どの魔法にしよう
これまで作ったものに新たに再設定をすると壊れやすくなるらしい。
となると、どうするかだが、
「……運が良ければ身代わり生活は明日にでも終わるかもしれない」
ミオが戻ってくれば私のこの生活は終わりなのだ。
そうすれば……。
「ミオが帰ってきたら、私はカズと一緒にクラスメイトを探しに行くたびに出るのかな?」
「ん? どうしたの、嶋本さん」
「う~ん、ミオの身代わりが終わったらカズと二人で旅に出るのかなって」
「……それも考えたけれど、嶋本さんはもう少しお屋敷で面倒を見てもらったりは出来ないのかな? 女の子の旅は大変だろうし。ミニドラゴンのリーフもいるからね」
「……リーフは怖がられるかな?」
「そうだね、ドラゴンは怖いもののイメージがこの世界の人には付きまとうから。他のクラスメイト達と合流してから、嶋本さんを迎えに行ってもいいけれど。僕はこれまでも一人でどうにかなっていたしね」
「私、カズの足手まといになっちゃうかな?」
ふとカズの話を聞きながら私はそう呟くとカズは、
「そうは思わないよ、魔族との戦いでも足止めなどはしてくれてとても助かったし。出来れば一緒にいてほしいかな。……僕もっこの世界に一人は心細い所もあるしね」
「本当?」
「本当だよ」
そう返してきたカズに私は、ミオが戻ってきたらついていこうと決めた。
ミニドラゴンのリーフは……この状態だと放置はできないので一緒に連れて行こうと思う。
怖がられてしまうかもだけれど、大人しいのは私はよく知っている。
そう私は決めて、カズに、
「ミオが戻ってきたら私、カズと一緒に他のクラスメイトを探す旅に出るわ」
そう返したのだった。
それから再び放課後に授業を受ける。
その間に私の心は決まっていた。
今後、カズと一緒に旅をするのであれば戦闘能力は必要不可欠だ。
魔族との戦闘もこれから何度かあるかもしれない。
この学園生活はミオが返ってくれば終了し、その期間はそれほど長くはないだろう、そう私は考えた。
そうなってくると私に必要なのは、火力の強い魔法だ。
「決めた」
私は小さくそう呟く。
確かにこの学園生活は大変だし、色々な魔法が使えた方がいい。
でも、今のうちに小さな弱めの魔法でいいから覚えておけば何とかなる。
あの魔族という危険なものとの戦闘を考えるとその力は……必須のように思える。
それにその方が、カズの手助けにもなるだろうし。
「それでいこう。……後で魔法はもっと覚えるようにしないと」
そう考えた私は、ロビン達から魔法をもっと教えてもらおうと思ったのだった。
学園から一度私は家によることに。
これからロビンと一緒に城に行く旨を伝えてから、一度ミニドラゴンのリーフに、
「リーフはここでお留守番できる?」
「……みぎゃ~」
不安そうになくので連れていくことになった。
こうしてロビン達の馬車にに乗り込んだ私は、そこでロビンに聞かれる。
「どういった魔法に決めたんだ?」
「やっぱり強い魔法がいいわ。今後魔族との戦いがあるもの」
「わかった。じゃあそう話しておく」
そうロビンは返したのだった。
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