学校に通うよ
こうして食事を終えた私達は、別れの挨拶をしてから眠ることに。
その時になってミオの母親にお土産を渡しておいた。
今日は変わったものが沢山というか、元の故郷を思い出すような食事が沢山あって、楽しんだ。
久しぶりのそういった食事はやはり私の心にすごくしみる。
今日は心地よく眠れそうだった。
そう思いながら私は特殊能力を使って丸まっているミニドラゴンのリーフを起こさないように浮かび上がらせる。
後はクッションを持ってきて私は自分の部屋に戻るだけ。
「今日は魔法演習が外であったと思ったら魔族と遭遇するし、そのあとはお土産を選んで、帰ってきたらリーフが暴れていて、しかも今日は日本食を楽しめて……濃厚な一日だった」
私はそう呟きながら、屋敷のメイドの人から大きなクッションを貰って部屋に戻る。
何色かあったが、今回はベージュの色のクッションにした。
ベッドのそばの方がいいだろうと思ってクッションを置き、その上にリーフを起こさないように乗せる。
丸まったリーフはよほど疲れているのか全く起きる気配がない。
とりあえず今日はゆっくり眠ってもらうとして。
「私もそろそろ寝よう。今日はいろいろなことがあって疲れたし。もっと私も特殊能力を扱えれば……でも魔道具を使えば幾つかの魔法、使えるかな。明日は聞いてきてくれるかな、ロビン。私も……もしもこれから魔族と接触するなら、戦わないといけない」
ぼんやりとした頭で私はそう呟く。
今回で二度目ではあるけれど、あの魔族との接触は私にとって悪夢のように感じられる。
目撃したその瞬間。
“邪悪”、の一言に尽きる。
あんな恐ろしいと思ったものは見たことがない。
「なんでそんな風に感じるのだろう。初めから私はそれを感じていたけれど……異世界から召還された関係で何かそういったものを感じるようになっているのかな?」
そう私は思いながらも、確かにあの存在はこの世界にとっては目に見える脅威である。
それを感じ取っているのかもしれない。
私はそれ以上考えるのをやめた。
なぜならこの世界に関する話は、私自身がそこまで知らないからだ。
だからこれ以上考えていても分からないことが分からないまま堂々巡りするだけである。
そう私は思って、いると段々に意識が消えていく。
今日はなんだかんだあって忙しかったから、疲れていたのかもしれない。
ゆっくりと眠ろう、そう私は思って目をつむる。
それからすぐ後の記憶は、私にはなかったのだった。
心地の良い眠りから目が覚めると、すぐそばに誰かがいた。
否、何かがいた。
よく見るとそれはうろこでおおわれているが、ぷにぷにしている。
「……リーフ」
そこで私はベッドに入り込んだのが、ミニドラゴンのリーフだと気づく。
私を母親だと思っているらしいこのミニドラゴンは私の布団に入ってきたらしい。
私はそのまま追い出すのはどうかと思ってから時計を見ると、
「もうこんな時間。リーフも起きて! 今日は一緒に学校に通うよ」
「みぎゃ?」
そういってリーフは目を覚ましたのだった。
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