孤独に殺されかけて/Wait
孤独に殺されかけて
誰にもオレの孤独はわからないと 心から叫んでみても
誰にも届かなくて 誰に届いても欲しくなくて
孤独に殺されかけて 今夜ひとり世界の片隅で
おまえらにはわからないだろう いつも誰かが傍にいて 笑いかけてくれて
腕を組んで 肩を組んで 冗談を言い合って 肘で小突き合って
この気持ちの百分の一もわかりはしないだろうことくらいわかっている
誰もがひとりで孤独に殺されかけている
今夜も 朝日が昇るまでに 誰かが孤独に殺されて
世界の片隅で 夕陽が沈むその前に
孤独なんて頭の中の想像物 考えれば考える程 傷は深くなっていく
ベッドの下のブギーマン 想像上の恐怖は現実のものとなっていく
脳にある不思議な力が働いて
孤独に殺されかけて
誰にもオレの孤独はわからないと 心から叫んでみても
誰にも届かなくて 誰に届いても欲しくなくて
孤独に殺されかけて 今夜ひとり世界の片隅で
世界の片隅の友よ 聞こえているかい
孤独に殺されかけている多くの同志たち
眼を開いて 心を開いて 周りに注意を向けてくれ
些細なことが見えてくるから 心の声が聞こえて来るから
鏡に映る自分の姿 それ以外に人の姿は見当たらない
自分に向かって 中指を立てても 変わらない現実
しかし微笑みを見せたとき 何かが変わる すべてが変わる
孤独に殺されかけて
誰にもオレの孤独はわからないと 心から叫んでみても
誰にも届かなくて 誰に届いても欲しくなくて
孤独に殺されかけて 今夜ひとり世界の片隅で
でも気づいているだろう 殺されかけているだけで まだ殺されたわけじゃないって……