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 十二歳の夏は特別だ。子供が子供として扱われる最後の夏。

 

 1959年。その夏、レイと母親のアメリアはブルーバード・タウンという町で暮らしていた。夏休みに入ってから町の食料品店に母親と共に働き始めたレイは、自分を取り囲む「匂い」が以前よりきつくなっていることに気付いていた。ジャガイモや玉ねぎや、ヌガーの入ったチョコレートの匂い、店に入ってくる様々な客達の様々な匂い。他の人達もこんなに敏感なのだろうか。時折、意味もなく身体の中心が燃えるように熱くなることがあるのも、子供が子供でなくなる兆しの一つなのだろうか。レイはそのことを母に尋ねようかと考えたが、何故か聞くこと自体がタブーであるような気がしていた。

 そんなある日、くたびれた革のジャンバーを羽織った屈強な若い男が店に入ってきた。背中にはショットガンを背負っている。レイはモップを持って店の床を拭いていたが、ドアが開いた途端に漂ってきた血の匂いに驚いて顔を上げた。

 男は缶詰をいくつか取って店のレジに置いた。レイの母は少し緊張した面もちで男から金を受け取っている。

「ありがとうございました」

 この人、人を殺してきたんだろうか? 男が前を通り過ぎようとした瞬間、手が震え、レイはモップを男の目の前に倒してしまった。

「す、すみません!」

 急いでモップを拾い上げたレイは男が立ち止って自分の顔をじっと見ているのに気が付いた。

「いや。いいよ。すまなかったな、脅かして。俺はヴァンパイア・ハンターでね。昨日、他の町で一人やっつけてきたばかりなんだ。どうも俺は無意識に殺気みたいなものを放ってるらしくてさ。小さい子は顔を見ただけで泣きだしたりするんだ」

「そう……ですか」

 闇のように黒く、ぼさぼさと伸びた髪。薄い唇にがっしりとした高い鼻。そして切れ長の目に宿る赤茶色の瞳はまるでヴァンパイアの血を吸いこんだかのように怪しげだ。だが、その表情や声は実に穏やかだった。男の持っているバッグは財布を出す為にジッパーを開けたままの状態だった。

「そのバッグの中には何が入ってるんですか?」

 何だか判らないが危険な気配がする。知りたかった。いや、知らなければならないと思った。

「見たいか?」

 男はバッグの中から木の棒を取り出した。その瞬間、レイは強烈な眩暈を感じた。

「……どうした? お嬢さん。顔色が悪いぞ」

「どうしたの? レイ」

レジカウンターにいたアメリアが心配そうな顔でレイを見ている。

「いえ、俺、男です」

「え? ああ、すまなかった。綺麗な金髪だからてっきり女の子かと」

 レイは肩まで伸ばしたまっすぐな金の髪と優しげな顔立ちのせいでよく女の子に間違えられていた。

「あ、あの……それって」

「ああ、これはトネリコの杭だよ。ヴァンパイアの命はこれを打たない限り絶つことが出来ないんだ」

「大丈夫? レイ。すみません、この子、よく貧血を起こすんです」

 いつの間にかレイの脇に来ていた母がレイを抱えるようにしてレジのほうに連れて行った。

「すみません。少し休ませますので」

「ああ、それがいいな。それじゃ」

男はちょっと戸惑ったように二人の様子を見ていたが、やがて店の外へ出て行った。


 七月一日はレイの十二歳の誕生日だった。レイの母はその日、チェリーパイを焼いてお祝いしてくれた。 

 白い皿に乗せたパイをアメリアが切り分け、小皿に乗せるのを、レイは嬉しそうに眺めている。

 透き通る白い肌にペールブルーの瞳、長く艶やかな金髪。アメリアの美しさはレイの友人の間でも評判だった。

「おめでとう、レイ。ごめんなさいね。プレゼントはまだ買っていないの」

「いいよ、母さん。俺、パイだけで十分嬉しいよ」

 レイは母親譲りの青い瞳を輝かせて微笑む。口に頬張ったチェリーパイはまだ温かく、甘くて優しい味がした。

「うわあ、美味しい!」

「そう、よかった」

 お気に入りの白い花柄のワンピースを着たアメリアはレイの前に座ると、目を伏せ、ふっと軽く溜息をついた。

「ねえ、レイ。あなたは十二歳になったのよ。これからは今までと違っていろいろあるかもしれないけれど、何があっても自分の運命から逃げようとしないで」

 レイはいつもと違うアメリアの口調に気付いた。

「ねえ、それって、その……一人前の男になるってこと?」

 レイは母が精通のことを言っているのだと思った。もちろん、友人からそういうことについては情報を得ていた。

「ええ、まあ。そういうことね」

「大丈夫だよ。皆、同じなんだから」

 だが、アメリアは少し悲しそうな顔で微笑んだだけだった。

「それから、最近、匂いに敏感になってきたでしょう? レイ」

「うん。ねえ、それも大人になることと関係あるの?」

 レイは一番聞きたかったことを母のほうから持ちかけてくれたことに少しほっとした。

「ええ。でもね、レイ。このことは誰にも気付かれちゃ駄目よ。例え相手が友達であってもね」

「え……どうして?」

「危険なのよ。あなたの命が危なくなるの」

「それってどういう意味?」

 アメリアはテーブル越しに両手を伸ばしてレイの左手をそっと握った。

「今に判るわ。とにかく、今は私の言うことを聞いてちょうだい、いいわね」

 レイはそれ以上は聞かなかった。母は昔からそうだった。理由を問いただそうとすると話を終わらせてしまう。それ以上は何を聞いても無駄だった。


――母さんは何を隠してるんだろう。でも、しつこく聞くことは母さんを苦しめることになるんじゃないだろうか。だったら……そんなことは知らなくたっていい。


「判ったよ、母さん」

 レイは二個目のパイに手を伸ばした。


 それから一カ月ほど過ぎた八月の初め、無地のグリーンの半袖シャツを着たレイは木陰にある公園のベンチで友人二人を待っていた。クラスメイトのテリーとジャッキーはレイがこの町に引っ越して以来の友人だ。テリーは活発で、スポーツ万能。だが、将来の夢はスポーツ選手ではなく、ヴァンパイア・ハンターだった。ジャッキーは背が高く、クールな性格で、成績もトップクラスだった。

 日差しの強い真昼の公園は行きかう人もまばらだ。目の前にある広場の池の噴水から勢いよく水が噴き出して、少しひんやりとした風を運んできた。

 レイはあまり暑さを感じない。汗もほとんど掻かない。それが普通ではないこと自体、彼自身が気付くはずもなかった。

 二人が近付いてきていることをレイは視覚よりも嗅覚で感知した。人にはそれぞれ固有の匂いがある。だが、今日の匂いは少し違う。テリーのほうだ。


「大丈夫か、テリー」

「ああ、なんてことねえさ、こんな怪我」

 茶色い巻き毛のテリーはそばかすだらけの顔を歪めて片腕を押さえていた。青いチェックの半袖シャツから覗いた右の二の腕には数本の切り傷が出来ていてそこから血が流れ出ている。

 白い開襟シャツにさらりとしたアッシュ・ブロンドのジャッキーは彼の横から心配そうに傷口を覗きこんでいる。

「どうしたんだよ、テリー。怪我してるじゃないか!」

「いや、猫が車に轢かれそうになってさ。こいつ、飛び出して猫を助けたはいけれど、見事に引っかかれたってわけ」

 テリーは犬や猫に対してはとても優しい。だから、クラスの女の子達からの人気も高かった。

「なるほど。お前らしいな、テリー。でも、その傷は酷いな。早く消毒したほうが……」

 レイはそう言いながら目の前までやってきたテリーの傷口を見た。その途端、例えようもないほど妙な感情が湧きあがってきた。傷口から漂ってくる新鮮な、甘い、美味そうな血の匂い。


――あの傷口にむしゃぶりついて血を啜りたい。


 瞬きもせず傷口を見つめながら、ゆっくりと立ち上がり、舌なめずりをする。

「……おい、どうした、レイ。具合でも悪いのか?」

 レイはその言葉で我に返った。ジャッキーは少し不審そうな目で彼を見ている。

「ああ、暑いから、ちょっと気分が悪くなっただけだよ」

 だが、一番、自分の感情の変化に驚いたのはレイ自身だった。いったい今のは何だったのだろう?

「そうなのか? なんかご馳走を見つけた犬みたいな顔になってたぞ」


――犬? いや、血がご馳走に思えたなんて、まるで……


「とにかく、早く診療所に行こう」

 レイは不安を振り払うように頭を振ると、ベンチを守っていた樹木の影から強い日差しの中へと歩み出た。


 三十分後、しょっちゅう怪我をしているテリーの行きつけの診療所で消毒を済ませると、三人は住宅街の外れにある古ぼけた一軒家に向かって歩き出した。

「そういえば、今日は誰の家に行くの? テリー」

「そうだな、僕も聞いてないけど、君の知り合いなのか?」

 ジャッキーもまた、今日の訪問先について聞いていなかったようだ。

「ああ。あそこにさ、凄腕のヴァンパイア・ハンターが住んでるんだ。だから、話を聞かせてもらおうと思ってさ」

「君、行くって言ってあるのか?」

「いや。まあ、行ってみりゃ何とかなるさ」

 テリーはジャッキーの顔を見てにやりと笑った。

 

――ひょっとして、あのハンターのことだろうか。


 レイはあの男に再び会うことが少し怖かった。でも、彼自身もヴァンパイア・ハンターには憧れを抱いていた。話を聞いてみるのも面白いかもしれない。


「おい、本当にここに住んでるのか? 凄腕のヴァンパイア・ハンターとかいう奴は」

 ジャッキーは髪を掻きあげながら落ち着かない様子で、薄汚れた木のドアを見つめている。

「ほんとだよ。俺、バーに勤めてる兄貴に聞いたんだから間違いないよ。このところ毎日呑みにきてるらしいぜ」

 テリーはレイの肩をぽん、と叩いてこう言った。

「なあ、レイ。お前、ノックしてみろよ」

「え、どうして俺なんだよ」

「ほら、お前って人当たりがいいしさあ、まあ、とにかくこんなところでうろうろしてたら、まず……!」

「うわっ!」

 いきなりドアが開き、酒臭い仏頂面が顔を覗かせた。

「何だ、お前らは?」

 男はそう言いながら、射抜くような鋭い眼差しでレイ達を睨みつけてきた。


――やっぱりあの男だ。


「ああ、誰かと思ったら、あの店のバイトか。レイ、だったっけ。もう身体は大丈夫か?」

「ええ」

「何だ、知り合いかよ、レイ」

 テリーがちょっと不満そうな顔でレイを見た。

「うん、まあ……」

「で、何の用だ?」

「あ、あの、その……俺達、ハンターに憧れていて、それで、ぜひお話を聞きたいと思いまして」

「お話? 俺はコメディアンじゃねえし、面白え話なんか何にも出来ねえけどな。でも……まあ、いいか。暇だしな。入れよ」


 くたびれた茶色い綿シャツにジーンズのこの男はダークと名乗った。

「どこか適当に座ってくれ。客なんて来たことねえから何にもねえけどな」

 家の中は雑然としていた。雑誌や、脱いだままの衣服がそこらじゅうに積まれている。部屋の中央に置かれたソファは背もたれが破れ、綿がはみ出していた。

「俺は年中、引っ越してるんでね。ここはアパートよりも家賃が安くてさ」

「知ってます。この家は借り手がいなくてずっと空き家になってたんですよ」

 ジャッキーはこの町のことを何でも知っている。それは美容師で噂好きな母親の影響だった。

 テリーはそっとソファに座ったが、それだけでも埃が舞い上がった。ジャッキーが埃を吸いこんでしまったのか、盛大にくしゃみをした。

 レイがテリー達の向かい側のソファに座ると、ダークは紙コップを三つ持ってきた。レイ達の中央で埃をはらうように意味もなく手を振り回してからテーブルにコップを置き、コーラを注ぎ始めた。

「まあ、それでも冷蔵庫だけは使えるからな、いつでも冷えたビールが飲める」

「ダークさん。俺、将来ハンターになりたいんです。ヴァンパイアを仕留めた時ってどんな感じですか?」

 テリーは身を乗り出し、目を輝かせながらダークの返事を待っている。

「どんな感じかって? まあ、複雑な心境だな。勝ったことに対する高揚感はあるが、同時に相手の命を奪った罪悪感も感じるんだ。ヴァンパイアが死んでいくのを楽しめるハンターももちろんいるが、俺は金を稼ぐためにやってるだけだからな」

「そうですか。俺なら平気だな。だって、奴らはモンスターだし」

「まあ、確かにそうだがな。でも、彼らは見た目は人間と同じだし、俺に出会うまでは普通の人間として暮らしてきたんだ。それを考えると、俺は割り切って考えることができなくてね」

 この人、本当は優しいんだな。レイはそう思ったが、やはり、彼のイメージとしてのヴァンパイアは人を襲い、血を啜る恐ろしいモンスターだった。

「あの、武器をみせてもらってもいいですか?」

 テリーの興味はすでに武器のほうへ向いていた。

「ああ、いいよ。見せるだけならな」

 ダークはテーブルの上に武器を並べて見せた。ショットガン、ニードルガン、そしてサバイバル・ナイフ。

「俺はこれだけしか使わねえ。ナイフは接近戦になった時に役に立つ」

「もう、何匹くらい殺ったんですか? ダークさん」

「さあな。いちいち数えちゃいねえから」

「へえ、そうなんだ。あの、これ、すげえかっこいいですね」

 テリーはそう言いながら、黒光りするショットガンに手を伸ばしていた。

「駄目だ! 玩具じゃねえんだぞ!」

 突然の怒鳴り声に、テリーはびくっと身体を震わせて手を引っ込めた。

「す、すみません」

「いいか。こいつは俺の命を守ってくれる大事な相棒だ。子供が面白半分に触ってみるもんじゃねえんだ」

 ダークの剣幕に驚いて、ジャッキーが立ち上がった。

「すみません。こいつ、遠慮ってものを知らなくって。それに単純に武器を持つことに憧れてるだけなんで、許してやってください」

「まあ、いい。俺はいつも、ヴァンパイア共と真剣勝負をしてるんだ。殺すか、殺されるか、選択肢は二つだけ。ハンターとはそういう仕事なんだ。よく覚えておけよ、テリー」

ダークは武器をテーブルから片づけ始めた。ジャッキーはゆっくりと腰を下ろした。テリーはダークの背中を睨むと、ぎゅっと唇を噛み締める。

「ああ、そうだ。ダークさん、あなたもヴァンパイアの牙とか集めてるんですか?」

 それは場の空気を和めようとジャッキーが発した言葉だった。

「牙だって? ああ、そういう連中もいるがな。俺は賞金を受け取るための牙以外は奪わないことにしている。せめて一本くらいは残しといてやんねえとな」

 テリーは立ち上がると、部屋のあちこちをウロウロし始め、くしゃくしゃになった毛布が掛ったベッドの枕元に置いてある紙の箱の中を覗きこんだ。

「うわ! これ、何ですか」

 ダークはテリーに近寄り、肩を掴んで押しのけた。

「触るな!」

「触ってないですよ! 聞いただけです!」

 ダークは返事もせずに箱を抱え上げると、しばらく中を覗いていたが、やがて、テーブルの上までそれを持ってきた。

 レイとジャッキーは恐る恐る中を覗きこんだ。箱の中には様々な装飾品が入っていた。腕時計、懐中時計、万年筆、ネックレス、そして指輪。レイはそれぞれの物が独特の匂いを放っているのに気付いた。それは、少し母の匂いに似ていた。

「これ……何ですか?」

「これか。これは俺が狩ったヴァンパイアの持ち物だよ、レイ」

「へえ、戦利品ってわけですか」

 テリーがちょっと軽蔑を含んだ口調で呟いた。

「いや……。違うな。これを見て、狩った時のことを思い出して満足するとか、そういうことじゃない。ヴァンパイアの死体は俺達ハンターが狩った後はゴミとして処理されてしまう。存在そのものが消えてしまう。持ち物も一緒にだ。俺は最初の頃は黙ってそれを見ていたが、ある時、それが耐えられなくなった。せめて俺だけでも存在を覚えておいてやりたいと思ってね。彼らの持ち物を一つ、預かることにしたんだ」

「預かるなんて……結局奪ってるじゃないか」

 テリーの口調がだんだん辛辣になってきた。だが、ダークはもう反論しようとはしなかった。

「まあ、そうだな。まったく、俺は何をやってるのかな」

 ダークは自嘲気味にそう呟くと、箱に手を突っ込んで銀の指輪を二つ取り出した。

「これはペアの指輪なんだ。もう五年くらい前かな。ある町で俺は男のヴァンパイアを狩ったんだが、牙を抜いているときに女が近付いてきてね。で、彼女はこう言ったんだよ。『あたしも殺してください』って」

 ダークは二つの指輪を手の中で転がしながら、ふっと溜息をついた。

「俺は断ったよ。いくらヴァンパイアでも無抵抗の女を殺すのはごめんだ。だがそう答えると、女は死に物狂いで俺に飛び掛かってきた。俺は首筋を噛みつかれそうになって、気が付いたらナイフで胸を突き刺していた。彼女は俺が杭を打とうとした時、微笑んで『ありがとう』って言ったんだよ。その時からだ。彼らの持ち物を……奪うことにしたのは」

 三人は黙ったままだった。何を言えばいいのか判らなかった。空気が重い。

「そろそろお暇します。ありがとうございました、ダークさん」

 ようやくジャッキーが呟くと、レイとテリーはほっと胸を撫で下ろした。

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