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練習と移動

 こうして氷の魔法を覚えた私はどうにか帰宅することに。

 

「小さな塊しか出せなかったけれど、大丈夫かな。後でもう少し家で練習しよう」


 そう呟きながら帰宅した私は、ミニドラゴンのリーフが出迎えてくれたので頭をなでる。

 こうするとこのドラゴンは良いらしい。

 それから今日の学校での出来事などをミオの両親にお話ししてから私は、庭で魔法の練習をすることに。


「やっぱり単位は落としたくない」


 落とした時点で、私は身代わりの役目も果たせないしいぶかしまれてしまう。

 ……すでにいろいろとばれている気がするが、全部気のせいだ。

 うん。


 そう私は心の中で不都合な現実を見なかったふりをして、私は魔法の練習をしてみることに。

 異世界人だと魔力が強いらしく、そういった練習も可能だった。

 というわけで小さな氷の粒を沢山呼び出したり大きなものを呼び出したりと調節していく。

 

 その氷を嬉しそうにミニドラゴンのリーフが呼び出した氷を追いかけまわして、美味しそうにシャリシャリ食べているのは可愛くていいかもしれない。

 だがそこで私はあることに気づいてしまったのだ。


「……ロビンに聞くより、レイナに聞いた方がこれって良かったんじゃないかな?」


 そう、練習した魔法の手ごたえを感じて私は呟く。

 実際にレイナに教わった方が、魔法が使えるようになっている気が……と思って私は気づいた。

 

「まさか、異世界人で特殊能力チートがあるから適当に教えられている!?」


 そう私が気付いたものの、気づいたからと言ってどうこうなるわけではないので……リーフにそろそろ終わりだよ小屋に帰宅させて、明日の準備だけしてからそのまま私は、ふて寝することになったのだった。







 次の日、一晩寝ると昨日は嫌だったことも少しは薄れる。

 昨日のうちに準備をしておいたので朝起きて朝食を食べてすぐに学校の前に集まる。

 すでに大人数が集まっていて、ロビンやカズも来ていた。


 カズに手を振られてそちらに向かうとすぐに、私達は三人で同じ馬車だと告げられる。

 なんでもロビンが裏で手を回したらしい。

 馬車内で話をするためという事になっているが、もう少し私が……異世界人でありミオと入れ替わっているのが気付かれるとまずいので、一応はそうしているそうだ。


 というわけで馬車で移動になったが、そこでロビンが、


「なんで二人ともこの馬車の速度に驚かないんだ?」


 不機嫌そうにそういうが私としては、


「でも私達の世界に自動車がありますし。新幹線なんてもっと早いですよ?」

「……そのうち、ドラゴンに乗ってみてもいいのかもしれない」


 そうロビンが何やら算段をする。

 私は嫌な予感しかしなかったのはいいとして。

 次に村に着いたら休憩の時間があるから、その村で聞き込みをしてミオの情報を手に入れようという話になった。


「多分もうあの辺にはいないだろうけれどな」

「それでも手掛かりが手に入るのでいいのでは?」


 そう返すとロビンが、そうだな、無事でいてくれればいいけれど、といったのだった。



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