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千代と八千代と  作者: 梅宮トム
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1・プロローグ

俺の名前は拓郎。

趣味は音楽鑑賞、特技はなし。

成績だって中の下、運動だって人並みで

やりたいことなんて特にない。

ドコにでもいるモブAみたいなもんだ。

わざわざ大学にいって勉強とかしたくもないしうちは裕福でもないから[とりあえず]就職組にいった。

と言っても、別にやりたい仕事なんてない。

何もしていないと世間体が悪いし[とりあえず]だ。

[とりあえず]親にはやってる感をだす。

[とりあえず]ぼちぼちの会社に就職して

[とりあえず]そこそこの給料貰って

[とりあえず]普通な恋愛をして結婚して


そんな[とりあえず]を繰り返して人生を送ってく予定だった。

無気力なんて言うなよ?

大抵の人の人生なんてそんなもんだろ。

俺から言わせてもらえば、夢を持って生きてるやつらなんて稀だね。

ロマンチックな恋愛?

胸躍るような毎日?

勝ち組の人生?

なにそれおいしいの?

映画のワンシーンみたいなもんがいっぱい詰まった人生なんてどんだけ忙しいんだか…

俺は普通でいい。



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