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決意
処女作です。ぜひ読んでみてください。
ガヤガヤと人が多くいる場所で「彼」は目を覚ました。
「嗚呼、また死ねなかった」
そう「彼」が呟いた。しかしそう言った「彼」の顔には不快感などは一切なく、嬉しいような悲しいようなそんな表情をしていた。黒い髪と黒目に整った顔をしているその少年は困った感じを出しながら、
「まったく………あいつらは、まあいい。結局また死ねなかったな」
「それにどうやらまだ鬱陶しい視線もあるようだしな」
―今度こそは死ねるように、この辛く苦しい永い時間に終止符を打てるように。と思いながら一つの考えが頭に浮かんだ。
「神にでも………降臨してみるか」
「あいつらみたいな神ではなく、自分が理想とする神に」
と「彼」がそう呟き、
―今度こそは死のう。と思い願いながらその決意を胸に秘め、人混みのなかに歩いていくのだった。
初めて私が書いた作品でしたがいかがでしたでしょうか?
なにゆえ初めてのことでして良し悪しはあると思いますが楽しんで頂けたでしょうか。感想お待ちしております!!