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超能力の法則性

毎日1話投稿で頑張ります。4話目です。

あの日から10日間が経過した。俺はあの心に入り込むというこの能力に関して調べ続けた。

これがその調査結果だ。


①人の心に入るには俺の意思と接触が必要である

これは俺にとって嬉しい知らせだった。触れるだけで入り込んでしまうならとんでもない能力だからな。

意思というのは相手について知りたいという欲求のことだ。俺は迷子の少女のことを知りたいと思い触れたからあの心に入れたのだろう。


②人の心はそれぞれである

人の心は沼地や森、人によっては建物だったりと様々だった。その建物も存在したりしなかったりと様々だ。だが、実在する建物の場合、心の持ち主がその場所に思い入れがあったりするものらしい。

心の中だから当然と言われればそうだが。また、心の中には生物もいたりする。まぁ生物と言っても現実世界と似たようなものばかりだ。生物を追いかけても逃げていく。さわれたとしても特に何も起こらないのが現状だ。俺の心はどうなっているのだろうか。

また、植物の中でも特別なもののみ、触れた場合記憶を鑑賞できる。ただ、それはなかなかに疲れる。

また、俺が探す記憶は光るようだ。例えば、俺がもしある人の好きな食べ物を知りたければ、好きな食べ物を食べている記憶が光り出す。それを触れば好きな食べ物を知れる。そういう寸法だ。


③心の中での時間

心のなかで経過した時間は現実世界とは直接つながっていない。俺がもし、10分あちら側にいてもこちらでは0秒だ。ならあっちでは寝放題だ!と思ったがそうでもない。あちら側に行ける時間は制限されている。入る人によるが、怒っていたりすると拒絶されているのか過ごせる時間は少ない。残念だ。


以上3つが最初の3日間で調べてわかったことだ。能力を得た神社に行って何度もこの能力について詳細を神様に聞いてみたが、あの少年はでてこない。神社で得られた能力という確証はないが、これからも参拝はしようと思う。

また、俺の中で気をつけているのは身近な人の心には覚悟がない限り、入り込まないようにすることだ。

俺はこの前、担任の心を覗き、記憶の中にある担任の夫婦喧嘩を観測した。こんな些細なことならいいのかもしれないが、もしもたまたま見たものがその人にとって明かしたくない秘密だったらとんでもないことだ。以後、実験には身近な人ではなく、道端の人などを試している。


俺は鼻歌をする。

そう、俺は今ごきげんだ。理由は二つある。一つは面白くない日常から脱却できたこと。

もう一つはお金を稼ぐ方法を見つけたのだ。単なる稼ぐ方法ではない。俺にしかできないものだ。


その名も『心海サービス』だ。

このサービスは、簡単に言えばなくしものを探すというものだ。

俺は能力を手に入れてから人の記憶を覗き見れるこの力をどうすれば小遣い稼ぎに使えるか考え続けた。


そんなある日だ。教室にいるクラスメイトに声をかけられた。

「ねぇ心海、俺のシャーペン知らない?結構高いやつなんだけど」

「知らないなぁ」この時だった。俺の頭にあるアイデアが思い浮かんだ。

「なぁ、俺が見つけてやるよ」クラスメイトの肩に手を置く、

「・・・シャーペンなら、理科室だ」「え?」

クラスメイトは困惑していたが、一緒に理科室に向かうとシャーペンはたしかにあった。

「実験をしたときに忘れていたんだよ」

ドヤ顔だったかもしれない。ただクラスメイトは感謝をして、お礼に余っていたシャー芯をくれた。ケースごと。


そして思ったんだ。もしかしてこれ金を稼ぐこともできるんじゃないかって。そうして始めたのが心海サービス。人の忘れ物などの記憶を見て、それを返す楽なサービスだ。

忘れ物なんだからその人も忘れてんじゃないの?と思うかもしれない。俺もそう思った。

ただ、人間の心は奇妙なもんで見た視界すべてを覚えているらしい。忘れていても思い出せないだけで心には残っている。よって大体の場合忘れ物は自分の視界に写っているラストシーンの場所にあることから、その記憶を見ることで場所がわかる。そうして、このサービスは成立するのだ。もちろん、そこになければ料金は払わなくていいし、ある程度はそこになくても探す努力はする。他の人にもその物に関する記憶があったりするからな。


料金は2000円。高校生なら十分高額だし、成功報酬だから納得して払ってくれる。自分でサイトも開設した。広告なども張り出した。俺は部員がいない部の部室を使わせてもらうことにした。この高校は校則が緩い。そこも、この高校の良いところだ。

最初は正直言って客がいなかったが、最初に呼び込んで無料で体験してもらうことで、成功したお客さんたちが周りに言いふらしてくれた。そこからは好調な状態が3日間続いている。

そうしてサービスが軌道に乗り3日になる。この3日ですでに三人の客を相手にした。どれも楽な仕事だった。そうやって俺は有頂天になりながら好きなお菓子を毎日買い、漫画を読み漁っている。仕事をするのはほんの一瞬。教室で少し話を聞いて場所までいき、取りに行くだけ。神様さまさまだなと思い、毎日を楽しく過ごしていた。


ただ、能力獲得後11日目 俺は大仕事に取り掛かることになる。

次が1つ目の事件となります。

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