、歩いて帰る事が出来る距離で」


若干の個人差はあるけど。


「も…もう一度さっきのところには帰れないの?」


「無理だな、マグマの活動が活発化してきていたんだ」

『だから俺らが非難・緊急脱出用の装置として君たちを回収した』


『今帰ると肺が火傷する程度の熱だ』

「温泉リゾートの中止にはこの件もあったからだ」


『余計なこと言っちゃうとリゾート建設のせいでマグマ活発化…ついでに地盤が緩んでってる』

「おい、よせ…」


「それってつまり…上には私たちの森が?」


『それもあるが、マグマの活発化の一端には付近の熱帯地域も関係していた』

「いずれはそこも呑まれるだろう」


「付近の熱帯地域って…もしかしてファイアビーストの集落か?」


『そんなものがあったのか、あそこの土は固いから進行することは無かったが…』

「マグマの強い熱気が彼らには丁度よかったんだろう。群棲したのは納得だ」


まてまてまてまて。

パミィの森についてはよくは知らないけど、あの集落はだめだ。

若干失礼だが間違いなく人情を持った人がいる。

いやまて、結構失礼だった。

…俺も失礼なヤツになってしまったな。


「……ああ、急に用事が出来た」


「アンタ、顔がめちゃくちゃ怖いんだけど」


「筋肉痛になりそうな用事なんだ」


「地形と距離で分かったんだけどさ、噂だとこの山の下の方には結構な樹海と昆虫がいるらしいの」


「だからガルダに送迎してもらおうと?」


「そう」


『言っておくが一度の移動に約一週間のチャージが必要なんだ』

「なんせ5~6キロ」


いばるなって。


「パミィは来るのか?」


「急ぎなの。猛獣がいるのなら従えさせてあげるわ」


「居るのは虫なんだろ」


「……ョュッ」


まさか虫嫌いじゃないだろうな。


『森の方角は東北東だ、太陽の位置で妖精さんに確認してもらえればいい』

「妖精なら木々を越えればいいからな」


『それで、最後に言っておこう』

「健闘を祈る」


「かっこいいじゃないの」


『健闘を祈る』

「おい空気よめ」


しっかりあわせろよ。



そして妖精の指示に従い山のふもとへと盲目の男は駆けていった。

なぜか持ち合わせの棒を振り回しながら。










「開幕からあのテンションか」

『死ぬんじゃねぇか?』

「出会った頃と性格が変わりすぎのような…」


『…暇だし賭けでもするか?』

「何を?」

『この話が駄作かどうか』

「メタいなぁ…」


この話の掲載日付


第一話

「12月5日」

今回

「1月23日」下手すりゃ二ヶ月!


なんてアバウトなんだ…。


「嘘!」『次回予告~!』

『樹海へ入った二人に忍び寄る魔の手!』

「二人の行き先を阻むものとは!?」

『行き場の無い二人が陥った末に見つけた行動とは!』

「そして現れる絶世の美女とは!」

『あわせろやゴルァ』「うっせーぞイモ虫」

『あ”?』「ア゛!?」

「次回!触手さん、ソレはそこには入らないよ!」俺にしか見えない世界がある!

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