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調味料

 こうして“醤油”もミオの母親が購入していた事が発覚した。

 他にも、味噌や酒粕なども購入していたらしい。

 それらの使い方まで聞かれてしまった。


 とりあえず“醤油”に関してだが、


「バターはこの世界にありましたか」

「“モラ牛”のミルクから作ったものね。それをどうするの?」

「醤油と合わせてお肉やお魚、貝を焼いてもいいです。最後の仕上げにほんの少し垂らしてもいいですし、ちょっと焦げた醤油の方が香ばしくて好きなのでしたら、ちょっと焦がしてみるのもいいかも」

「なるほど」

「ちなみにこのお団子も、醤油だけをつけて焼いて、香ばしくしょっぱい味のお団子にする方法もあります」

「それはそれで美味しそうね。後で試してみるわ」


 と、ミオの母親は嬉しそうだ。

 他にも塩とほんの少しの“醤油”でだしに味付けをするといった方法なども話す。

 隠し味に使ってもいい、と話しておく。


 ただ、あの醤油をそのまま飲み物のように飲むことはないだろうという気がするけれど。

 だってしょっぱいし。

 それからお味噌について話をする。


「お味噌の代表的な使い方は、お味噌汁かな。だしをとったスープに、好みの塩味をつけるといった風に使います。私達の国では中に、野菜を入れたり、後は……豆腐、油揚げを入れたりしたかな」

「豆腐は私達が行った時には売り切れていたの。どんなものかしら?」

「豆腐は……そうですね、豆乳を固めた、甘くないゼリーのような感じでしょうか。やわらかい絹豆腐と、硬めの木綿豆腐などがあります」

「それは温かいものに入れて、溶けないの?」

「はい」

「そうなるとどんなもので固めているのかが分からないわね。後で料理人に聞いてみるわ。それで油揚げとは?」

「豆腐を薄くしてあげたものです。他にもいろいろな食べ物に味付けをして帰ることが出きるのですが……油で揚げたという揚げ物としてのうまみが強いのかな? そうするとこの世界では……野菜を上げて入れてみても美味しいかも? 後は、天かすかな?」

「天かす?」

「小麦粉に少量の塩を溶いて、油で揚げたものです。お味噌汁に少し加えると揚げ物の油分が足されて美味しくなったり、後はうどんの汁に入れて“たぬきうどん”にするのに使います。えっと、あそこにあるてんぷらの衣だけの部分でしょうか? それが天かすです」

「あの衣の部分だけを少量、スープに入れるのね。なるほど……」

「ほかには、小麦粉、卵、水、出汁、細かく切った野菜、揚げ玉などをまぜて焼いて、最後に甘めのソースを塗って……“お好み焼き”が作れます」

「そんな食べ物があるのね」


 そういってミオの母親は、メモを急いでしていく。

 食べ物に関してこだわりがあるのは仕方がないと思う。

 だって私、美味しいものが好きだし。


 そう私が思っているとそこでミオの母親は、


「それでその味噌だったからしら。お味噌汁以外にどのような使い方があるのかしら」


 そう私に、更に、お味噌汁以外のこの味噌の使い方を聞いたのだった。


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