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人助けでわかったこと

毎日1話投稿で頑張ります。3話目です

正直言って信じられない。自分が得た能力のことを。

俺は触れることで心の中に入っていったのだ。少女にもう一度触れてみたが、入ることはできない。

ただ、確かにあの場所は存在した。その証拠にあの花の粉末が手に少しついている。

呼吸を整え、迷子の少女に家の場所を聞く。

「〇〇電気の近くかな?」

少女は頷く。やはりだ。俺が見たのは少女の記憶だったのだ。


あれが夢ではなかったことを確認するかのように少女の家へ進んでいく。


段々と見た景色に近づき、あの電気屋に来た。電気屋は改装などされていない。俺が少女の視点で見たからあんなふうだったのだ。


少女の家のインターホンを押す。押したはいいが、少女に確認をとっていない。少女も不思議そうな顔をしている

今にも『なんでしってるの?』と言い出してきそうだ。それはめんどくさいので顔を背ける。ピンポーンと音をならし、親が出てくるのを待つ。


「どなたっ?」

焦った息遣いが聞こえる。子供のことで精一杯なのだろう。聞いたことのないはずの声なのに聞いたことがある。不思議な気分だ。


少女のことを伝え、上の空になりながらも親からの感謝に応対した。感謝されるのは好きだが、

正直今は受け取る余裕もなかった。


俺はどうしてしまったのだ......?家へと自転車を漕ぎ出し、帰っていく。

もう夜だ。八時くらいだろうか。いろいろなことがあった。恐怖感もあったし、自分が特別な力に目覚めたのかと思うとワクワクする気持ちもあった。


家へと帰宅すると、ベッドへとバタンとかけこみ今日あったことについて整理し始めた。

整理した情報でわかったのは

①神様に願ったことが叶ったこと

②人に触れたことで心に入り込んだこと

この二つ。

自分だけの秘密にするのが怖くて、俺は真助に携帯で連絡を取ってみる。


「俺が人の心を覗けるっていったらどうする?」

意味のわからない文章だ。数分して既読がついた。

「僕の考えていたことも全部わかってたのかい?それはこわいね」

あいつのことだし、そんなに深いことは考えていないだろう。こわいなどと言って茶化している。冗談だと思っているのだろう。当たり前だ。

続いて

「なら僕の今日の夕食をあててみてよ」

「それはむりだな」おそらくだが、触れたことで入れたのだろうから遠くにいる真助の心には入れないだろう。

「そっか、ちなみにすき焼きだよ。いまから食べてくるね」

会話は打ち切られたようだ。真助にも相談できない。どうしたらいいだろうか。このまま放っていてもいい。あの一回きりかもしれないし。

だがもし人に触れるだけでああなるならどうする?俺は人に触れられない。


毎日手袋くんになってしまうのか?そんなこじらせたやつみたいになるのだけは嫌だ。


今日の俺は混乱気味だ。どうしたらいいのかもわからない。今日は考えず、また明日考えてみよう。


これが俺の得意の戦法『明日任せ』だ。

ということで夕食を取って寝ようとしようと思い、下へ降りていった。

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