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魔法を覚えよう

 こうして次の日はゆっくりしてから、明日はミニドラゴンのリーフについて学校の図書館で資料をあさろうと考えていた。

 このミニドラゴンに関しては私はよく知らないのだから、仕方がない。

 他にも、カズとロビンはどんな話をしているのだろうか? ミオの居場所が少しでも分かったのだろうか? などと考えていたけれど答えは出ない。


 ちなみに、ミオの部屋で身代わりをしている関係上、置かれている本についても見てみたが、小難しい専門書であるらしく、私にはよくわからなかった。

 どうやらこの世界の私に似たミオという人物は天才の類であるらしく、私にはどんな存在なのかよくわからない。

 何しろ第一印象が悪すぎる。


 いきなり異世界に飛ばされて心細い私は彼女の身代わりをさせられてしまうという……展開になれば、あまり好印象は持ちにくいだろう。

 でも、ミオの母親は友達になれそうといっているし……やはり自分の娘には甘くなるのか?

 私はそう思いながら、ぼんやりと天井を見る。


「この世界には私以外のクラスメイトが沢山いて、まだ到着していない人もいる。目的は、“魔王”を倒す事だけれど私には役割はなく、特殊能力チートは与えられていて……。であったあの“魔族”という存在」


 そこで、婚約破棄書を取りに行った時に出会ったあの存在。

 見た瞬間、おぞましさと邪悪さを感じたその存在。

 “本能”に近い部分で私はあれを“敵”と認識した。


 その感覚は今でも変わらないし、次に出会った時も、特殊能力チートを使って戦うと思う。

 でもあんなものを、クラスメイトのカズは、一人で何体も倒したのかと思うと、彼の方が強い能力を持っている気がする。

 ただ、話を聞いた範囲では私の方が魔力は強いらしい。


特殊能力チートの性質の違いかな。もっとこの能力をうまく利用する方法を考えないと。……カズみたいにもっと分かりやすい能力の方が良かったな」


 そう私は思いながら、その日は私は眠ったのだった。












 次の日、学校に向かうとそこにはロビンとカズの姿が。

 そういえば学園に一緒に通うといった話があった気がする。

 でもここの制服、カズには似合うなと思った。


 それだけの話だけれど、そこで私はロビンがやけに機嫌はよさそうなのに気づく。

 この様子では、ミオの居場所についての情報でも手に入ったのだろう。

 案の定、


「ミオの居場所が分かった。“リフレル村”の方に行ったらしい。そして、都合がいいことに明日は、学園の“遠距離魔法演習”の授業がある。それで確かその村にまで行くはずだから、ミオの情報が手に入る。堂々と平日に!」


 といったロビンの話を、へ~と聞いていた私はそこであることに気づいた。

 つまり、


「ロビン、私、魔法はよく知らないけれど」

「一応は記憶喪失といった話になっているけれど……演習で単位を取らないといけないから、魔法は覚えておいた方がいいかもしれないな。後でまた幾つか練習しよう」

「……私、魔法が使える自信がないのだけれど」

「ミオの授業の単位のために、頑張ろう」


 などと、ロビンは私に笑顔で言ったのだった。


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