とあるクラスメイトの話
こうしてお昼になった私達は、食堂でお昼ご飯を食べに行くことに。
本日の昼食のメニューは幾つかあったが、その中に私は“カレーライス”の文字を目にする。
「……」
「どうした? 凍り付いたように固まって。ああ、“カレーライス”か。これ、美味しいよな」
などとロビンが言うのを聞きながらも私は、その文字をしばらく見つめてから、私はどんな食事なのかを注文した人のお盆の上にあるものを見る。
どこからどう見てもあれは私の知っている“カレーライス”だ。
白い炊き立てのご飯の上に香ばしくうまみのあるソースがかけられている、と思う。
なぜこんな異世界に“カレーライス”があるのかと思っていると、そこでカズが、
「ロビン、聞きたいことがあるのですがよろしいですか」
「? いいぞ」
「ここの料理人の方はもしや、“フードファイター”の方から何か料理を教わったり、見よう見まねで何かを作ったりされていましたか?」
「そこまでは知らないな。後で聞いてみればいいとおも……あ、そこの人、ちょっといいですか」
そこでロビンは食堂で働いている人が何かをしに出てきたところで声をかける。
忙しいので短く幾つか聞くと、どうやらここの料理長が休暇で“フードファイター”達の戦いを見てきたらしい。
なんでも“日本料理”なるものをいくつか食べたなかで、その住んでいる人たちの地域でも食べるこの異国の料理が気に入って、レシピをこの世界の物で再現したそうだ。
といった話を聞いて別れた私達だが、それを聞いてカズが、
「クラスメイトだね。でも移動しているからそこに行っても会えないだろうな。確か、現地の人たちと食事で戦っていた気がする」
「食事で戦うって……コンテストでもあるの?」
「コンテストというか……聞いていると何か二次元のような物語を聞かされている気がして、どこまで本当なのかなという気がしてくる話だったかな」
「そうなんだ」
といった話をしつつ、結局は遭遇できなさそうだといった話になり、私達は、カレーライスを食べるために並んだのだった。
それから私達は明日の“魔法演習”についての説明を聞く。
パンフレットのようなものが配られて説明がされ、魔法の練習場所などを指定される。
またこの地域のお土産も買っていいそうだ。
今回使用するのは“高速馬車”という乗り物で、かなり遠距離にまですぐに行って帰ってこれる代物であるそうだ。
活動範囲が広がる分、お値段が高くなるらしい。
それでも人気のある馬車だそうだ。
お弁当は持参であるらしい。
といった内容を一通りされて解散になった。
後は、この世界の魔法をまた覚えないといけない時間がやってくる。
ロビンから今回は氷の魔法を教えてもらうことになったのだけれどそこで、以前決闘なるものをさせられたレイナがやってきて幾つかコツを教えてくれた。
「ありがとう、レイナ」
「……ふん、ライバルが記憶喪失とはいえ、弱くなっているのは見るに忍びないですもの」
とのことだったが……嘘をついている私は良心の呵責に捕らわれる。
そんなことがあったりしながらも、そうにか私は氷の魔法を覚えたのだった。
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