48話
エリザちゃんのチートの巻
感想は後日返信します。
報告頂いた誤字は修正させていただきました。
Earth Revolution Onlineというのもよろしくお願いいたします。
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光速を音速に変更しました。
ブラックホールを重力球に変更しました。
必死にアデール村へと逃げるが、その途中でふと思った事があって、俺は逃げるのを止めた。いくらかく乱したとはいえ、このままアデール村に逃げ込めば遅かれ早かれ追いつかれてしまう。その時に俺が居なければ俺は助かるかも知れない。だが、村の人達はどうだろうか?
あんなに簡単に仲間を切り捨てる様な連中が村人を放置する?
そんな事は有り得ない。おそらく見せしめに虐殺されるだろう。現に俺を捕らえる為だけに村を一つ消そうとする様な連中だ。
「なら、覚悟を決めるしかない。親切にしてくれた人達の為にも、ここで決める」
自決用の失敗作を仕込んだ後、俺はその場に魔法陣とシェルターの様な円形の防壁をジュブの力で形成する。
準備をしていると、エリザとレティシアの気配が掻き消えた。それと同時に強大な気配がこちらへと真っ直ぐに最短距離を接近して来る。どうやら、かく乱は意味をなさなかったようだ。
俺は自動発動をセットして、待ち構える。
ヘイゼル
邪魔者の処理は完了した。だから、私はジルに連絡を取る。そして、元の位置に転移する。転移自体はジルの力だ。使い魔契約でジルの力を一部貰っているのだ。
「さて、ジル。目標はどこだ?」
「主の位置から、北東へ506キロの所にいやがります」
「止まっているのか?」
「そうでやがりますね。どうやら、恐れ多くも主を待ち構えて居るのでやがります」
「諦めたか。まあ、どうでもいいか。悪魔にとって契約は絶対だ。悪いが、その身を頂こう」
真紅の牙の団員として団長に従う代わりに衣食住を保証し、三食昼寝付きという事で契約したのだが、美味しい負の感情を食べられる上に、まともな戦いが出来るとは思ってもいなかったな。
「しかし、捕獲というのはやはり面倒だな。そろそろ契約破棄してもいい頃なのだが…………」
「いや、契約破棄とかできねえでありますよ?」
「何? 契約破棄が出来ないとはどういう事だ? 私の実力なら力尽くでも可能だろう?」
ジルニトラは宙に浮きながら、魂に刻まれた契約書を具現化させた。
「無理でやがります。主が適当に契約しやがったから、期限設定がされてないのでやがります。この場合は契約者の死亡か、真紅の牙が滅ぶ、契約者側の契約不履行が無い限りは破棄は不可能とジルは判断してやるのであります」
「…………」
「普通は低級悪魔が習う常識でありやがりますが…………大悪魔がこれとか…………クスクス」
「五月蝿い。こっちは初めての契約だったんだぞ。生まれてこの方、殺し合いしかしてないのに理解できるか。というか、習ってすらいないぞ」
「あーそういえば、あそこは敵対勢力と戦う為の力を付ける所でやがりましたね」
「まぁ、良いさ。所詮は人間だ。簡単に死ぬし、この世界なら寿命もたかだか80年も無い。その間はこれまで通り、アジ・ダハーカの後継者を探し出して殺せば良いだけだ」
「それが主にとっては一番でやがりますね」
まあ、契約当時は適当に過ごして居たが、時たま襲いかかって来るアジ・ダハーカの後継者が居るので、こちらも裏世界にコネを持つ真紅の牙を利用して情報収集をさせて貰っている。御蔭で既に数体の後継者を殺して、その力を吸収している。だからこそ、これ程までに成長しているのだ。アジ・ダハーカの力というのは凄まじい限りだ。
「それに私は考えるのは苦手だ。一々考えるより、殺して魂を吸収した方が早い。戦いの事は考えるがな」
「いや、いくら魂から情報を引き出せるとはいえ…………いや、まあ主はそれでいいでやがりますよ。裏方はジルが引き受ければいいだけでありやがりますし」
「では、頼む。私は戦略の破壊はできても、戦略を立てるのは無理だ。局地的な戦術が限界だからな」
「了解でありやがりますよ」
「じゃあ、私は罠ごと踏み砕きに行く」
「御意」
クレハという目標に向かって徐々に速度を上げて向かう。
程なくしてそこにたどり着いた。そこには巨大な鉄で出来たドーム状のシェルターが有った。私が地面を踏んで近づくと、行き成り地面が爆発した。
「地雷か…………それだけではないな。空中版の機雷まで有るのか」
トゲトゲが沢山付いている球体の物が多数浮き、地面にはこれでもかという程の地雷。だが、私には関係無い。この程度でダメージを負うようなやわな身体をしていない。だから、堂々と無視してシェルターに接近し、アンサラーで叩き斬る。
斬り裂いた場所から中に入ると、中は暗い。だが、大悪魔である私には昼間と同じように見える。だから、奥の方で水晶みたいな物を抱きながら震えて泣いている少女の姿がよく見える。
「チェックメイトだ。私と来て貰おうか」
「いっ、嫌っ!! 来ないで…………」
彼女の言葉を無視して、私は近づく。そして、中央に近づいた時…………彼女は激変した。
「アザトース」
『リミッター解除。高次元領域で術者と接続。統合完了』
「飛べ、ゼロドライブ」
膨大な魔力が水晶と彼女から吹き上がる。それは正に暴走状態という言葉が有っている。魔力の嵐で彼女自身も傷ついているのだから。そして、私の足元には転移魔法陣が発動されている。
「無駄な足掻きだな」
「それはどうかな? 今度こそ本当に終わらせてやる!!」
そして、転移魔法が発動し、私の視界は暗転し、次に開いた場所は月光に照らされる美しい神社。感覚からして閉鎖空間…………ダンジョンのようだ。
「良く来たな」
「3度目か」
「そうだ」
そして、神社の社の前で立っている見知った巫女の少女。だが、その身から感じる力は以前を遥かに超えている。
「ここでならば、私は万全な状態で戦える。マスターの魔力という枷を無くした状態でな」
膨大な力の奔流がその身から吹き上がっている。
どうやら、ここで彼女は私と同等の力を持っているようだ。
「成程。そうか、それが貴様の本気か。面白い」
私はアンサラーとダーインスレイヴを構える。相手の巫女は刀ではなく、真紅の爪を形成した。
「好敵手たるお前に名乗っておこう。私はヘイゼル。大悪魔だ」
「吸血鬼の真祖、ハイ・デイライトウォーカーのエリザだ。さぁ、殺し合いを始めよう」
「ああ」
爪と剣を音の速度で交差させ、衝撃波を撒き散らしながら接近戦を行う。お互いに相手の攻撃を片手でガードしつつ、もう片方で相手を攻撃する。体術も利用して、使える物はなんでも使う。
少しでも隙が出来ると数百回の攻撃を秒速で叩き込む。だが、相手のエリザはそれを無視して逆にこちらを攻撃してくる。御蔭でお互いがお互いの攻撃を喰らい合って結局は大したダメージにならない。ダメージとしてはエリザの方が喰らっているが、ここは相手のホームグラウンド。再生能力が半端なく、まるでどこかの武神みたいに瞬間再生をしてくる。
そんな戦いが5時間程続く。
エリザはこちらの動きを学習して、的確に攻撃を読んでくる。もはや、唯の舞だ。こちらもアンサラーで有る程度は先読みを行っているのだから。
ようやく、ルーチンが確定したと思われたので、エリザに今まで使っていないコートの刃を利用する。こちらの腕をわざと貫かせ、貫いた腕をアンサラーで切断し、コートの刃でもう片方の手を切断してやる。
そして、その場で思う存分、数十個に斬り裂いてやる。
「腕一本か。予想外に大した事なかったな」
しかし、私は忘れていた。こんなボスみたいな存在が自己の領域まで作られてまともな訳が無いという事を。ましてや、それを作ったのがあの中二病を患っていそうな少女だという事に。あのボードとかは靴じゃ駄目なのかとか。
「おい、どうなっている?」
地面を満たしていた水が赤色に変色し、水面全体が真紅に光輝いている。そして、血の様な泡が空中に無数に浮き上がって来る。そして、何より有り得ない事なのは、斬り裂いた肉片の一つが泡に包まれて浮き上がり、急激に体積を膨張させて人型になった事だ。
「ふむ」
その人型は両手を軽く握ったり開いたりした後、こちらを向く。しかし、その存在の気配は目の前に居るのに空間全体からしてくる。
「では、第二ステージといこうか」
蘇った巫女、エリザは前よりも格段に禍々しさを増している。いや、この場合はこちらの言葉が的確だ。姿は変わらないが、確実に第二形態になりやがったと。その証拠に彼女の横には真紅の水で出来た龍が複数存在している。
「おい、第二形態から取り巻き有りとか、どんな鬼畜仕様だ…………」
「安心しろ。第三ステージまで用意してあるらしいぞ」
龍の口から圧縮された水弾が音速で何発も飛ばされる。
「…………クリアさせる気ないだろ」
その弾丸を避け、時には剣で斬り裂く。それは正に弾幕。その弾幕の中にすらエリザは気にせず突撃してくる。
「当たり前だ。私は本来、マスターの守護者であり、このダンジョンのラスボスという存在だぞ。何故、わざわざ負けてやらねばならん。この部屋に転送された奴は皆殺しだ」
彼女にも水弾は命中するが、ダメージを負うどころか、逆に彼女の身体をすり抜けて、私に襲いかかって来る。そして、何より彼女の身体を斬り飛ばしても水の様にこちらの攻撃が微かにしか効かない。
「ちっ」
魔法を付与して戦えば多少はダメージを与えられる。しかし、無くなった部分に水弾が飛んでくると、すり抜けずにその場で補填されて再生するのだ。ダーインスレイヴの効果など関係無いと真正面から否定されている。空いた周りが弾き飛ばされているからだろう。
「これならどうなる?」
試しにアイテムストレージから他の剣を取り出して投擲してみる。剣はエリザに突き刺さって…………一瞬で溶けた。
「おい」
慌てて下を見ると、靴が溶けかけていたし、露出していた皮膚が既に溶けて筋肉の筋が多数見えていた。私は慌てて翼を広げて空に逃げる。空に逃げた御蔭で痛覚が戻り、足に痛みを感じる。そして、皮膚が本来の速度からしてかなり遅いが、ちゃんと再生していく。
「ちっ、気付いたか…………残念だ。もう少しで足を潰せたのだがな…………」
エリザもコウモリの様な翼を広げて空へと上がってくる。水面には多数の龍が出現している。
「痛覚を無効化して溶かすとか、えげつないな」
「感覚に頼るからそうなる。今度は空中戦か?」
「それしか選択肢が無いだろう!!」
効果の無いダーインスレイヴを鞘に戻し、空いた片手で闇属性の魔法、重力球を多数放つ。これは触れた場所で超重力の力を発動させて引き込むようにして対象を押しつぶして極小にして一緒に消滅する。しかし、それは途中で水弾によって強制的に発動させられて防がれる。
「ならっ!!」
空間全体の重力を30倍に上げて押しつぶす。
「今度は私から言おう。無駄…………ではないか」
逆に今度はエリザが闇魔法で同じくらい軽くしようとする。しかし、適正は私の方が高いらしく、10倍程度には出来た。御蔭で水弾がほぼ問題ではなくなった。遅い玉になど対処などはいくらでも出来る。
「なら、龍よ。喰らえ」
今度は龍そのモノが私に襲いかかって来る。もちろん、エリザも一緒だ。斬り裂いては急速に弾幕を張って離れる。先程までの溶かす能力は痛覚を感じさせないように手加減されていたみたく、龍を斬り裂いた瞬間に襲いかかってくる水は触れたら瞬時に溶ける。コートも既にボロボロだが、自動再生の御蔭で何とか持っている。
「化け物め」
「貴様もだろう」
エリザは死なないし、無限に再生出来るのだから、果敢に攻め込んでくる。戦っている間に理解した事が有る。彼女は巧妙にカモフラージュしているが、鳥居などの施設への流れ弾を必ず自身か龍で防いでいる。つまり、この馬鹿げた再生能力と魔力は施設効果だと考えられる。又はそれに類する大切な物だと。
確か、彼女は155だと言っていた。40レベルは私の方が上のはずだが、明らかに彼女の消費魔力は私の数十倍、数百倍となっているはずだ。
「なら、勝機は一つ!」
下に建つ鳥居に向かって突撃する。
「ちっ!」
直ぐに私の進路を3匹の龍が塞いで襲いかかって来る。その龍を斬り裂いて、そのまま鳥居の破壊へと向かう。
「残念賞だ」
「なっ!?」
私は斬り裂いた龍から出現した真紅の槍、鎌、剣に身体を貫かれた。そして、その龍の中心に即座に真紅の水が集まり、人型を取る。
「「「何時から1人だと勘違いしていた? 誰も1人だとは言っていないのに」」」
「馬鹿な…………ごほっ、有り得ない…………だろ…………」
上を見上げると、もう1人のエリザが存在していた。いや、違う。出現していた龍の殆どがエリザの姿となっている。その数53体。
「「「「ふははははは、貴様が景気よく私を切断したからだ」」」」
その言葉に理解した。53という数と空間全体から漂う気配。
「つまり、お前はこの空間…………いや、この真紅の水を媒体に肉片を再生させた…………真紅の水そのモノか」
「「「「正解だ。私は肉片を核にこの空間を満たしている水で再生する。つまり、貴様が私を斬れば斬るほどに数が増える。これが第2ステージだ」」」」
「勝てるかボケっ!!」
「「「だから、勝たせる気など無いと言っている」」」
この空間に入った時点で普通は負けか。
「だが、逆に考えれば…………水を全て消せば良いんだろう?」
「「「出来るのか?」」」
私はエリザ達から離れて闇を召喚して身体を補填する。一度死んだが、一年に三度くらいなら瞬時に蘇られる。
「出来ないはずは無い。所詮、ここは閉鎖空間だ。つまり、特大の重力球ならばっ!!」
「「「確かにそれならば私は重力球をぶつけられない」」」
重力球の効果範囲を増やすだけだからな。
「「「だが、残念だったな。ここに居るのが私以外の真祖ならばそれも有効だった」」」
「何?」
「「「全ては無駄なのだ」」」
エリザ達が目のアイマスクを何事も無いかの様に取った瞬間、全ての魔法が消失した。いや、全て吸収された。真紅の水も魔力も全てだ。
「ご苦労だったな」
自身の分身も全て吸収し、たった一人の少女…………いや、女性が存在していた。姿はそこまで変わっていない。ただ、成長しただけだ。身長が170cmくらいだろう。だが、そんな外見など些事だ。その身から放たれる気配の量は一度だけ会った存在と同等だ。
「喜べ、これが第三形態だ。マスターの想定では第二形態だけなのだが、私自ら用意してやったぞ。封印を解除した完全体たる我をな」
「おい、お前…………自分で外せたら封印なんて意味無いだろう…………」
「はっ、いくら我でも普通は解除できん。この空間だからだ。ここは全てが我の、我だけの為に作られている。我専用に調整して培養された無限に発生する血液の代用たる事もでき、私の意思すら混ぜた水。数々の支援効果に力を増幅する装置。そして、第二形態。我その者が水と融合する事によりこの空間の装置と融合出来る。つまり、我は限界はあれど、無限の力に等しい水を使って封印に亀裂を入れただけの事。本来ならば亀裂を入れただけでは封印解除まではいかないが、貴様の流した血とこの空間に大量に漂っている膨大な魔力。先程貴様が使った魔力も使って亀裂をこじ開け、その力を根こそぎ奪ったのよ。証拠に見てみろ。下の水面はもはやただの水だ。再び我の血肉が入れば別だがな」
「それって唯の無限ループ…………」
この第三形態を倒しても、第一形態か第二形態で復活するんだよな?
わかってる。
「本来、ラスボスや魔王とはそれぐらいしなければならん。昨今の連中は軟弱なのだ」
「…………」
「ふむ。では、我はこう言っておこう。ラスボス戦に魔力やアイテムなど使わず、身体のみで勝ってみせろ!!」
「無茶苦茶だっ!!」
回復も支援もアイテムも無しで肉弾戦のみとか、どんな馬鹿だ。
「ふはははははは、問答無用!」
目の前から掻き消えた様に感じた瞬間、横から殴り飛ばされた。見えない。次元の違う速度だ。殴られただけで下半身が消し飛んでいる。
「ほら、治してやったぞ。だから立て。久しぶりなのだ、もっと我を楽しませよ」
どうやら、此奴は正真正銘の魔王級の様だ。くそっ、簡単な仕事だと思ったのに、蓋を開ければ魔王級の存在と魔力無しでバトルとかどんな無理ゲーだ!
レヴィアタン
「ねぇ、ねぇ、ルシファー」
私は会合中に突如感じた気配を錯覚かと思って、聞いてみる。
「何だ、レヴィアタン」
「星降る月夜の魔王の気配がするんだけど、私の気のせいかな?」
「安心しろ。気のせいじゃない」
ルシファーも感じたようね。
「封印されているはずなんだけどな…………」
「がははは、どっかの馬鹿が蘇らせたんだろうよ」
ベルフェゴールとマンモンも参加してきた。
「どうせ限定的な事だろう。放置で構わん。それよりも、我々が居る魔大陸と人類の住む大陸の間に有った結界が破壊されているのが発見された。幸い、ベルゼブブとアスモデウスで防いでくれたが、相当数の低級悪魔や中級悪魔共があちらに渡った」
「ルシファーの言う通りよ。現在、神との協定で停戦条約中だってのに」
「アスモデウス、神側に連絡は?」
私が聞いてみる。
「したわ」
「我らで始末すると言ってやりたいが、バランスの為に連中も同じ数の使徒を増やして対応するとの事だ」
ベルゼブブが真面目に対応したようだ。感心感心。
「もちろん、元の値に戻り次第解除するそうよ。それと、原因なんだけどさ…………レヴィアタン。アンタの所に居た子のせいよ」
「えっ? いやいや、私の所にそんな事出来る子なんて…………いないよ? 出来る子は全員の所在地判明してるし」
「いや、アンタが送り出したヘイゼルって子供が結界を破壊した事を確認したわ」
「え? あの子ってただの大悪魔よ? あの結界を破壊するとか、私達か公爵級くらいないと…………無理よね?」
アスモデウスの言葉に慌てて弁明する。周りの魔王達からは白い目で見られているから。
「馬鹿か貴様は…………結界破壊のスキルが有れば大悪魔程度でも出来るだろうが。どうせお前の事だから、正規ルートを教えずに適当に放り出したんだろうが」
「非道っ!! それに私は教えたはず…………あれ? 教えてないやー。あははははは」
「はい、有罪」
「だな」
「では、今回の件は全てレヴィアタンの担当という事で決まりだ。各自、解散」
「よーし、後300年くらい寝るかー」
「私はハーレムにでも行こうかしら」
ルシファーの決定に皆はさっさと消えた。そもそも影だけを飛ばしての会議だったけど。
「レヴィアタン様、大量の書類と請求書が届いております」
「ちくしょー、私の遊ぶ時間がー!!!」
「あっ、経費はレヴィアタン様のお小遣いから減らしておきますから」
私は泣きながら、書類と格闘した。ああ、暴れるだけで良かった昔の大戦時代に戻りたい。




