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エターナル  作者: かさは
地上奪還編
3/5

第二話 始まりへ

投稿が遅くなってしまいました。すいません。

ダッダッダッと大きな足音を立て、汗を多くかきながら永久は走っていた。


「ハァハァ、なんでこんなことになるんだよ……こんなことになるなら昨日準備しておけばよかったよ…」


と、後悔をしながらも走っている足は止めなかった。




そうして永久の通っている高校、「西港旋律学園」(にしみなとせんりつがくえん)に着いた。学校名だが、西港方面から音楽が聞こえてきたことに由来する。


ガラガラガラと教室の扉がいきなり勢いよく開かれた。

「すいません………遅刻しました」


その開けた扉からは永久が出てきて開口一番そう言った。

「どうした永久、お前が遅刻するなんて珍しいな。まあいい、さっさと席に着け」

担任の鈴木冬夜すずきとうやが永遠に対してそう言った。

「はい、分かりました」

永久は肩で息をしながら自分の席に歩いていき座った。


「はい、というわけで朝のHRを始めるぞ」

と、先生がそんなことを言ったあと日直が

「起立、おはようございます」

そう言ったとこから皮切りに教室のあちこちから、おはようございますと声が聞こえてきた。


「え〜、では連絡がいくつかあります。ではまず〜」

先生がいくつか連絡事項を話して

「〜〜ということがあります。これで連絡事項は全てです。これで朝のHRを終わりにします。」

と、先生が言い日直が

「起立、ありがとうございました」


言い終わって少し経ったあと教室にはガヤガヤと喋り声が戻り始め、永久の席の前にある少年が目の前に立っていた。


「永久、お前が遅刻するなんてどうした?珍しいな、それとも遅刻をしたかったのか?」


「バカ言えそんな訳無いだろ、誰が遅刻なんてしたいんだよ。資料集を忘れてきたんだよ、わざとじゃない」


「そりゃそうか、真面目なお前がそんなことをするわけないしな、なるほどそういうことか」


そうそんなことを言うのは木更津傘都きさらずかさと、永久の幼稚園からの友達で幼稚園、小学校、中学校、高校全て永久と同じ所に通っている。永久とは心を許している仲で高校でもずっと一緒にいる。

そんなことを話しているうちに授業が始まりそうになり、傘都が自分の席についた。


「え〜では1限目の歴史から始めたいと思います、日直さん号令を」

「起立、お願いします」

「「お願いします」」

そうして授業が始まった。


「では昨日の授業の続きからですね、25ページを開いてもらって悪魔の始まりから、では永久さん1行目から呼んでください」

「はい、悪魔の始まりは〜〜」

いつもどうりの様子で永久は音読していた。そこのところを全て読み終わると先生は


「はい、ありがとうございました、書いてある通り悪魔は平安時代に生まれました。何故生まれたか、諸説は色々あるのですが古事記によれば天に謎の光が現れそこから悪魔が生まれたらしいです、とはいっても本当にそうなのかは疑問が残りますが」


そんな様子で授業を進め、小話を交えつつ時間は過ぎていった。授業が終わり昼休みになり、永久と傘都が食堂でご飯を食べながら話をしていた。


「ほんとに悪魔なんていたのかね〜、俺からしてみたら数千年前にはヤバい化け物がいたんだぜ、なんて言われても想像なんか出来ねぇよな」

傘都がそんなふうに言った。


「まあそれに関しては同感だな。しかも実際いたかどうかなんて分かってないらしいからな、でもそのくせ文献や資料なんかは五万とあるらしいから本当に居たのかは別として、いたものとして扱うしかないらしいからな。それに悪魔関連の武器なんかは多く掘り出されてるしな」


「でもよ〜、その掘り出した武器からは悪魔らしき血もついてないんだろ? だからこそ、そういうものは見つかっても悪魔が居た痕跡らしきものは見当たらない。しかも、悪魔と人間が戦争をしたとも言われているけどその戦争をした場所もわかってない。証拠はあるが悪魔がいたとは分からない。本当に謎だよな〜悪魔」


そんなことを話しているうちに食べ終わり、昼休みの終わりを告げるチャイムがなった。それを聞き永久と傘都は次の授業の準備をしながら話し合った。

そうして気付くと6限目の授業が終わり掃除をして帰る時間になっていた。


「マジで生物の授業わからん。もう何言ってんのか訳わかんねぇよ。お前もそう思うだろ?永久」


「マジでわかる。ほぼほぼ言ってること分からんし呪文に聞こえてくるわ。そのせいで眠くなるし、俺も生物は苦手。」


「だよな!お前もそう思うよな!でもお前中間テストで生物82点だったろ。そんな点数で言われても説得力無いわ。」


「いや、あれはまだ分かるから良かったんだ。今ではマジで分からないから期末テスト終わる気しかしない。」


愚痴をこぼしながら帰路についていると、いつも永久と別れる道より前に傘都が足を止まった。それに気づいた永久がどうした?と声をかけた。


「いや、今日はあいつの見舞いの日だからさ、病院に行ってやらねーと。」


「なるほど、そういうことか。それなら早く行ってやれ、お前の彼女だろ?行ってやらないと寂しがるぞ。」


「嗚呼、ありがとう。じゃあお言葉に甘えて言ってくるよ。」


傘都がそんなことを言うと永久が

「あと、早く退院出来るといいな。」

そんなことを言うと傘都が、ホントにな、と言い足早にその場を去り病院に向かって歩き出した。

その後ろ姿を少し見たあと永久も歩き出した。


傘都の彼女は生まれつき病弱で身体が弱かった。しかし、病院に行くほどではなかったのだが、最近身体の免疫力が低下して珍しい病気にかかってしまった。だから今彼女は病院にいて治療を受けている。そして毎週水曜日と土曜日に見舞いに行っていて、それが傘都の習慣になっている。


―本当に高校から家まで徒歩で行ける距離でよかった。中学時代だとずっと自転車で登下校だったから本当に楽だな。

そんなことを考えながら歩いていると前から人が歩いてきた。


―珍しいなこの時間帯に人が歩いているなんて。この時間帯だと人もおろか車すらなかなか来ないのに。

そしてそのまま通り過ぎようとしたら、グサっ、という音が耳に聞こえてきた。


「えっ?………」


自分はこんなに書いてもたかだか2000文字くらいですけど本当に1万字とか書ける人のことをすごい尊敬しますよね。また次回を楽しみにしといてください。

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