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魔力の消費

 こうして魔力を通して使いたいと意思を持つだけで魔法が使える、そんなものを手に入れた。

 これを使えばいざという時の魔族との戦闘でも、火力である程度押し切れる。

 といいな~……と私は思った。


「とりあえずはこれでいざという時は何とかなるけれど……これ、魔法を一発撃つのにどれくらい魔力を消費するんだろう?」


 ふと思いついた疑問にロビンが、


「魔法を使ってみて、ステータスの表示? か何かを見て魔力がどれくらい減ったか、そしてどれくらいの回復が見込めるのかを見ればいいが……どれも強力だからこんな街中では練習するのは危険だな」

「そうなの? どれくらいの威力があるの?」

「これ一発で、この城が半壊する」


 それを聞いた私は、練習はもう少し別の場所で使用と決めた。

 でもそうなってくると、


「試しうちができない……今度の合宿で、人気のない場所で攻撃してみるか。それなら被害は少ないかな」


 私はそう考える。

 魔法の学校の合宿なので、そういった演習もあるのだろうと私は思ったのだけれどそこでロビンが、


「それでも近くに村などがあるから危険だな。そもそもそのステータスにあらわされる魔力がどういった風に測定されているのか……この世界のどういった物を基準にしているのか分からないから困っているわけで……かといって魔力が少なければ減った量と回復が釣り合って、正確な魔力の数値の比率が分からなくなる。どうすればいいんだろうな。……そこそこ強めの魔法を使えるように練習してみてもいいが、それが出来る場所となると結界の強度が……。ギルドの能力数値と結構一致するといわれているが、異世界人の場合は力が強すぎるのと強力な魔法だと、相対値のズレが大きくなるとかという問題があるから……う~ん」


 と、ロビンが何やら真剣に考え始める。

 どうやら私達の魔法の数値がどの程度の魔法を使うとどれくらいなのかが分からないらしい。

 だから私のこのブレスレッドの魔法を試し打ちして様子を見るしか方法はないのではないかという話になったけれどそこでカズが手を上げる。


「僕のステータスの数字と、僕の特殊能力チートで魔法を使った時の減り具合をいくつか見て算出してみてもいいのでは?」

「なるほど、その手があったか」


 と、ロビンが思いついたように頷く。

 しかもカズはそれに、


「僕の特殊能力チートでは、対象物がどんな存在なのかを解析するものがあったはず。それを使ってそのブレスレッドについてみてみてもいいかもしれない」

「な、なるほど。その方法でもいいか。うん……まずはその解析がどの程度上手くいくかで考えてみよう」


 そうロビンが言って私達は、とりあえずは城の中の魔法の練習場を訪れることになった。

 その場所はロビンが案内してくれて、一応は屋外の、城壁に近い場所に移動させられる。

 そこでカズが特殊能力を使い、私のブレスレッドを確認する。


 同時に私のステータスを開いてみた状態にして……そこでカズが私に、


「……うまく解析ができたみたいだ。どうやらミオの魔力では俺の解析の結果によると、一種類の魔法が少なくとも百発は打てるようだ」


 といったような凄そうな答えが返ってきたのだった。



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