誰しにもある裏表
こんにちは、物語を書くにも書けない不束者ですがご容赦の程よろしくお願いいたします。
毎日1話投稿で頑張ります
「人間には裏表がある。それは一種の防衛本能によるものであり、関わる人間への優しさなのだと思う。わかってもらえたかな、真助?」
「まぁいまいちってところかな、それがこの事件を許す理由になっているとは思えないしさぁ」
俺、心海誠太郎は友人の上坂真助と高校の帰りに自転車を押しながら討論をしていた。議題はある事件の話だ。
詳細は交際していた2名がおり、その2人は愛し合っていたが男性側が気を使わなくなり、それに怒った女性に対して男性が手を挙げたらしい。
真助はどうして男性側がそうしたのか理解できないらしい。
「じゃあ真助は他の人と話すとき取り繕ったりはしないのかい?」
「ああ、だってそんなことをしても俺は隠し通せないしさ」
「生粋のお人好しだね」
「ほっとけよ」
「じゃあここで。俺は寄るべき場所があるから。」
「バイバイ」 「また明日」
真助と別れ、俺は自転車を漕ぎ出す。
用事はお礼参り。遅くはなってしまったが受験合格の報告をし、神様への御礼をする必要がある。そのためにしっかりお稲荷さんも持ってきた。
「ハァハァ」
俺なりの全速力だ。こういうときはかかる時間をしっかり最小限に抑え、ほかの時間を休むのが俺のやり方だ。まぁ御礼参りを非効率と言われれば返す言葉もないが、神様が実在して、信じていなかったら困るが、
いなくとも信じていてデメリットはない。
神社に着いた。大きな鳥居を潜り、若干の緊張感が走る。もう夜だ。寒さと薄暗さが少しの恐怖をくれる。日に照らされて影が揺らめく、灯りも逆に怖いのだ。
「というか灯りなんてあったか?」
神社に来ると悩み事を考える。それを神様に相談できている気がするからだ。といっても毎回悩み事は一つなのだが。
人生はあまりにも面白くない。退屈に感じるのだ。
周りと同じ生活を皆送っているだけだ。
小説を読んだりすると、ワクワクするが結局はそれは現実ではなく帰って我々の世界が寂しく感じるものだ。
誰しもアニメを見終わったあと、俺もこんな生活ならなぁと思うことがあるだろう。それと一緒だ。
本殿の前に着いた。お稲荷さんを置き、百円玉を入れる。普通ならお賽銭はここまで高額ではないが受験合格という大きすぎる夢を叶えてもらったので奮発させていただいた。
二礼二拍手一礼を守りながら神様に言葉を伝える。
一人だし声を出してもいいだろう。
「神様受験合格ありがとうございました。」
お稲荷さんも、百円も払ったしもうちょっと話していいだろうか
もう一つ願ってみる
「もし、できるのなら俺が生きる人生を
少しでいいので周りとは違うものにしてくれませんか…なんてな、」
ヒューと風が吹いた。
それでは帰ろうと思い、
本殿から出て鳥居での礼も欠かさず、自転車を漕ぎ出した。不思議と全速力で漕ぐ気はなかった。モットーをすぐ崩すのも俺のやり方らしい。
と思っていると泣いている女の子がいた。5歳くらいだろうか。おそらく迷子だろう。
「君、大丈夫かい?」
まだ泣き続ける。これじゃ犬のお巡りさんみたいだ。
お兄さんは時間がないんだが、、、
少女の肩に手をかける、その時だった
白い光が広がり俺がいたのは森の中だった。
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