話し合い
実は暴れん坊だったらしい、このミニドラゴン。
だが、私になついている様子は可愛いし、特に危険な感じはしない。
どうしよう、と私は思っているとそこでミオの母親が、
「でも少しくらいなら面倒を見てもいいかしら。異世界人である貴方になついているのなら、協力してくれるかもしれないもの。確かその子、果物をよく食べるドラゴンだったはず」
「そうなのですか。では、飼ってもいいとのことですか?」
「ええ。ミオの身代わりをしてもらっていることもあるものね」
問うわけでこのミニドラゴンは私が飼うことに。
庭に丁度小屋があるのでそれをこのドラゴンの住処にしていいそうだ。
それは良かったと私は思う。
ちなみにこのドラゴンには名前を私はつけないといけないらしい。
なんでも名前を付けることによって親近感が増し、人間を攻撃しにくくなるそうだ。
どんな名前がいいだろうと私は考えながら、
「リーフちゃんはどうだろう」
「みぎゃ」
「気に入ってくれたみたい。木々の葉が重なるように目の部分がきらめいていたからそうしたけれど、うん、よかった、気に入ってくれたみたい」
「みぎゃ~みぎゃ~」
ミニドラゴン、リーフがそう言って私に嬉しそうにないて羽をパタパタさせる。
こうしてみるとかなり可愛いかもしれない、そう私が思っているとそこで、ロビンが、
「さて、こうしてミニドラゴンについては……後で学校の図書館ででも詳しい性質は調べておいてくれ」
「え? 今教えてくれないの?」
私がロビンに聞くとロビンが、
「そこまでドラゴンの詳しい生態に関しては俺も知らない。飼育するとなると、詳しい情報は自分で調べて知っておかないと」
「う、それは確かに。でもこのお屋敷の地下にいたわけですから、そのドラゴンについての本はこのお屋敷に無いのですか?」
そこで気づいた私は、ミオの母親に聞いてみる。
もともとあのドラゴンが眠っているのであればその情報がどこかにあるのではと思ったのだがミオの母親は、
「探すのは大変よ? あの子、何個か部屋を潰したから。それならば図書室なら名前順に並んでいるし、探しやすいのではないかしら」
「……そうですか」
私は、労力をかけて探すよりも、図書室で探して読んだ方が良さそうな気配を察して、
「分かります、そうさせていただきます。……はあ。そう言えばカズはこれからどうするの?」
そこで、ここで出会えたカズはどうするのか聞くと答えたのはロビンだった。
「彼には屋敷に来てもらおうと思う。もともと異世界人の保護は王族や貴族の義務だからな」
「……私は?」
「ミはミオの身代わりだからな。ここにいてもらわないと」
「……」
「ちなみにカズからはミオの話も聞きたいし……カズは、学園に通うか?」
そこでカズに学園に通うのかと聞くとカズがちらりと私の方を見てから、
「嶋本さんと学校に通い、情報を集めるのもいいかもしれません。最終的には僕たち異世界人全員が集まらないと元の世界に戻れないようですし」
そう、カズが言ったのだった。
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