55話
遅くなって申し訳ございませんでした。ネタが湧いてこないのです。ほかのなら出るのにね。本当に不思議です。
謁見の日当日となった。俺はグレスベルグ帝国皇帝シャルル・グレスベルグに謁見する為、ドレス姿の赤と黒の物を着ている。隣には豚が居るし、ぼーと窓から外を眺めながら帝都を見ている。城を入場してから、かれこれ2時間だ。持ってきていた仕事も全て終わった。あまりに暇なので、適当に脳内で今回の計画をシュミレートしまくってしまった。まあ、結構微妙な値だけど、7割くらいで成功すると思う。
「お待たせしました」
「遅い!」
「申し訳ございません。何分、陛下もお忙しいので……」
「ふん。クレハ、行くぞ」
「はい、父様」
嫌々ながら、女言葉を使いながら立ち上がり、教育されたように移動していく。そして、通路を30分ほど歩かされた巨大な扉へと到着した。その周りには兵士が5人居て、完全に扉を封鎖している。
「ラセルナ伯爵様です」
「許可が下りた。開けるぞ」
「「「「はっ」」」」
5人がかりで巨大な扉を開けていく。そして、開けた瞬間に真ん中の者が大声で叫ぶ。
「ラセルナ伯爵、伯爵令嬢、ご入場!!」
真ん中に居た隊長であろう兵士が先導し、その後を豚が歩き、俺が移動する。奥には玉座があり、大理石の床には真紅の絨毯が敷かれている。その両脇を多数の完全武装したロイヤルガードが固めている。彼らは武器を所持している。そして、玉座へと続く階段の50メートル前で止まった。そこで、豚が膝をついたので、俺もそれに従う。少しして、銅鑼が鳴らされる。
「グレスベルグ帝国皇帝陛下、シャルル・グレスベルグ様のご入場!!」
平伏した状態で待つと、直ぐに人の気配が入って来る。
「かまわぬ。面をあげよ」
「ははっ」
豚に続いて一緒に顔をあげる。すると、30台くらいの精悍な顔立ちをした男が玉座に座って居た。
「さて、今回の要件は義理の娘についてだったな」
「はっ。こちらに居るクレハをわたくしめの後継者にする為、陛下にお目通りを願い、許可を頂きたく存じます」
「ふむ。調べさせた所、孤児のようだな」
「はっ。ただし、我が伯爵領の発展に欠かせぬ存在でございます。クレハの力は我が帝国のお力にもなりましょう」
「ほう……確かにお前の所……ラセルナ伯爵領では税収が格段に上がっておるな」
「はっ、全てはクレハの御蔭でございます」
伯爵領の税収は前の135倍だ。正に桁が違う。俺が開発した魔道具はそれほど高収入を得られる。
「認めてやるのは構わんが……そうだな。何か我が帝国に有用だと証を示せ」
「畏まりました。クレハ、陛下に献上品を」
「畏まりました、お父様」
俺はアイテムボックスから金で出来た箱を取り出す。その瞬間、ロイヤルガードが武器をこちらに向けて来るが、無視して箱を開いて皇帝陛下に見せる。
「腕輪か。どのような効果がある。説明致せ」
「制作者である娘に直接説明させてもよろしいでしょうか?」
「かまわぬ」
「クレハ」
「はい。それでは、説明させていただきます。こちらに用意しましたのはクロノリングでございます。効果を簡単に説明致しますと、異空間に収納が可能なアイテムストレージ機能が一つ目でございます」
「ほう。他にもあるのか?」
「はい。他には使用者の魔力を使い、短距離ながら好きなだけ転移が可能な機能に固定ですが長距離を転移できる機能。使用者の命が危ない時などに緊急転移機能。使用者を毒から身を守る解毒機能と使用者の身を物理的に守る空間バリア機能が取り付けられております」
俺の説明に全員が唖然とする。それはそうだろう。もはやこれは伝説級や神話級であり、アーティファクトだ。
「ほ、本当にそんな機能があると申すのか!!」
「嘘をつくな!!」
声に気づいてロイヤルガード達の後を見ると、貴族達が居て何か吠えて居た。
「皇帝陛下、信じられない方も居るようですので、実演してもよろしいでしょうか?」
「そうだな。かまわぬぞ」
「では、失礼して……」
腕輪を自分に嵌めて、管理者権限で起動する。それと同時に近くのロイヤルガードに命令する。
「とびっきりの毒を持ってきてください。毒機能は実演しますから」
「かまわぬ。もってこい」
「はっ」
皇帝陛下の方を見たロイヤルガードの1人に皇帝陛下が命令し、もってこさせる。
「では、短距離転移ですが、どこに飛べばよろしいでしょうか?」
「そうだな……そこのバルコニーに飛べ」
「はい。では……転移」
転移フィールドが形成され、イメージした場所に瞬時に移動する。謁見の場所からバルコニーに移動した俺は扉を開いて中に入る。
「ご覧の通りです。陛下の横にも瞬時に転移可能です。ただ、使用上の注意としては、発動した後は転移フィールドが形成されて転移が行われるまでは絶対に外にでないでください。身体の一部だけ転移する場合もございます。必ず、解除と念じて機能を停止させてからにしてください」
「そうか。しかし、それは素晴らしいな」
「お褒めにいただき、光栄でございます」
短距離転移で元の位置に戻る。すると、毒が持ってこられたようだ。
「致死性の毒をご用意致しました」
「渡してやれ」
「はっ」
ロイヤルガードから毒と水の入ったグラスを受け取り、毒をグラスに入れる。
「では、行きます」
俺は毒を飲む。
「がはっ!?」
そして、血を吐きながら倒れる。
「っ!?」
「と、こんな感じで血は吐きますが、問題ありません」
直ぐに起き上がる。
「この血には毒物を体外に排除する為でございます。流石に苦しくはございますが、死ぬほどでも有りません」
「ふははははは、素晴らしい! いいだろう、認めてやるぞ! 余の名でクレハ、貴様をラセルナ伯爵の後継者としてやる!」
「ありがとうございます。では、こちらをお納めください」
「もってこい」
「はっ!」
ロイヤルガードに箱と腕輪を渡す。すると、ロイヤルガードは箱を上げた状態で階段を登って、皇帝陛下に渡した。
「ふむ。こうか」
皇帝陛下は早速装備して、短距離転移を発動して俺の横に現れた。
「これは素晴らしいな。数十年に1人現れるか現れないかの術者以外で空間魔法を使えるとは、気に入ったぞ!」
「はい。して、陛下にもう一つ申し上げたい事がございます」
「なんだ、申してみよ。余は気分がいいからな」
「では、もう一つプレゼントをご用意致しております。ただ、それをお渡しするにあたって、わたくしめの欲しい物いただきたく思います」
「ふむ。それはこれより凄い物か?」
「はい。陛下も気に入ると思います」
「では、それが何か申してみよ」
「はい。わたくしめの用意した物、それは宇宙駆ける船でございます」
「ほう、空駆ける船とな!」
若干ニュアンスが違うかも知れないがな。
「はい。宙に浮かび、ドラゴンを空中戦で駆逐する魔導戦艦ドラゴンスレイヤーでございます」
「ありえぬ!! ドラゴンと空中戦で勝つなど、大ホラ吹きでございます! 即刻処刑すべきでございます!」
「まあ、待て。実物を見せて貰えるかな?」
「では、バルコニーの方へ移動していただけますか? そちらで遠見の魔法を使い、我がラセルナ領の方へと続く山を見ていただければよろしいかと」
「うむ。ロイヤルガードはついてこい」
「「「「はっ!」」」」
そして、移動する皇帝陛下とロイヤルガード。その視線の先には俺の作成した取って置きがこちらに向かってくる。
「何だあれは……」
「鉄の船が浮いているだと……」
「本当に空を飛んでいる……」
「中級魔導砲門が左右と下方に100門ずつ、甲板に上級魔導砲門が30門。前方に主砲として伝説級魔導砲門が1門配置されております。ドラゴンを駆逐できます。乗員数は最低で20人から2600人までです。竜騎兵の航空母艦としても使えますので、その場合は1500人くらいまででしょうか」
「戦闘時における運用には最低何人必要だ」
「50人です。それだけ訓練された者達が居れば問題ありません。上級魔法使いや中級魔導師でしたら、30人も居れば可能です」
「何が欲しい? なんでも叶えてやるぞ」
「では、王家が保有している性転換薬のレシピと実物をください」
「ちょっと待て……お前はアレと交換でそんな物よこせというのか!!」
なんか無茶苦茶怒り出したんだけど……なんでだ?
「た、高いですか? でも、あの魔導戦艦は長距離転移システムも搭載してますし、自動照準システムも……」
「安すぎるわ!! というか、一国を滅ぼせるドラゴンを殺せるという事は、少なくとも同じ力はあるのだろうが……それをたかが性転換薬と交換だというのか!! 巫山戯るのも大概にしろ!!」
「巫山戯ていない!! こっちはそれを人生の目的にしていたんですから!!」
「才能の無駄遣いしすぎだ!!」
「いいじゃん、俺の勝手だろ!」
「……もういい。くれてやる。それと、その言葉も許してやる。そうだな……おい、ラセルナを伯爵を辺境伯にしてやれ。あと、あの辺に空いている……あの山の辺りを全てくれてやれ」
気がついたら自が出ていたが、許してくれたようだ。取りあえず、これでいい。しかし、豚の反応が俺の目的を知ったのに鈍い。なぜだ?
「しかし、あんなのを欲しがるとは……まあ、別に困らんからいいが……」
「陛下、次の謁見が控えております」
「そうか。では、ラセルナ辺境伯は下がれ」
「はっ」
「陛下、この度はありがとうございます。言っていない長距離転移の設定などもございますので、こちらの取り扱い説明書をお読みください。特に中ごろの冊子はよくお目をおとうしください」
「わかった。後日改めて呼ばせてもらう」
分厚い説明書を渡して、豚と一緒に帰る。その後、迫ってくる豚をあしらいながら、今日のパーティーの準備を行う。もちろん、密かに監視がついた事を確認した。
パーティーの時間になり、無数の貴族で溢れかえる中、俺の紹介がはじまる。それと同時に脳内のリストを確認し、招待した貴族の殆どが来ている事を確認した。やはり、何人かは来なかったが問題無い。
「皆様、本日はわたくしめの為に遠いところ、はるばるとお越しいただきありがとうございます。わたくしめからささやかなプレゼントをさせていただきます」
指を鳴らし、花火をあげる。ただ、音が無く光だけだが。
「綺麗ですな」
「いやー才能があってよろしい」
「あの魔導戦艦があれば、我らの時代でございますな。ぜひ、我が方にも……先ずは公爵様がお先でしょうが……」
「そうだな」
そんな会話が聞こえだした頃、突如、光の奔流がパーティー会場を襲った。それと同時に会場内の外で轟音が響いた。
「な、何事だ!」
「ひぃっ、し、死んでる!!」
「に、にげろぉぉぉぉっ!!」
最初の光で数十人の貴族達がその家族もろとも消滅した。混乱する者達をよそに俺は着替えて何時もの格好になる。ステンノとエウリュアレを呼び出し、戦闘準備を整える。
「く、クレハっ!! な、何事だ!」
「さあ、アタシは知らない。ただの襲撃じゃないかな」
暗い笑みを浮かべながら、壁を突き破って侵入してきた機械仕掛けの魔導ゴーレムを撃ち抜き、石化させる。同時にそれは侵入口を防いだ事になるが、次々に侵入してくるし、石化させる前にレーザーやら両手に指の代わりに取り付けられたマシンガンが乱射されて貴族達が殺されていく。
「お、おま、おまえ、ま、まさかっ、最初から!!」
「えーなんの事かなー? アタシは知らないよ? 契約があるじゃない。ア・タ・シはアンタに手を出さない。でも、他の人がどうしようと、アタシの知ったことじゃないしね……くすくす」
「なっ!?」
「アタシの御蔭でいい気分が味わえたでしょ? わざわざ多数の魔導砲を渡し、陸上魔導戦艦も12隻もあげたんだから。ほら、ここらでそろそろ部隊から降りなよ。後は全部アタシが貰ってあげるからさ」
「き、貴様ぁあああああああああぁぁぁぁっ!!」
俺に殴りかかってくる瞬間、豚は吹き飛ばされた。黒いフードを被った全身黒ずくめによって。
「恨み晴らさせてもらうで」
「な、何を、わ、私を誰だと思って……」
「「ただの豚野郎」」
俺と襲撃者の言葉が重なり、瞬時に襲撃者が豚に接近して腕を引っこ抜く。
「ぎゃああああああああああああああぁぁぁぁぁっっ!!」
「そういえば、誘拐したりした女性とか拷問にかけたりしてたよね。今度は自分の身体で試してみなよ」
「そらええな。ところで、お嬢さんは戦わんのか?」
「アタシが戦うなんて、有り得ないよ。アタシの命が危なくならない限りは大人しく過ぎ去るのを待つだけかなー」
「そっか。なら、大人しくしとり。命は助けたるわ」
「はーい」
俺は大人しく観戦する。俺に助けを求めて来る貴族達は身を守る為に自動迎撃にした浮遊魔導砲台達が問答無用で虐殺していく。ちょっと、遠くに居る奴らも射程内に入れば容赦無く殺していく。手足を引っこ抜かれ、身体を切り刻まれた豚さんは魔法でなんとか生きていた。
「ばいばい父様。後の事は全部任せて。ここに来ていた貴族は取り潰しになるから。でも、ラセルナは別だよ。ああ、驚いてる? 最後に渡した説明書に貴族達の反乱の証拠を渡しておいたんだ。ここで決起集会もするってね。まあ、でも兵が来るのは当分先だと思うけどね」
「外にはアンタラに恨みつらみがある連中をぎょうさん集めて、武器と防具に魔導ゴーレムも与えてやったさかい、兵達は大変や」
「まあ、今から私達がそれを蹴散らしに行くんだけどね」
「そういう訳で、さいならや」
襲撃者が豚の頭を踏み潰して消滅させる。その後、適当な暗殺者の人間を襲撃者と同じ格好にすると、俺が撃ち殺しておく。
「さてさて、ここからは正義の味方と行こか」
「確かに正義の味方だよね。膿を取り除いてあげたんだから」
クトゥグア達を全部出して、外へと踊りでる。襲撃者も姿が身長などや声も代わり、レティシアの姿となる。
「さぁさぁ、楽しい虐殺のはじまりはじまり」
「相手は魔導ゴーレムと暗殺者ギルドなど闇ギルドの人間達や」
屋根を移動し、暴れている魔導ゴーレムにステンノ&エウリュアレの銃弾をお見舞いして、石化から瞬時に崩壊のコンボを与え、放たれるレーザーをクトゥグア達でそらし、民間人や兵達を助けて敵を撃ち殺す。
「まあ、アタシとレティシアの敵じゃないけどね!」
「せやな!」
レティシアはその怪力で魔導ゴーレムを飛び蹴りで貫き、瞬時に離れる。魔導ゴーレムは次々と爆発していく。俺が守りと援護を行い、レティシアが破壊する。もちろん、逃げ出す奴は容赦無くアザトースで始末する。
「た、助かりました」
「気にしないで。ところで、アンタ達の所属は? アタシはラセルナ辺境伯令嬢のクレハ・ラセルナ」
「はっ! 自分は帝都第4防衛部隊です!」
「そう。なら、この先にあるアタシの家が族に襲われたの。悪いけど、生死の確認をお願い。もちろん、民間人を安全な所……帝城に連れて行ってからね。陛下の許可は出ているはずよ。アタシ達は他の人を助けに向かうから」
「了解しました!」
本当の内容は反乱の事と悪徳貴族を狙った暴動が起きるという事だけを教えておいた。それと同時に民間人の救助もお願いしておいた。こちらで解決するからと。
「さあ、お掃除お掃除」
「忙しいな!」
「全くだね!」
俺達は高速で移動しながら暗殺者など闇ギルドの連中と魔導ゴーレムを殲滅しながら帝都を移動しまくる。見つけた民間人や兵士は帝城に逃げるように名乗って誘導する。大金などで雇った闇ギルドの連中を皆殺しにし、本拠地もこちらで押さえて、必要な物を回収の後に破壊する。それらが全て終わる頃にはロイヤルガードなど軍の援軍も到着し、この暴動は鎮圧された。
「協力に感謝します。ですが、帝城にお越し下さい」
「了解」
「まあ、しゃあないか」
俺とレティシアはロイヤルガードに連れられて帝城に向かう。帝城では民間人による大歓迎が待っていた。
「ありがとうございます!!」
「クレハ様!!」
「ラセルナ様、助けていただいたご恩は……」
全ては計画通りに進み、民の心はこちらについた。後は簡単だ。
「みんな、コレを好きに使って! 復興も失った家財の補填も協力するからね!」
大量の食料や衣服、暖房器具、治療品などの物資をアイテムストレージから取りだして大盤振る舞いを行う。
「おい、何をして……」
ロイヤルガード達の言葉は民の感謝の言葉でかき消され、私達は英雄として扱われる。戦いは何も武力だけじゃない。心理戦や経済戦、世論戦などもあるのだ。
「ほら、行くわよ」
「待て」
「あははは、クレハは容赦無いなー」
その後、皇帝陛下と謁見した。
「では、もう問題無いというのか?」
「はい。反乱を起こそうとした貴族は全て片付けました。残っているのはこちらのリストの連中のみです。それと、こちらが闇ギルドから押収した不正の証拠です」
「ご苦労だった。お前には魔導戦艦の事もあるからな。今回のラセルナ辺境伯の事は不問とし、撮り潰した貴族の土地をくれてやる」
「いや、それはいらな……」
「却下だ。こんな面倒な物を沢山押し付けられてもな。ラセルナ領の近くにあるのは全てくれてやる。思う存分開発しろ。ああ、そうだな。没収した資産で魔導戦艦の製造依頼と山を貫く陸路の整備を依頼しよう」
「ちょっ、それって復興資金が欲しければ働けって事じゃ……」
「そうだ。何、あんな魔導戦艦が作れるなら、魔導ゴーレムもお手の物だろう。なんなら、今回襲撃者が使っていた魔導ゴーレムの残骸もくれてやる。アレを作ったのはお前だろう」
「そうですが、アレはお父様が売り払った物をベースに改造された物ですから、わたくしめは関与しておりません。他の技師のせいでしょう」
「どっちでもいいんだよ。今回の事で大量に貴族が死んだ。なら、ちょうどいいから国内の強化に走る。他国を攻める気はないが、混乱する隙を狙う奴らは居るからな」
「ああ、そうですね。残った連中も居る事ですし……」
「そんなん、魔導戦艦で蹴散らしたらええやん。実戦訓練にはええで」
「では、そうするか。ああ、全部で3隻欲しい。納品を楽しみにしているぞ」
「高いですよ」
「構わん」
皇帝陛下からの命令で追加で2隻も作らないといけない。いや、自動生産ラインができてるから動力炉だけなんだけどね。どちらにしろ、早く戻って残りの事の処理だ。後はヘイゼルと団長だけだ。




