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あぁ、素晴らしき世界に生まれたことを感謝している。

作者: もげラッタ星人

ただの愚痴話です。

わたしは生きている。目的もなく、なにかになりたいわけでもなし。食って出して寝て自己研鑽もしない。


別にそれでもいい、人間何かになりたいと思うのが普通なのだろうか。


私はまだ人生の折り返しと呼ばれるところにいない、むしろまだ始まったばかりと呼ばれる方であろう。


でもなにも考えられない、考えない。その日暮らしその日暮らしを続ける。

人の力を借りてしかいきれない。それは当たり前だという人もいる。


でも人の力なしでいきれているという人もいる。それは他者に気付かない愚か者だという。


他者と身内は違いとは?

いくら親しくなろうとも他者は他者。血がつながっているから身内、身内だから大体のことを話す。

そうなのか?わからない、なにもわからない。


私はおよそ幸せな家庭と呼ばれるところに生まれ、あまり不自由なく暮らすことができていた。

だが私は愚かにもその暮らしに不平をたれ親を失望させただろう。

何気ない一言、何気ない行動すべては親に向く。親はそれでも義務だからと育ててくれた。


今になって親の立場を考えると私はあきらめていたと思う。しかし私親に何も返せていない。

返すどころかまだ、縋り気色が悪い。


このようなことを言うと偽善だという。

まさしくその通りだろう。


そのような気持ちがあるなら行動に出て、いっそ親に楽をさせてあげることを目標とすればよい。

だが私にはなにもない。生きてきた経験値は等しく0へと還元され、ただ生きる肉塊を生み出した。


いやなことから逃げ、義務から目を背け何もできない肉塊へと。


これを読んでいる方はならばなにかやればいいとおっしゃるだろう。

まさにその通りだ。

ぐうの音も出ない。


しかし、なにもできんのだ。なにかしようにも自分には何もない。

誰かに偉そうに説教を垂れるようなやつがうらやましい。


そいつは自分を持っていて、自分とは何なのかを理解し他者を比較できるのだ。

私はなにもない。

性格も誰かの模倣であるし、話し方も、動作も、考え方もすべて。

虚構にすぎぬ


経験とは模倣からだという。

確かに模倣から始まるであろう、しかしそのあとに派生していく。

個性と呼ばれ、癖があるものはなぜか受け入れられ、それが「人」だという。


なるほど、人である。

人は個性の塊で、みな違う。似通うところはあるだろうが少しずつ異なる。


そろそろ気分が悪くなるだろう。

みな何かを我慢して生きているのになんだこいつはと

私は現代社会、いや人間に生まれることを間違えたのだ。


人間の形をして生まれたばかりにこのようなくそへとなり果てたのか?

否、それは違うだろう。

こうして「私」である限り私は「私」だ。


何が言いたいのか?

正直私もわからない。

自分がない。痕跡などないのだ、そこに生きている限り痕跡を残しているだろうが

私は平均的な老廃物だけであろう。


さてここまで少し書いてきたが、私はこのアカウントでほかの小説を載せている。

しかしどれも半端なもの。半端で未熟で、若気の至りと呼ばれる痕跡だ。

デジタルに残る私の痕跡。

だが、0と1の数字で成り立つ世界。

人がいなければ成り立たぬ世界なのだ。

ならば人がいなければ私の痕跡は消えるだろう。


こうして書いている内容も消えるのだ。

それでいい、これを残すとろくなことはない。


また独り言に戻ろうではないか。

こんな私だが、前は他人に勉強を教える講師をしていたこともあった。

生きるためだ、生への執着が存在する私は、金を稼ぐためしていた。


みな人生が始まった刹那の若人ばかりだ、将来への不安を抱えているのかわからぬが

親の指示には従う、いい子ばかりだ。

彼らを見て思う。「素晴らしい、可能性がある子たちだ」と

しかしこれはあまりにも欺瞞で、なんと傲慢な考えかと今では思う。


これを読むあなた、さぞ鬱陶しいであろう。

しかしそれでいい。あなたはそれほど頑張っているのだ。

少なくとも私よりはるかに頑張って生きている。


こんな私に言われると癪であろう。

私は言い続けるぞ、なにはともあれあなたは適合して生きてきている。

この世に文句は言うかもしれないが生きている。

それは常人と呼ばれるにはあまりにも厳しい世界を常人として生きている。

この世はハードルが少しずつ高くなっていく。


豊かになり格差が生まれ、誰もかれも上を目指す世界が成り立った。

それは普遍的集合意思の下進んできたものだろう。

私はおかしいと思う。周囲が望んだものはなんだ?

他者を落とし自身がのし上がっていき、満足度の高い生活を手に入れようとする。

おかしい、なにかがおかしい。世のため人のため、と活動することは自身のある目的のための通過点でしかない。この世は通過点の集合点になっている。


少し疲れたのでここで終わる、また私の口が減らなくなったら話そうと思う。

では


またどこかで

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