情報
“魔族”がいる場所に異世界人が放り込まれる、そんな話がある。
ロビンに聞かされた私は、確か、女神さまは私に、“魔王”を倒すのは別の子だから、この世界を楽しんでねと言っていた気がする。
それがどうしてこんな話になったのか。
頭を抱えそうになるけれど、答えはいまだ出そうにない。
とりあえず諦めて私は、普通に今片づけておく内容について考えた。つまり、
「まずはミニドラゴンのリーフのための本を探さないと」
といったように、そういった困ったことは先送りすることにした。
そして、私はドラゴンについての話を本棚から引き出して、ロビンとカズは魔族に関しての情報を集めることに。
ここは貴族の通う学校でもあるので、そういった情報に関しての本も充実しているらしい。
そちらの方はロビン達に任せて私は、とりあえず本棚から探してきた分厚いドラゴンに関しての本を見ていた。
まず初めに図鑑のようなものを見てみたが、実のところドラゴンといっても、種類が沢山あり、幾つかの形態をとったりするようだった。
その中でも最強クラスのドラゴンが私のミニドラゴン、リーフであるらしい。
ただ生まれたての物に遭遇すると、一番人間に友好的なドラゴンになるとかなんとか。
「……そうなんだ。そう考えると私と出会ったのは、あの子にとって良かったのかな? 普通に接したりできるし。食料はどうなっているんだろう?」
といったのを見ていくと、このドラゴン、実は魔力が自分の内部で生成されるため、そこまで食べなくていいらしい。
ただ幼少期のころは、食事が結構必要だそうだ、
なんでも魔力がまだうまく使いこなせないためだとか。
「なるほど。そして口から氷の光線や炎をはくと。そうですか……それで、そのドラゴンの成長記録の本もある?」
そこまで読んで私は、下の方にここに転載された情報の出典に気づく。
なんでもこのドラゴンが生まれたところに遭遇してしまった人の、苦労した成長記録があるらしい。
こんなものがあったんだと私は知った。
そしてこの本はこの図書館にあるのか?
「借りれるなら借りてもいいけれど……とりあえず全体の内容を見て必要な情報をピックアップしよう。それをレポートにしないといけないし」
そう私は思って、本を探しに行く。
幸運にもすぐに見つけられたのもあって、書いてある内容から……育てるのに必要な情報を集めていく。
曰く、果物をあげすぎると“太る”。
「……可愛いからと言ってあげすぎると、いくらでも子供のころはたべるので太る。適正量と適度な運動……」
といったものを私はメモする。
やはり健康管理は必要だ。
と私が思ってそれらをレポートにまとめたりして、授業の範囲内でそれを作り上げているとそこでロビン達が戻ってきた。
どうやら私の所とは違うテーブルでレポートを書いていたらしい。
魔族に関しては被害状況しか分からなかったそうだが、ロビンが言うには、
「……今回呼び出された異世界人が多すぎるのが、気になる。それに……この世界は、以前よりも小さくなっているみたいだ」
そう言ったのだった。
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