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大きな穴

 そして、一度学園に集合してから解散となった私達。

 ロビンとカズの二人と一緒に私は、帰ることになった。

 もちろん移動は徒歩ではなく馬車だ。


 そんなこんなで、馬?(背中に退化した羽が生えている)に引かれた馬車に乗り、帰宅する。

 屋敷にはすぐにたどり着いた。

 学園からそれほど遠くない距離であるのと、馬車だからだろう。


 そして屋敷の前で停車して、しばらく待っていてもらうことに。

 と、馬車から降りた私は異常を察知した。

 何やら庭のあたりで人が集まって何かを騒いでいる。


 確かそちらの方に、リーフの屋敷があるはずだった。

 そう思いだして私はそちらの方に向かっていくとそこで私はとんでもないものを目撃した。


「何、これ」


 そこにあったのは巨大な穴だった。

 その周りを庭師の人も含めてのぞき込んでいる。

 だがそれはいいのだ。


 問題なのはその穴を掘っていた謎の生物だ。

 そう、謎の生物……。


「みぎゃ~」


 そこで鳴き声が聞こえた。

 同時にそこの中心部からぴょんと何かが飛び上がって出てくる。

 それは空高く飛び出したかと思うとすぐに、私の目の前に着地した。そして、


「みぎゃ~」

「リーフ、何をやっていたの?」

「みぎゃ~」

「泥だらけだよ。どうしよう、何かふく物はないかな……あ、ありがとうございます」


 そこでこの屋敷の庭師であるらしい人から布を貰う。

 その布を使って、リーフの布を吹いて落としてやる。

 その間リーフは嬉しそうにみぎゃ~と鳴いていた。


 可愛いその様子に私は、とりあえず撫でてあげているとロビンが、


「どうしてこんなことになったんだ?」

「さあ、というか、この穴もリーフが掘ったのかな?」


 と話しているとそこでミオの母親が出てきて、


「おかえりなさい、ミオ。その子、ミオがいないのがさみしかったらしくて、庭をずっと掘っていたのよ」

「ほかに何かしていましたか?」


 不安に思って私は聞いてみるとミオの母親が、


「いえ、それ以上は特に変なことはしていなかったわね。でもこんな大きな穴を掘ってどうしたのかしら。やっぱりミオがそばにいないとこんな行動をとってしまうのかしら」


 そういってミオの母親は困ったようの頬に手をあてた。

 とりあえずこの穴は本日中に魔法を使って埋めなおせるとのことだが、


「やっぱり私はリーフと一緒にいた方がいいのかも。ロビン、明日から学園に一緒に通えるようにしてほしい」

「そうだな。……こんな穴を掘るだけではなくて、もっと危険な魔法を使ったり暴れたりされても困るしな。竜の被害は大変なものになりやすいからな」


 ロビンがそう言ってぼやいた所でみぎゃ~、とリーフがなく。

 そこまで危険な生き物にも見えないようなと私は思いつつも、それでもこういった穴を掘ってしまうと、はまったり転んだろする人がいると危険なのもあるので、それは出来る限りしない方がいいと思う。

 だから連れて行こうという話にその日は決まる。


 そこでミオの母親が、


「そうそう、今日はロビン様とカズさんのお二方も家で夕食を食べていかないかしら。変わった料理が手に入ったの」


 などと言い出したのだった。


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