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仮入部

今日から授業が始まる。高校生活1番最初の授業は英語コミュニケーションIだ。


最初の授業では先生の自己紹介から始まり、生徒の自己紹介と授業の受け方についてのオリエンテーションがメインだった。


「英語科の藤野目(ふじのめ)将暉(まさき)だ。君たちには英語コミュニケーションIを教える。高校に入って難しいこともあるだろうが一緒に頑張って行こう」


とても優しそうな先生だ。


自己紹介はこの後の授業でも続いた。


そして俺がこの高校に入って1番驚いたのは英語が英語コミュニケーションと論理表現。数学が数Iと数A。国語が現代の国語と言語文化に分かれていることだった。


初めての授業はオリエンテーションだったこともあり一瞬で終わった。


授業が終わり、花蓮先生が教室に入ってきて帰りのホームルームが始まった。


「みんな、初めての授業どうだった?」

 

「楽しかったです」


「面白い先生がたくさんいました」


先生もクラスメイトも3日目にして馴染んだのか、ラフな感じになっていた。


「みんなが楽しそうで良かった。今日から部活動の仮入部が始まるから行ってみてね。もっと楽しいと思うよ」


そう今日から仮入部が始まるのだ。


キーンコーンカーンコーン。帰りのホームルームが終わり放課後になった。


放課後になった瞬間に東雲さんが後ろを振り向いて俺に声をかけてきた。


「仮入部行こうよ?」


「ごめん、今日はいいかな……」


昨日の夜、しっかりと考えた。だけど答えは出なかったんだ。軽音楽部に入ったら人前で演奏しなきゃいけない・・・それはあの時からもうやらないと決めてるんだ。


「そっか。まだ本入部が始まったわけじゃないから気が向いたら一緒にやろう!」


東雲さんは笑顔で言ってくれた。


♢♦︎♢♦︎


軽音楽部の仮入部。


そこには1年生が30〜40人ほど集まっていた。海名ヶ丘高校は軽音楽部が有名で軽音楽部に入るためにここを受けている人も多い。


私は翠ちゃんと一緒に仮入部に来ています。


「みなさん、軽音楽部の仮入部に来てくれてありがとう。grantsでボーカルをやっている谷口(たにぐち)順平(じゅんぺい)です」


谷口先輩は黒髪で身長が180cmくらいある爽やかなイケメンという感じだ。


「今回は軽音楽部が普段どんな活動を行なっているのかについて話したいと思います。まず初めに軽音楽部に入部するためには先にバンドを組んでもらう必要があります。そしてそのバンドが解散した場合は軽音楽部を退部するという形になってしまいます。ですので2年半の間、出来る限りやめないようにしてください」


やめてしまえば他の人に迷惑がかかるということだ。


「ということで、今回はバンドを組んでもらいたいと思います。本入部はまだなので仮になりますが。もし、そのバンドが良いと思ったらそのバンドメンバーのまま本入部を行なっても構いません」


するとバンド決めが始まった。


私は翠ちゃんとは組むとして……あとはベースとドラムが欲しいな……。


「あの……ギターとかって空いてたりしますか?」


メガネをかけた黒髪の女の子が声をかけてきた。ギターはもう翠ちゃんに決まってるから……。私が断ろうとしたとき


「ダブルギターカッコいい」


目をキラキラと輝かせながら翠ちゃんが言った。


確かにギターが2人いるのはありだなと思い彼女をメンバーに加えた。


「とりあえず自己紹介から始めよっか。私はボーカルの東雲葵。葵でいいよ」


「僕は渡邉翠。ギターをやってるの。好きな食べ物はハンバーグ」


「私は葉山(はやま)香織(かおり)です。小4からギターを始めました。よろしくお願いします」


3人は揃った。残りはベースとドラムだが、ベースは隼人くんに残しておくとして、あとはドラムだけど……。


後ろから赤い髪の男子がこちらに向かってくる。


「あお(私の小学生時代のあだ名)、バンドって決まった?まだドラムがいないなら俺と組んでくれない?」


彼の名は森下翔海。私の幼馴染である。


「翔くん、私たちについて来れるの?」


「当たり前だろ!」


正直、家も近く、親同士が仲良かったためにいつも近くで見てきたけどドラムがうまいようには見えない。まードラムをやっているところは見たことないんだけど……。


「僕は賛成だよ」


「みなさんがよろしいなら」


「なら決まりだな。よろしく!えーっと渡邉さんに……」


「葉山香織です」


「葉山さん。よろしく!ドラムなら任せろ!」


こうしてベースを除くメンバーは大型固まった。

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